(工事勘定) (項)東海道幹線増設費 (項)諸設備費
日本国有鉄道東京幹線工事局ほか3箇所で、道床バラスト製作、積込み等の工事を施行しているが、これらの仕様書によれば、バラストの粒径の規格はいずれも下限値5ミリメートル、上限値70ミリメートルと定められているのに、製作の監督および検収が適切を欠いたため、規格に適合しないものが相当量混入しており、道床バラストとしての効果が低下していると認められるものが次のとおりある。
| 局名 | 工事名 | 請負人 | 工事費 | 規格外数量相当額 | |
| 円 | 円 | ||||
| (604) | 日本国有鉄道 東京幹線工事局 | 道床バラスト製作 積込工事その3 | 有限会社富田石材工業 | 26,566,020 | 5,100,000 | 
| 38年10月から39年3月までの間に34,059立米を検収しているが、規格外のものが重量比で平均19.2%混入している。本件に対しては、請負人の負担において工事費約35万円で一部手直ししたほか、残余については今後引続き手直しする旨の報告があった。 | |||||
| (605) | 日本国有鉄道 高崎鉄道管理局 | 道床バラスト採集 (製作)積込工事 | 大谷川砕石株式会社 株式会社熊谷組 | 58,606,420 | 4,460,000 | 
| 38年4月から39年4月までの間に62,731立米を検収しているが、規格外のものが重量比で平均7.6%混入している。 本件に対しては、請負人の負担において工事費約222万円で手直しした旨の報告があった。 | |||||
| (606) | 同 東京工事局 | 道床バラスト採集 (製作)積込工事 | 甲州砕石株式会社 | 8,115,396 | 720,000 | 
| 38年6月から39年4月までの間に8,633立米を検収しているが、規格外のものが重量比で平均8.9%混入している。 | |||||
| (607) | 同 岐阜工事局 | 中央本線春日井大曾 根間道床砕石製作運 搬工事 | 中日本砕石株式会社 | 9,551,052 | 770,000 | 
| 39年2月7,580立米を検収しているが、規格外のものが重量比で平均8.1%混入している。 | |||||
| 計 | 102,838,888 | 11,050,000 | |||