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  • 昭和26年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項及び是正事項|
  • 第2 総理府

(終戦処理関係の分)


(終戦処理関係の分)

 終戦処理関係経費の経理についてみるに、連年同種の調達要求が繰り返されるものが多く、これらについてはおおむね軌道化した状況で、特に労務及び役務の提供について改善の跡が認められるが、物品の調達については、契約規格と相違するものの納入に対し処置当を得なかつたもの、購入価額が高きに失したものなどの事例が別項に記載したとおり3件あり、工事についても、本年度はその大部分が小建設工事と維持修理工事であるが、工事の監督者と契約の担当者との連絡が不十分であつたり、設計が適当でなかつたなどのため支払額が適正を欠いたなどの事例が別項に記載したとおり4件ある。