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  • 昭和34年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の事項|
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災害復旧事業費の査定額を減額させたもの


(211) 災害復旧事業費の査定額を減額させたもの

(一般会計)

 地方公共団体が施行する公共土木施設災害復旧工事の査定を了したものに対する検査は、昭和28年発生災害の分から毎年これを実施し、その結果については28年度以降毎年度の検査報告に掲記したとおりであるが、35年においては、34年発生災害復旧工事について査定額の比較的多かった愛知県ほか5府県を選び、35年2月から6月までの間に、総工事数935箇所その査定額4,359,962,000円のうち386工事2,823,537,000円について実施した。
 その結果は、同一箇所の工事を運輸省と建設省の双方で重複して査定しているもの、査定工事費の積算が過大となっているものなどがあり、これらの査定工事費を適正なものに修正する必要があると認め当局に注意したところ、右6府県において左のとおり18工事につき工事費において30,095,000円国庫負担金相当額23,597,000円を減額是正する旨の回答があった。

類別
府県名
運輸省査定額 同上のうち本院において実地検査したもの 減額された工事費
二重査定 改良工事その他 積算過大
工事数 金額 工事数 金額 工事数 金額 工事数 金額 工事数 金額 工事数 金額

静岡県

34
千円
489,289

24
千円
479,489

1
千円
9,534

千円
千円
1
千円
9,534
愛知〃 217 1,591,411 65 911,956



6 3,025 6 3,025
三重〃 158 1,360,784 75 887,026



4 15,607 4 15,607
京都府 57 144,101 32 91,936



1 109 1 109
長崎県 379 647,279 153 373,869

3 1,443 2 155 5 1,598
熊本〃 90 127,098 37 79,261

1 222

1 222
合計 935 4,359,962 386 2,823,537 1 9,534 4 1,665 13 18,896 18 30,095