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  • 昭和31年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第10 労働省|
  • (一般会計)|
  • 不当事項|
  • 補助金

失業対策事業費補助金の経理当を得ないもの


(952)−(961) 失業対策事業費補助金の経理当を得ないもの

(組織)労働本省 (項)失業対策事業費補助

 失業対策事業に対する国庫補助金は、緊急失業対策法(昭和24年法律第89号)に基いて事業主体である地方公共団体に交付されるもので、公共職業安定所の紹介を経た失業者等に対し支払った賃金および事業の実施に必要な事務費の3分の2(高率補助の場合はこれをこえる。)ならびに当該年度事業に使用した資材費の2分の1(30年度は3分の1)を補助するものであって、その経理の適正な執行については毎年度の検査報告に掲記して注意を促してきたところであるが、32年中にも全国1,179事業主体のうち約27%に当る北海道ほか29都府県、288市町村計318事業主体について国庫補助金の経理状況を実地に検査したところ、労働省および都道府県職業安定主務課の指導監督の強化および事業主体の自覚により改善の跡がみられ不当事項は漸次減少していると認められるが、なお、前年度と同様補助の対象として算入してはならない経費、すなわち事業主体が単独で負担すべき賃金、失業対策事業に関係のない事業に要した経費等を補助基本額に算入していたもの、または計算を誤ったものなどがあり、これらの補助対象外経費を控除するなどして再計算すると1事業主体当り10万円以上の国庫補助金の返納を要するものが北海道ほか8府県(注) において20事項6,771,259円あり、そのうち1事項20万円以上のものをあげると左のとおり10件5,243,478円である。

(注)  左に掲記した道府県のほか福井、滋賀両県


道府
県名
事業主体 事業年度 区分 国庫補助基本額 国庫補助金交付済額 国庫補助基本額から控除すべき額 国庫補助金交付済額中返納を要する額 摘要

(952)

北海道

北海道

30

労力費
円
78,054,193
円
52,036,129
円
487,398
円
324,932

補助対象外である製図工の賃金を計上したことによるもの
(953) 三重県 松阪市 〃 同 17,409,598 11,606,399 448,370 298,913 計算を誤ったことによるもの
(954) 大阪府 大阪〃 〃 同 55,186,016 36,931,700 323,620 215,747 補助の対象としてはならない賃金を計上したことによるもの
(955) 兵庫県 姫路〃 〃 同 53,706,888 35,804,538 1,124,240 749,440 市が単独で負担すべき技能者の賃金を計上したことによるもの
(956) 徳島〃 徳島県 〃 同 48,182,819 32,142,804 560,240 373,493
資材費 7,206,515 2,541,500 768,537 256,178
31 労力費 39,762,493 26,722,330 361,792 241,195 労力費で補助の対象としてはならない賃金、資材費で失業対策事業に関係のない経費を計上したことなどによるもの
資材費 7,129,502 4,100,000 21,275 10,637
計 102,281,329 65,506,634 1,711,844 881,503

(957) 同 徳島市 30 労力費 41,568,025 27,743,648 229,125 152,750
31 同 39,121,026 27,162,021 209,503 184,307 補助の対象としてはならない賃金を計上したことによるもの

計 80,689,051 54,905,669 438,628 337,057
(958) 福岡県 福岡県 30 労力費 483,589,215 323,842,170 643,462 428,975
31 同 532,185,781 387,012,700 871,452 630,931 補助の対象としてはならない賃金を計上したことによるもの

計 1,015,774,996 710,854,870 1,514,914 1,059,906
(959) 同 福岡市 30 労力費 157,049,659 104,699,771 474,903 316,602 同
31 同 201,441,540 134,577,135 866,555 577,992

計 358,491,199 239,276,906 1,341,458 894,594
(960) 同 門司〃 30 労力費 65,119,204 44,176,531 106,586 71,057 同
31年度分は、国庫補助基本額から107,068円を控除した結果補助率が70%から69.9%に減少したため返納を要する国庫補助金は142,625円となる。
31 同 67,784,403 48,539,738 107,068 142,625

計 132,903,607 92,716,269 213,654 213,682
(961) 宮崎県 宮崎〃 30 労力費 11,322,237 7,559,665 401,558 267,704 補助対象外である民有工作物等の移転に要した賃金を計上したことによるもの
計


1,905,819,114 1,307,198,779 8,005,684 5,243,478