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  • 昭和27年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項および是正事項|
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  • 工事

工事の出来高が不足していたもの


(533 ) 工事の出来高が不足していたもの

(一般会計) (組織)国立学校 (項)大学附属病院
 千葉大学で、昭和27年9月、八洲建設株式会社に医学部附属病院精神科病とう修繕工事を2,880,000で請け負わせているが、検収および監督が不十分なため300,217円が出来高不足となっていたので注意したところ、28年4月請負人の負担で手直しをした。
 右工事のうち陸屋根防水工事は契約図面によれば押えシンダーコンクリートおよび同目地の厚さ平均2寸、防水モルタル塗りおよび同目地の厚さ6分となっているのに、28年3月本院において実測した結果によると、押えシンダーコンクリートおよび同目地は厚さ平均1寸5分、防水モルタル塗りおよび同目地は厚さ3分であって出来高不足であるのに、契約どおり完成したものとして検収したため請負代金の全額を支払ったものである。