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  • 昭和38年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第6節 各所管別の事項

郵政省


第8 郵政省

(郵政事業特別会計の経理について)

 昭和38年度の収益総額は2185億9151万余円、これに対し損失総額は2150億5038万余円で、本年度利益金35億4113万余円を計上している。しかして、利益金はその全額を積立金に計理することとしている。
 本特別会計における他会計業務に要する経費のうち予算繰入れとなっている郵政省所管の他の2特別会計からの受入額と使用経費との間に過不足をきたしている事態については、昭和37年度決算検査報告に掲記したところであるが、本年度においても、事業別損益計算書によれば、為替貯金事業では56億3965万余円の収入不足で、これは主として郵便貯金特別会計からの受入不足により生じているものと認められ、また、保険年金事業では簡易生命保険及郵便年金特別会計から23億5437万余円の受入過剰となっている。