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  • 昭和28年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第8 通商産業省

(アルコール専売事業特別会計)


(アルコール専売事業特別会計)

 昭和28年度におけるアルコール専売事業特別会計の損益計算は、利益勘定36億2千6百余万円、損失勘定30億8千9百余万円で、差引本年度事業益金は5億3千7百余万円となり、予定損益計算の事業益金2億5千余万円に比べて2億8千6百余万円の収益増となっている。
 このように利益が増大した事由は、おもに原料費の低減によるものであり、これがため28年度においては工業用アルコールの販売価格の引下率は2割以上に及んだにもかかわらず、前記益金を生じたものである。