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  • 昭和28年度|
  • 第3章 政府関係機関の会計|
  • 第2節 各政府関係機関別の不当事項|
  • 第2 日本国有鉄道|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本国有鉄道に損害を与えたもの


(2222)−(2223) 職員の不正行為により日本国有鉄道に損害を与えたもの

 日本国有鉄道岡山鉄道管理局ほか2箇所(注) で、昭和25年4月から29年9月までの間に、関係職員により物品をほしいままに領得されたものが1事項5万円(評価額)以上のもので3事項レールくず等評価額2,584,979円(うち29年9月末現在補てんされた額56,600円)あるが、そのうち1事項評価額50万円以上のものをあげると左のとおり2件レールくず等評価額2,186,600円(うち29年9月末現在補てんされた額56,600円)である。

(注)  日本国有鉄道岡山、四国両鉄道管理局、日本国有鉄道旭川工場

所名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(29,9,30現在)
(2222) 日本国有鉄道
 岡山鉄道管理局
物品出納役
 中藤某
26,
28,
7ごろから
8まで
レールくず等
 評価額
532,600 56,600
同人が倉敷保線区物品出納役として従事中、帳簿外となっていたレールくず等17,500キログラムおよび普通鋼くず2,000キログラムを領得し売却または譲与したものである。
(2223)
 旭川工場
製材職場助役
 大西某ほか5名
25,
29,
4から
3まで
屋根布等
 評価額
1,654,000 0
同人等が製材職場助役、作業掛等として職務上保管中の屋根布等の物品を共謀またはそれぞれ単独で領得し、部外者に売却または譲与したものである。
レールくず等
 評価額
2,186,600 56,600