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  • 昭和26年度|
  • 第3章 政府関係機関の会計|
  • 第2節 各政府関係機関別の不当事項及び是正事項|
  • 第2 日本国有鉄道|
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工場用水の使用に当り処置当を得ないもの


(1187) 工場用水の使用に当り処置当を得ないもの

 日本国有鉄道長野鉄道管理局長野工場で、昭和26年度中に長野市営水道の水を使用したものが310,756立米、2,641,426円あるが、一方、同工場に施設されている井戸の利用状況をみるに、25年度中には142,800立米を使用しているのに、26年度中にはわずかに30,497立米を使用したにとどまつている。
 右は、揚水のための電力料金を節約するため井戸水の使用を減じたものであるというが、そのためかえつて多額の水道料金を支払う結果となつたもので、もし26年度において25年度と同量の井戸水を使用したとすれば、揚水電力料において約15万円増加するが、水道料金において約95万円減少するのでその差額約80万円を節約することができた計算である。