昭和25年度中における貯蔵品の購入額は26億6千3百余万円で、貯蔵品の使用額は29億8千2百余万円であつて、貯蔵品の翌年度繰越額は14億7千8百余万円となつており、前年度に比べ繰越額は漸減しているが、なお保有量に対する規制の余地はあるものと認められる。
本年度中の物品の調達及び受払経理等の状況を見るに、貯蔵品又は事業品の調達については数量、価格等が適当でないもの、不急又は不適品を調達したもの、貯蔵品又は事業品の保有受払については貯蔵品を必要以上に事業品として払い出したもの、事業品の退蔵となつているものなどがあり、その他現品と帳簿面とが符合していないものが見受けられる。
これらのおもな事例をあげれば次のとおりである。