工事の施行が粗漏て手直しを要するもの

（１０）−（１１）　工事の施行が粗漏で手直しを要するもの

（建設省）　（組織）建設本省　（項）河川等災害復旧事業費

　北海道開発局札幌、釧路両開発建設部で施行した護岸災害復旧工事において、鉄線じゃかごの詰石等の施行が粗漏であるのに現場監督ならびに検収不十分なため、設計どおり完成したものとして経理し工事費の全額を請負人に支払い、手直しを要するものが左のとおり２件７９７，５３２円ある。

	開発建設部	工事	請負人	着工年月完成年月	工事費	手直し所要額
(10)	札幌	雨龍郡北龍村揚水場地先護岸災害復旧	株式会社地崎組	年月 28,12 29,3	円 7,377,714	円 379,532
		護岸延長１２０メートルの復旧にあたり、鉄線じゃかごの詰石は径１５センチメートル以上のもの５３７立米を施行したこととしているが、実際はうち１６１立米はじゃかごから容易に脱落する小径の不適格材を使用していたものである。
(11)	釧路	川上郡標茶町ルルラン23線左岸ほか2件護岸災害復旧	白崎建設株式会社	28,7 〃12	9,171,934	418,000
		護岸延長３９５メートルの復旧にあたり、鉄線じゃかごの詰石は径１５センチメートル以上のもの１，１６９立米を施行したこととしているが、実際はうち１５２立米は小径の不適格材を使用したためその全量が脱落しており、また、右じゃかごの敷砂利も１４０立米のうち７０立米が出来高不足となっている。
	計				16,549,648	797,532