日本輸出入銀行の昭和33年度中の新規貸付実行額は470億8千7百余万円で、その内訳は左のとおり
種別 | 件数 | 貸付実行額 | 比率 | |
輸出入 |
件 | 百万円 | % | |
船舶 | 34 | 29,924 | 63.5 | |
車両 | 21 | 3,155 | 6.7 | |
繊維機械 | 27 | 1,989 | 4.2 | |
電気機械 | 14 | 1,729 | 3.6 | |
その他 | 23 | 4,866 | 10.3 | |
投資 | 7 | 5,422 | 11.5 | |
計 | 126 | 47,087 | 100.0 |
となっており、これから年度中の回収額449億4千5百余万円を差し引いた年間純増加額は21億4千2百余万円で、年度末貸付残高は659億8千7百余万円(ほかにパルプ会社の外貨債務を保証したもの57億6000万円)となっている。
33年度においては、2億4千余万円の利益をあげたが、これを全額法定準備金として積み立てたため国庫に納付すべき利益金はなかった。
また、33年10月国から50億円の出資を受けた東南アジア開発協力基金の勘定では、7千余万円の利益をあげたが、全額同勘定の積立金として積み立てた。