歳入

第１　歳入

　昭和３３年度一般会計の歳入決算額は、前記のとおり１兆４５３７億４千６百余万円であるが、収納未済額は７４億４千５百余万円で、そのおもなものは、公共事業費負担金５５億５千７百余万円、病院収入６億８千４百余万円、弁償及返納金２億２千２百余万円、国有財産貸付収入２億２百余万円である。いま、一般会計の収納未済額に国税収納金整理資金の取扱分を含めて収納未済額を計算するとその徴収決定済額に対する割合は１．９％に当たり、前年度の２．４％に比べで好転している。
　各特別会計の収納未済額は１８７億３百余万円で、そのおもなものは、食糧管理の食糧売払代で延納を認められているものを除くと、道路整備の工事負担金収入５１億８千９百余万円、厚生保険の保険料収入４２億８千８百余万円、特定多目的ダム建設工事の工事負担金収入１１億６千５百余万円、失業保険の保険料収入１０億６千７百余万円、開拓者資金融通の償還金収入９億７千２百余万円、労働者災害補償保険の保険料収入６億９千６百余万円である。
　一般会計および各特別会計の収納未済額に国税収納金整理資金の収納未済額２２３億２千２百余万円を合計すると４８４億７千１百余万円であるが、このほかに既往年度の収納未済額で本年度においてもなお収納にいたらなかったものが５０７億３千６百余万円に上っており、そのうち大部分を占めるものは国税収納金整理資金の分３４０億２千７百余万円である。