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  • 昭和29年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項|
  • 第3日本電信電話公社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの


(2242) 職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの

 日本電信電話公社関東電気通信局管内荻窪電気通信工作工場ほか7箇所(注) で、昭和28年2月から30年7月までの間に、関係職員により支払資金、電話料金等をほしいままに領得されたものが1事項5万円以上のもので8事項5,705,140円、内勤者用冬服16着ほか69点評価額182,760円(うち30年9月末現在補てんされた額383,828円、内勤者用冬服12着ほか32点評価額109,180円)あるが、そのうち1事項50万円以上のものをあげると左のとおりである。

 (注)  関東電気通信資材配給局、荻窪電気通信工作工場、福岡搬送通信部、仙台無線通信部、枚岡、池田、佐川各電報電話局、仙台電報局

所名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(30.9.30現在)
年月
支出役
荻窪電気通信工作工場 庶務課長
 堀某ほか1名
29.9から
30.2まで
4,491,615 0
堀某は支出役,庶務課長,また,本沢某は出納役,庶務課計理主任として勤務中,単独でまたは共謀して,朝日工業株式会社ほか9名に対して支払うべき搬送用機器の修理代金等を実際支払わないのに支払済のように作為して計5,024,534円,また,正規の支払手続をしないで当座預金小切手10枚を発行して計7,318,462円合計12,342,996円を領得し,このうち7,851,381円を差繰り補てんし,残額4,491,615円を領得したものである。