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  • 昭和25年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項及び是正事項|
  • 第1 日本専売公社|
  • 不当事項|
  • 財務諸表

資産の部 固定資産


(1007) 資産の部 固定資産

(1) 本社で、建設用資材(鋼材、床板、リノリユーム等)7,799,133円を昭和25年10月から建設仮勘定で整理する取扱となつたのにかかわらず従来のまま資産外物品としていたため、建設仮勘定から脱漏している。

(2) 仙台地方局で、25年度中に新築、増築、改築など施行した盛岡支局たばこ倉庫新築その他工事外63件24,936,297円の計上を脱漏したのと、集計の際における誤算に因り72,102円計25,008,400円が建物及構築物勘定に過少計上となつている。

(3) 大阪地方局で、同年度中に施行した赤穂支局構内軽便軌道修繕工事外1件2,698,195円のうち、建物及構築物勘定に計上した201,600円を差し引いた額2,496,595円が同勘定に計上もれとなつている。
 右は、既設老朽軌道の全部を更新したものと、新たにほ床及び盛土工事を施行したものであるから固定資産の増として計理すべきものである。

(4) 岡山地方局で、同年度中に施行した鳥取支局庁舎新築その他工事外11件について公社で支給した資材(ルーフイング、亜鉛鍍鉄板等)の価額840,845円は、建設仮勘定に受け入れていなかつたのに、工事完成の際誤つて建設仮勘定から建物及構築物勘定に振替整理をしたため、同額だけ建設仮勘定において過少計上の結果となつている。

(5) 水戸地方局で、建設仮勘定に6,002,734円が過大計上となつている。
 右は、下館出張所庁舎新築工事外4件の工事が25年度末まだ施行中であり、債務未確定のため26年度へ予算繰越をしているのに繰越工事費5,839,900円を建設仮勘定に計上したのと、右工事用公社支給品(金網、丸釘等)の価額162,834円を重複計上したなどに因るものである。