ページトップ
  • 昭和33年度|
  • 第3章 政府関係機関の会計|
  • 第2節 各政府関係機関別の事項|
  • 第3 日本電信電話公社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの


(354)−(355) 職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの

 日本電信電話公社東海電気通信局岐阜逓信診療所ほか2箇所(注) で、昭和30年2月から33年11月までの間に、関係職員により支払資金または収入金をほしいままに領得されたものが3事項6,315,043円(うち34年9月末現在補てんされた額445,187円)あり、うち1事項50万円以上のものをあげると左のとおり2件6,060,527円(うち34年9月末現在補てんされた額337,947円)である。 

 (注)  東京丸の内地区電話局千代田分局、岐阜逓信診療所、筑後電報電話局

所名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(34.9.30現在)

(354)

東海電気通信局
 岐阜逓信診療所

出納補助役
社員
 石井某
年 月
31.1から
33.11まで


3,750,098


139,000
同人が資金の受払および物品購入代金等の支払事務に従事中、虚偽の支払資金請求によって資金の送付を受け、または物品購入代金等の請求書を偽造しもしくは変造するなどの方法により現金を領得したものである。
(355) 九州電気通信局管内
 筑後電報電話局
業務課
出納員
社員
 川江某
31.5から
33.8まで
2,310,429 198,947
同人が電話料金の収納等の事務に従事中、支払請求書および領収済通知書を破棄して電話料金を出納補助役に払い込まないなどの方法により現金を領得したものである。
6,060,527 337,947