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  • 昭和37年度|
  • 第2章 国の会計|
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機械類賦払信用保険保険金が過渡しとなっているもの


(525) 機械類賦払信用保険保険金が過渡しとなっているもの

(機械類賦払信用保険特別会計) (項)保険金

 通商産業省で、昭和37年6月から38年3月までの間に、日特重車両株式会社ほか2会社に対し機械類賦払信用保険保険金として69件56,686,181円を支出しているが、うち12件24,089,407円については、保険金の査定にあたり調査が不十分であったため1,307,687円が過渡しとなっている。
 本件は、日特重車両株式会社、株式会社小松製作所および小松サービス販売株式会社が、機械類賦払信用保険契約に基づき保険関係の成立した装軌式トラクターの割賦販売契約のうち、12件63,767,975円(保険金額29,934,037円)について、53,877,106円が機械購入者の割賦代金不払いにより回収未済となったので、当該契約を解除して保険金の請求をしたのに対し、前記保険金を交付したものである。しかして、本件割賦販売については、これらの会社が代理店に対し代理店手数料2,455,375円およびサービス料160,000円を支払うことになっていたが、この費用は、割賦販売契約の解除に伴い支払いを要しなくなったものであるから、保険金の査定にあたっては、これを回収未済額から控除すべきであり、これを控除したとすれば保険金は22,781,720円となり、1,307,687円が過渡しとなっている。