災害復旧事業費の査定額を減額させたもの

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（６３７）　災害復旧事業費の査定額を減額させたもの

（一般会計）

　地方公共団体が施行する公共土木施設の昭和３７年発生災害復旧工事の査定を了したもの（建設省査定額５３，１６７，９２０，０００円）に対する検査は、査定額の比較的多かった北海道ほか１４県を選び、３７年１２月から３８年３月までの間に、総工事数２２，２１６箇所その査定額３８，４１５，０１６，０００円のうち１０，６７４工事２１，２９８，８７０，０００円について実施した。
　その結果は、同一箇所の工事を建設省と農林省との双方で重複して査定しているもの、じゃかごの網目を必要以上に小さく見込んでいるなど設計が過大となっているもの、または工事費の計算を誤ったり、工事用材料の運搬距離を過大に見込んだりしたなどのため積算が過大となっているものがあり、これらの査定工事費を適正なものに修正する必要があると認め当局に注意したところ、前記１５道県において次表のとおり６６８工事につき工事費において９３，５４７，０００円国庫負担金相当額７１，５４７，０００円を減額是正する旨の回答があった。
　なお、以上のほか、査定の時と状況が変化したりまたは査定と関係なく別途に工事を施行済みのため、災害復旧工事として施行する要がないと判明したものを注意して減額是正させたものが、１３工事につき工事費において２，７７１，０００円国庫負担金相当額１，８６８，０００円ある。