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  • 昭和26年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項及び是正事項|
  • 第10 郵政省|
  • 是正させた事項|
  • 役務

郵便専用自動車請負契約において車種の指定を誤つたもの


(906) 郵便専用自動車請負契約において車種の指定を誤つたもの

(郵政事業特別会計) (款)事業支出 (項)事業費

 札幌郵政局で、北海道郵便逓送株式会社に請け負わせている帯広郵便局、駅間の郵便専用自動車請負契約においては、郵便物積載荷量を1日平均4,990キログラム(運送回数10回)及び5,734キログラム(運送回数9回)として車種大型B級車を2両配車することとしている。しかし、昭和26年10月、帯広郵便局で調査した積載荷量はそれぞれ1日平均1,005キログラム及び1,065キログラムとなつており、その後も大差がないものと認められる状況であるから、少くともその後契約を改訂した27年1月以降においては、大型車を配車することは必要でなく中型車以下に改訂すべきもので、中型車を配車することとすれば、請負料金は26年度第4・四半期分だけでも166,308円(月額55,436円)を節約することができたものと認め、27年6月本院会計実地検査の際注意したところ、9月中型車を配車するように契約を改訂した。