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  • 昭和29年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項|
  • 第2 日本国有鉄道|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本国有鉄道に損害を与えたもの


(2221)−(2223) 職員の不正行為により日本国有鉄道に損害を与えたもの

 日本国有鉄道旭川鉄道管理局ほか2箇所で、昭和26年8月から30年4月までの間に、関係職員により支出金をほしいままに領得されたものが左のとおり3件5,807,796円(うち30年9月末現在補てんされた額1,521,038円)ある。

所名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額(30.9.30現在)

(2221)

日本国有鉄道
 旭川鉄道管理局

旭川保線区事務掛
 徳永某
年月
29,4から
30,3まで

1,532,724

555,140
同人が出納員の補助者として支払関係事務に従事中、人夫賃を水増請求して現金を受領し、実際支払額との差額を領得したものである。
(2222)
 東京鉄道管理局
八王子建築区事務掛
 梅沢某
29.1から
30.3まで
771,000 0
同人が出納員の補助者として給与支払事務に従事中、各人の給与額から水増しした税額を控除して支払うなどの方法により納付税額との差額等を領得したものである。
(2223) 日本国有鉄道
 広島鉄道管理局
下関保線区事務掛
 有本某ほか4名
26.8から
30.4まで
3,504,072 965,898
有本某および同局経理部会計課古田某または両名ほか3名が共謀して給与を水増請求して現金を受領するなどの方法により実際支払額との差額等を領得したものである。
 計 5,807,796 1,521,038