災害復旧事業費の査定額を減額させたもの

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（２８３）　災害復旧事業費の査定額を減額させたもの

　地方公共団体が施行する公共土木施設災害復旧工事の査定を了したものに対する検査は、昭和２８年発生災害の分から毎年これを実施し、その結果については２８年度以降毎年度の検査報告に掲記したとおりであるが、３４年においては、３３年発生災害復旧工事について査定額の比較的多かった新潟ほか５県を選び、３４年２月から６月までの間に、総工事数１６７箇所その査定額８億６千３百余万円のうち１２８工事８億１千４百余万円について実施した。
　その結果は、既存の施設が被災していないのにこれを含めて復旧することとしているなど改良工事を施行しようとしているものまたは防波堤の被災断面を過大に算定しているなど設計が過大となっているものがあり、これらの査定工事費を適正なものに修正する必要があると認め当局に注意したところ、右６県において左のとおり１２工事につき工事費において１２８５万余円（うち実施の際設計変更予定のもの２工事３４７万余円）国庫負担金相当額８７８万余円を減額是正する旨の回答があった。