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  • 昭和27年度|
  • 第3章 政府関係機関の会計|
  • 第2節 各政府関係機関別の不当事項|
  • 第3 日本電信電話公社(電気通信事業特別会計を含む。)|
  • 不当事項|
  • 物件

購入物品を長期にわたり使用しないて廃棄する結果となったもの


(1811) 購入物品を長期にわたり使用しないで廃棄する結果となったもの

 日本電信電話公社九州電気通信局熊本電気通信管理所ほか23箇所(注) で、防火塗料タフペイントを長期にわたり使用しなかったため、昭和27年3月から28年6月までの間に5,800キログラム価額1,020,800円のものを廃棄したものがある。

 右タフペイントは、26年3月、九州電気通信資材部が大進興業株式会社から内装用7,230キログラム、外装用4,820キログラム計12,050キログラムを2,120,800円で購入し、物品保管所、宿泊室その他危険箇所の防火塗料として、同月、熊本電気通信管理所ほか34箇所に配付したものであるが、該品は湿気を帯びると硬化し使用不能となるので長期間の保存には適せず、配付後早急に塗装すべきことを九州電気通信局保全部長から指示されたにもかかわらず、前記箇所では早期に使用しなかったため硬化して使用に耐えなくなり、廃棄したものである。

(注) 熊本、八代、玉名、本渡、諫早、福江、福岡、小倉、久留米、大牟田、直方、飯塚、大分、佐伯、別府、日田、唐津、延岡、伊集院、川内、鹿屋、種子島各電気通信管理所、福岡搬送、福岡無線各管理所