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  • 昭和33年度|
  • 第3章 政府関係機関の会計|
  • 第2節 各政府関係機関別の事項

中小企業金融公庫


第7 中小企業金融公庫

 中小企業金融公庫の昭和33年度中の新規貸付実行額は、設備資金420億8千2百余万円(67.1%)、運転資金206億5千6百余万円(32.9%)計627億3千8百余万円で、これから回収額412億4千余万円および滞貸償却額1億5千4百余万円を差し引いた年間純増加額は213億4千3百余万円に上り、年度末貸付残高は1103億5千7百余万円となっている。
 33年度においては、一応13億8千1百余万円の利益をあげたが、これを全額滞貸償却引当金等に繰り入れたため国庫に納付すべき利益金はなかった。
 なお、日本開発銀行からの承継貸付金は年度中5億5千2百余万円を回収し1億4千3百余万円を償却したため年度末貸付残高は11億4千8百余万円となり、承継額119億8千余万円に対し9.6%に減少した。