郵政省で、昭和27年6月から28年2月までの間に4回にわたり、東京通信化学工業株式会社ほか2会社から黒色肉じゅう14,400かんを7,667,100円で購入しているが、調達計画が適切を欠いたため約8,800かん価額約467万円のものが過大調達となっている。
右は、その調達計画を立てるにあたって、本省の標準在庫量を約1万かん、各郵政局を通じた標準在庫量を約1万2,000かんとし、毎四半期末にこれに対する不足分を報告させ、この不足分を補充するため購入したものであるが、25、26両年度の払出平均は16,463かんであるから前記標準在庫量は著しく多量に失したものであって、いま、仮に右16,463かんを基礎とし、これに翌年度第1・四半期分として3箇月分4,115かんを加えた20,578かんを年間総所要量とし、これから前年度繰越量15,072かんを控除した5,506かんを要調達数とすれば、約8,800かん価額約467万円のものは購入する必要がなかった計算となり、現に、27年度末においては、27年度中の払出量10,998かんを上回る19,260かんを保有している状況である。