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  • 昭和33年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の事項|
  • 第9 郵政省

郵便貯金特別会計


(郵便貯金特別会計)

 郵便貯金は、昭和33年度において932億8千8百余万円の純増加をあげ、年度末現在の貯金総額は8339億8千7百余万円となっている。
 本特別会計の33年度欠損金は62億4千7百余万円で、前年度からの繰越欠損金を加えると欠損金総額は350億4千5百余万円に達する。
 郵便貯金資金平均預託高に対する収入の割合は6.06%(収入利子率5.98%、雑収入率0.08%)で、資金コストは6.87%(支払利子率4.56%、経費率2.31%)であるから0.81%の逆ざやとなっていて、前年度の0.59%に比べて0.22%上回っている。これは、平均預託高の増加割合(12.55%)に対し事業経費の増加割合(4.42%)が少なかったことにより経費率が前年度の2.49%に比べて0.18%低下したが、収入の割合が前年度の6.09%に比べて0.03%低下し、また、支払利子率が前年度の4.19%に比べて0.37%上昇したことによるものと認められる。