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  • 昭和38年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第6節 各所管別の事項|
  • 第3 文部省|
  • 不当事項|
  • その他

賃金に付増しするなどの方法により資金を別途に保有し予算外に経理したもの


(214)賃金に付増しするなどの方法により資金を別途に保有し予算外に経理したもの

(一般会計)

(部)雑収入 (款)諸収入 (項)物品売払収入 (項)雑入
(組織)文部本省 (項)国立文教施設災害復旧費
(組織)国立学校 (項)国立学校


 

 北海道大学で、労務者賃金に付増しするなどの方法により資金を別途に保有し、これを予算外に経理して、労務者賃金、物品購入代等に充てていたものが次のとおりある。

 (1) 同大学農学部附属天塩第一演習林で、昭和37年4月から39年3月までの間に、労務者賃金等の付増しまたは架空の支払いによりねん出するなどして2,261,720円(前年度からの繰越金544,080円を含む。)を保有し、うち1,229.574円を労務者賃金、物品購入代、会議費等の支払いに充て、492,455円を同大学農学部附属天塩第二演習林に融通し、残額539,691円に預金利子5,724円を合わせ545,415円を39年3月歳入に納付した。

 (2) 同大学農学部附属天塩第二演習林で、37年4月から38年10月ごろまでの間に、立木売払代金等を歳入に納付しないで527,897円および労務者賃金等の付増しまたは架空の支払いによりねん出するなどして4,703,134円(前年度からの繰越金478,830円を含む。)計5,231,031円を保有し、これに同大学農学部附属天塩第一演習林から融通を受けた492,455円を合わせ5,723,486円を労務者賃金、物品購入代、工事代等の支払いに充てていた。
 なお、同大学農学部附属雨龍演習林で、37年度中、労務者賃金の付増しまたは架空の支払いによりねん出した1,113,249円を労務者賃金、職員手当等の支払いに充てていたものがある。