(組織)郵政本省 (項)電波監理総局
郵政省電波監理局で、昭和27年度中、東京芝浦電気株式会社ほか5会社から真空管1R5ほか6点(2,947個)を2,640,760円で購入しているが、27年度所要量はそのほとんど全部が前年度からの繰越数量で足りたものであるのに、各地方部局の受払の実態をは握していなかったため過大調達となっている。
すなわち、26、27両年度における本品受払状況は左のとおり
| 品名 | 26年度 | 27年度 | ||||||
| 受入高 | 払出高 | 残高 | 受入高 | 払出高 | 残高 | |||
| 繰越 | 購入 | 計 | ||||||
| 1R5真空管 | 個 605 | 個 303 | 個 302 | 個 302 | 個 825 | 個 1,127 | 個 348 | 個 779 | 
| 1U5〃 | 618 | 239 | 379 | 379 | 788 | 1,167 | 375 | 792 | 
| CZ−501V〃 | 470 | 76 | 394 | 394 | 230 | 624 | 103 | 521 | 
| CZ−504V〃 | 440 | 44 | 396 | 396 | 190 | 586 | 59 | 527 | 
| CZ−511〃 | 505 | 205 | 300 | 300 | 215 | 515 | 83 | 432 | 
| 6AS7GT〃 | 190 | 31 | 159 | 159 | 310 | 469 | 61 | 408 | 
| 6AC7GT〃 | 461 | 184 | 277 | 277 | 389 | 666 | 152 | 514 | 
備考 25年度から繰り越した全数量を一応精度が悪いものと認め除外した。
であって、26年度末の残高は払出に比べて最高9箇年分から最低1箇年分を保有していることとなるから、27年度の所要量は前年度の繰越数量でほとんど足りるものと推定することができたのに、27年度に更に前記のとおり購入したため、同年度末において過剰残高は更に著増しているものである。