漁船再保険金の支払いにあたり処置当を得ないもの

---

（２５２）−（２５８）　漁船再保険金の支払いにあたり処置当を得ないもの

(漁船再保険特別会計)　(普通保険勘定)　(項)漁船再保険費

　水産庁で、昭和３８年度中、漁船損害補償法（昭和２７年法律第２８号）に基づいて漁船保険組合５３組合に滅失、沈没、損傷その他の事故等による組合の支払保険金に対する普通再保険金２，０８７，６５７，６９７円を支出しているが、このうち南後志漁船保険組合ほか２０組合に対する再保険金支払件数４７０事項３５３，３０９，５７１円について実地に検査したところ、組合の損害調査が十分でなくてん補額が過大に認定されているものをそのまま認めて再保険金を支払っているもの３６事項、保険引受以前の事故に対し再保険金を支払っているもの２事項、保険事故でないものに対して再保険金を支払っているもの１７事項、残存物件の評価漏れとなっているものに対し再保険金を支払っているもの１事項および救助費としててん補すべきでないものに対し再保険金を支払っているもの１事項計５７事項１７，５７８，１５９円があり、そのうち１事項１０万円以上のものをあげると次表のとおり７件１５，７３９，７５２円である。