ページトップ
  • 昭和25年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項及び是正事項|
  • 第2 日本国有鉄道|
  • 不当事項|
  • 財務諸表|
  • 負債勘定

未整理項目


(1050) 未整理項目

 未整理項目の計上額は総額783,375,629円となつているが、このうち次の2件計725,910,644円についての未整理項目計上は適正な処理とは認め難い。

(1) 右のうち、714,153,047円は用品勘定の回収超過相当額であつて、昭和25年度の用品経費総額、9,887,388,825円に対して7%に上つているが、これを当年度において調整しなければ用品の供給を受けた鉄道経費等の損費勘定ではそれぞれ必要以上に高価な用品を使用したこととなり、したがつて、当年度の損費はそれだけ過大に計上されることとなる。

(2) 11,757,597円は資材局で発注済で未入手の備品、消耗品の代金相当額について引当金を設定したものであるが、右備品、消耗品はいずれも26年度の使用引当のものと認められるのに、これを25年度所属経費として損費に計上し、引当金を設定したものである。