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  • 昭和29年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第8 農林省|
  • (国有林野事業特別会計)|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により国に損害を与えたもの


(1978)−(1979) 職員の不正行為により国に損害を与えたもの

 前橋、岡崎両営林署で、昭和26年9月から29年9月までの間に、関係職員により前渡資金、素材等をほしいままに領得されたものが左のとおり2件前渡資金24,000円、素材1,191石等評価額2,387,912円ある。

庁名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(30.9.30現在)
年月
(1978) 前橋営林署 営林署長
農林技官
 高田某ほか1名
28.2ごろから
29.3ごろまで
素材 627石
評価額 688,500
0
高田某は営林署長、また、井上某は事業課長として国有林野の管理、林産物の生産、保管および処分等の業務に従事中、単独でまたは共謀して素材627石を正規に生産受入することなく領得したものである。
(1979) 岡崎営林署 営林署長
農林技官
 板津某ほか11名
26.9から
29.9まで
24,000
ほかに素材 564石等
評価額1,699,412
0

 板津某ほか11名が署長、経営課長、事業課長等として国有林野の管理、林産物の生産、保管および処分等の業務に従事中、単独でまたは共謀して架空の物品を購入したこととして財渡資金24,000円を領得し、また、素材564石を正規に生産受入することなく領得するなどしたものである。