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  • 昭和26年度|
  • 第1章 総論|
  • 第2節 国庫金及び国有財産

国有財産


第2 国有財産

 昭和26年度国有財産増減及び現在額総計算書における年度末国有財産現在額は、2762億6千2百余万円であつて、前年度末現在額2716億4千5百余万円に比べ46億1千6百余万円の増を示している。

 右は、年度中における増加額が行政財産において618億4千7百余万円、普通財産において617億8千2百余万円計1236億3千余万円あり、他方、減少額が行政財産において124億8千7百余万円、普通財産において1065億2千6百余万円計1190億1千3百余万円あつたためである。

 いま、その増減のおもなものを示せば、増において出資による有価証券類483億5千2百余万円、工作物及び機械器具の新増設313億5千余万円、建物の新築103億6千7百余万円等があり、減において出資金の回収930億8千5百余万円、土地建物その他の誤びゆう訂正47億9千3百余万円等がある。

 しかして、国有財産法施行令(昭和23年政令第246号)第23条の規定により27年3月31日の現況において国有財産を総合評価した額は8834億4千6百余万円であつて、26年度末国有財産現在額の3倍余に当つている。

 又、昭和26年度国有財産無償貸付状況総計算書における年度末無償貸付額は1億5千6百余万円であつて、前年度末無償貸付額7千余万円に比べ、8千6百余万円の増加を示している。