(款)建設改良費 (項)諸設備費
日本国有鉄道岡山鉄道管理局で昭和27年2月株式会社大本組外2会社に請け負わせた津山工事区建物設置工事及びこれに伴う設備工事の代金として、岡山地方経理事務所で2,554,483円を支払つたものがある。
右工事は、第二吉井川橋梁改良工事の監督を主目的とする工事区の事務所等に充てるため津山口駅構内に施行したものであるが、この改良工事現場附近の院庄駅構内には27年2月に修繕を完了したままか働していない岡山地方資材事務所院庄製材工場があつて、当時これを廃止することが立案されており、且つ、その事務所、倉庫、詰所、宿舎、浴場、自動車庫、危険品庫、電燈、通信、給水等の諸設備は有姿のままで工事監督上一層有利に工事区の設備として利用することができるものであるから、これを利用することとすれば前記工事区諸設備は新設する必要がなかつたものである。
なお、前記遊休の製材工場施設は27年6月本院会計実地検査当時売渡の手続をとつていた状況であつた。