日本輸出入銀行の昭和31年度中の新規貸付実行額は586億1千2百余万円で、その内訳は左のとおり
種別 | 件数 | 貸付実行額 | 比率 | |
輸出入 |
件 |
百万円 |
% |
|
船舶 | 64 | 46,847 | 79.9 | |
車両 | 35 | 6,755 | 11.5 | |
機械 | 11 | 1,803 | 3.0 | |
その他 | 16 | 2,770 | 4.7 | |
投資 | 5 | 434 | 0.7 | |
計 | 131 | 58,612 | 100.0 |
となっており、前年度に比べ135億2千4百余万円増加しているが、これは主として前年度に引き続き輸出船舶の建造資金貸付が伸びたことによるものである。
しかして、前記貸付実行額から年度中の回収額398億5千1百余万円を差し引いた年間純増加額は188億7百余万円で、年度末貸付残高は635億7千2百余万円となり、前年度末残高447億6千4百余万円に比べ著しく増加している。
31年度においては、2億9千3百余万円の利益をあげたが、全額法定準備金として積み立てたため国庫に納付すべき利益金はなかった。