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  • 昭和27年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第12 郵政省|
  • 不当事項|
  • (郵政事業特別会計)|
  • 物件

式紙を過大に調達したもの


(1589) 式紙を過大に調達したもの

(昭和26年度)

 郵政省で、昭和26年度中、株式会社久栄社印刷所に原紙254,280枚(価額6,362,898円)を官給して保険契約申込書7,910,000枚の生産を請け負わせ、その工賃として1,568,760円を支払っているが、調達計画が適切を欠いたため約550万枚(原紙代約440万円、工賃約110万円)が過大な調達となっている。

 右は、調達計画を立てるにあたって、募集目標件数を基準とせず、各郵政局の準備要求数量をそのまま基準としたもので、各郵政局の26年度分準備要求数量13,792,350枚に予備量としてその25%を加えた17,240,400枚を総所要量とし、これから本省および各郵政局の25年度末在庫見込量5,819,200枚を控除した11,421,200枚を11,500,000枚と査定して要調達数量とし、そのうち一応7,910,000枚を調達しているが、この計画を立てるにあたっては、当然保険募集目標件数を基準とし、これに必要予備量および持越在庫量を勘案して要調達数を決定すべきものと認められる。もし計画にあたってこれらの点を考慮したとすれば、既に25年12月には26年度保険募集目標は6,000,000件と決定されていたのであるから、目標件数相当量6,000,000枚に予備量としてその20%とこれに次年度第1・四半期分として更に総数の30%を加えた計9,360,000枚程度を総所要見込量とすべきであり、他方、本省および各郵政局の25年度末実際在庫量は7,036,100枚であるから、これを差し引いた2,324,000枚程度のものを購入すれば足りる計算となる。現に、26年度末においては、本省および各郵政局の在庫は9,503,750枚の多量に上っている。