特定道路整備事業特別会計における収納済額は30億3千余万円、支出済歳出額は27億3千余万円であって、3億余円は翌年度の歳入に繰り入れることとしている。歳入額のおもなものは資金運用部からの借入金25億円、府県に対する貸付金の回収および利子3億8千3百余万円等であり、また、歳出額のおもなものは直轄施行の道路工事費11億5千2百余万円、府県に対する貸付金10億2千5百余万円、国債整理基金特別会計繰入金5億3千7百余万円等である。
なお、本特別会計は日本道路公団法(昭和31年法律第6号)により31年4月15日限り廃止となり、同日における資産、現金4億余万円、貸付金42億2千7百余万円、完成施設、未完成施設および事業用資産43億9千2百余万円等計90億5千4百余万円、負債、借入金79億3000万円、未払金8千5百余万円計80億1千5百余万円を同公団に引き継ぎ資産、負債の差引10億3千9百余万円を政府出資としている。