都道府県名 | |||||||
工事 | 事業主体 | 工事費 | 左に対する国庫補助金 | 左のうち38年度までの交付済額 | 工事費から除外すべき額 | 左に対する国庫補助金相当額 (うち39年度以降交付予定額中減額を要する額) |
|
(259) 北海道 | |||||||
上磯郡知内村涌元漁港修築 | 北海道 | 円 19,912,007 |
円 19,912,007 |
円 19,912,007 |
円 2,870,670 |
円 2,870,670 |
|
防波堤延長116メートルの新設にあたり、堤体コンクリート162立米および波返しコンクリート192立米はいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は堤体コンクリートのうち35立米および波返しコンクリートはいずれも水洗いの不十分な砂利を使用しているばかりでなく、現場付近で採取したぜい弱な砂利を混入した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に砂利だけの層を生じ、コンクリートとしての強度が著しく低下している。また、堤体の根固被覆捨石254立米は張立て279平米を施行したこととしているが、実際はうち内港側の127平米は張立てが粗雑であったため捨石と捨石との間に空げきを生じており、すでに各所で捨石が欠脱している。 | |||||||
(260) 同 | |||||||
亀田郡銭亀沢村志海苔漁港35年災害復旧 | 北海道 | 4,514,360 | 3,611,488 | 3,611,488 | 552,117 | 441,693 | |
護岸延長127メートルの復旧にあたり、擁壁111立米、波返し94立米およびそで護岸17立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち擁壁6立米、波返し31立米およびそで護岸はいずれも水を多量に使用した配合の悪い粗悪なコンクリートで施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に多くの空げきを生じ、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに擁壁および護岸は各所から漏水している。 | |||||||
(261) 同 | |||||||
空知郡南幌町幌向地区かんがい排水 | 北海道 | 41,983,643 | 23,091,003 | 23,091,003 | 611,000 | 336,050 | |
揚水機場1箇所の新設にあたり、コンクリート壁面用型わく1,684平米は壁面を平滑にするため上質のものを使用したこととしているが、実際は質の悪い型わくを使用しているばかりでなくその組立ても不ぞろいのため、壁面の仕上りが粗雑となっている。 | |||||||
(262) 北海道 | |||||||
様似郡様似町鵜苫漁港35年災害復旧 | 北海道 | 5,246,293 | 4,197,034 | 4,197,034 | 1,056,648 | 845,318 | |
護岸延長90メートルの復旧にあたり、階段式波返し擁壁291立米は配合比1:3:6 のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち階段部分172立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため厚さ30センチメートルから50センチメートルのうち下部の15センチメートルから25センチメートル程度は砂利だけの層となっており、すでに漏水している。 | |||||||
(263) 同 | |||||||
檜山郡上ノ国村石崎漁港36年災害復旧 | 北海道 | 1,298,000 | 1,038,400 | 1,038,400 | 380,496 | 304,396 | |
護岸延長28メートルの復旧にあたり、コンクリート擁壁149立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち53立米は砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に砂利だけの層を生じており、擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(264) 同 | |||||||
江別市上江別頭首工37年災害復旧 | 江別市 | 6,198,155 | 5,977,400 | 5,977,400 | 733,305 | 707,186 | |
井ぜき延長7メートルの復旧にあたり、付帯護岸擁壁69立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めが不十分であったばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(265) 同 | |||||||
岩見沢市志文頭首工37年災害復旧 | 志文土地改良区 | 4,024,589 | 2,323,472 | 2,323,472 | 624,433 | 312,216 | |
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、付帯護岸延長9メートル53立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、鉄筋コンクリートとしての強度が著しく低下している。 |
|||||||
(266) 北海道 | |||||||
岩見沢市東利根別溜池37年災害復旧 | 岩見沢市農業協同組合 | 1,985,280 | 1,171,635 | 1,171,635 | 653,238 | 326,619 | |
水路延長65メートルの復旧にあたり、三面張り水路110立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際はうち上流部延長24メートル49立米のコンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに各所から漏水している。 | |||||||
(267) 同 | |||||||
勇払郡穂別町豊田頭首工37年災害復旧 | 穂別町土地改良区 | 2,181,947 | 2,133,944 | 2,133,944 | 334,678 | 327,315 | |
井ぜき延長9メートルの復旧にあたり、えん体24立米は配合比1:4:8のコンクリート14立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ30センチメートル総量9立米で被覆し、水たたきは厚さ35センチメートルから70センチメートル総量22立米を配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、えん体は内部に多くの空げきを生じていてすでに通水しており、水たたきは厚さ25センチメートルから60センチメートル程度で18立米を施行したにすぎず、その強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(268) 同 | |||||||
亀田郡亀田町石川農道38年災害復旧 | 亀田町 | 869,860 | 565,409 | 565,409 | 753,652 | 489,873 | |
農道延長33メートルの復旧にあたり、路側擁壁48立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際は水替えが不十分であったばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に砂利だけの層を生じており、すでに各所から漏水しているばかりでなく、下部は洗掘されている。 | |||||||
(269) 同 | |||||||
島牧郡島牧村本目頭首工38年災害復旧 | 島牧村 | 7,276,130 | 6,842,148 | 3,679,200 | 1,957,745 | 1,840,975 (1,840,975) |
|
井ぜき延長42メートルの復旧にあたり、えん体251立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに各所から漏水している。 | |||||||
(270) 北海道 | |||||||
空知郡栗沢町由良地区区画整理確定測量 | 北海土地改良区 | 1,215,000 | 364,000 | 364,000 | 1,045,800 | 313,740 | |
農地486町の確定測量にあたり、事業費1,215,000円で境界標の設置および測量を行なったこととしているが、実際は169,200円で境界標を設置したにすぎず、測量は全く行なっていない。 | |||||||
(271) 同 | |||||||
河東郡音更町第2幹線かんがい溝放水口水路37年災害復旧 | 万年土地改良区 | 2,269,000 | 2,216,997 | 2,216,997 | 1,101,000 | 1,075,766 | |
水路延長100メートルの復旧にあたり、護岸擁壁124立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(272) 同 | |||||||
沙流郡門別町豊郷第4号頭首工37年災害復旧 | 門別町土地改良区 | 4,789,844 | 4,650,938 | 4,650,938 | 620,975 | 602,966 | |
井ぜき延長27メートルの復旧にあたり、左岸付帯護岸擁壁71立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に砂利だけの層を生じており、すでに通水している。 | |||||||
(273) 同 | |||||||
沙流郡門別町豊郷第6号頭首工37年災害復旧 | 門別町土地改良区 | 7,064,000 | 6,859,144 | 6,859,144 | 1,384,598 | 1,344,444 | |
井ぜき延長24メートルの復旧にあたり、えん体および水たたき211立米は配合比1:4:8のコンクリート94立米の上部に配合比1:3:6のコンクリートでえん体は厚さ50センチメートル、水たたきは厚さ65センチメートル計117立米を施行したこととしているが、実際はいずれも配合の悪い粗悪なコンクリートで施行し、そのつき固めも不十分であったばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、その強度が著しく低下しており、すでに内部に水が浸透している。 |
|||||||
(274) 北海道 | |||||||
三石郡三石町林道清瀬線第3号箇所37年災害復旧 | 三石町 | 557,095 | 455,703 | 455,703 | 381,000 | 311,658 | |
林道延長70メートルの復旧にあたり、路側擁壁51立米は配合比7:3の玉石コンクリート32立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量18立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは下部に多量の玉石を使用しているばかりでなく、その配列が粗雑となっており、コンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じ、すでに通水している。 | |||||||
(275) 同 | |||||||
三石郡三石町林道清瀬線第8号箇所37年災害復旧 | 三石町 | 2,523,265 | 2,064,030 | 2,064,030 | 1,064,498 | 870,759 | |
林道延長44メートルの復旧にあたり、路側擁壁242立米は配合比7:3の玉石コンクリート193立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量49立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長30メートル165立米の玉石コンクリートは下部に多量の玉石を使用しているばかりでなく、その配列が粗雑となっており、コンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じ、すでに通水している。 | |||||||
(276) 同 | |||||||
三石郡三石町林道清瀬線第9号箇所37年災害復旧 | 三石町 | 4,453,774 | 3,643,187 | 3,643,187 | 708,129 | 579,249 | |
林道延長399メートルの復旧にあたり、3号、4号両擁壁および1号函型暗きょそで部計96立米は配合比7:3の玉石コンクリート61立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル計34立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートはいずれも下部に多量の玉石を使用しているばかりでなく、その配列が粗雑となっており、コンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じ、すでに通水している。 | |||||||
(277) 北海道 | |||||||
瀬棚郡北檜山町二俣頭首工38年災害復旧 | 北檜山土地改良区 | 3,732,000 | 3,575,256 | 881,360 | 2,333,000 | 2,235,014 (2,235,014) |
|
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、えん体60立米は配合比1:3:6のコンクリートで、また、付帯護岸擁壁は配合比1:4:8のコンクリート6立米の上部に配合比1:2:4の鉄筋コンクリート53立米を施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも現場付近で採取したぜい弱な砂利を混入した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じているばかりでなく、えん体は雑石を多量に混入していて、すでに通水しており、また、護岸擁壁は冬期間の施行であるにもかかわず養生が不十分であったため凍結し、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(278) 同 | |||||||
瀬棚郡瀬棚町下馬場川頭首工38年災害復旧 | 瀬棚町 | 2,954,000 | 2,744,266 | 2,744,266 | 630,000 | 585,270 | |
井ぜき延長12メートルの復旧にあたり、導流堤延長85メートル138立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長60メートル83立米は砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに各所から漏水している。 | |||||||
(279) 同 | |||||||
苫前郡初山別村有明地区頭首工37年災害復旧 | 初山別土地改良区 | 1,895,000 | 1,231,750 | 1,231,750 | 408,000 | 265,200 | |
井ぜき延長20メートルの復旧にあたり、水たたきは配合比1:4:8のコンクリート5立米の上部に配合比1:3:6のコンクリート66立米を施行したこととしているが、実際はコンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに内部に水が浸透している。 | |||||||
計 | 126,943,242 | 98,669,211 | 92,812,367 | 20,204,982 | 16,986,377 (4,075,989) |
||
(280) 青森県 | |||||||
八戸市八戸漁港修築 | 青森県 | 46,975,200 | 28,185,120 | 28,185,120 | 3,866,142 | 2,319,685 | |
護岸延長163メートルおよび仮護岸延長235メートルの新設にあたり、護岸は捨石1,484立米の上部に基礎コンクリート方塊84個をすえ付け、コンクリート擁壁398立米を施行し、1個当り500キログラムから1トンの根固被覆石601立米を828平米に張り立てたこととしているが、実際は被覆石は200キログラム内外のものを120立米程度混入しているばかりでなく、その張立てが粗雑で荒ならし程度を施行したにすぎないため多くの空げきを生じており、すでに被覆石が散乱し、基礎方塊下部の捨石の一部が流失しており、また、仮護岸延長235メートルは基礎捨石1,726平米の上部に石わく工57基をすえ付けるもので、石わく工の基礎となる1,140平米のならし平米当り473円総額539,524円を積算しているのに、うち917平米について重ねて捨石ならし平米当り1,185円総額1,087,237円を計上したなどのため、工事費1,133,000円相当額が積算過大となっている。 | |||||||
(281) 同 | |||||||
三戸郡三戸町大平地内渓流崩壊防止 | 青森県 | 1,922,404 | 1,281,602 | 1,281,602 | 524,366 | 349,577 | |
えん堤2箇所の新設にあたり、1号えん堤のえん体60立米は配合比6:4の玉石コンクリート48立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量8立米で被覆したこととしているが、実際はコンクリートは水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(282) 同 | |||||||
三戸郡新郷村田茂平地内渓流崩壊防止 | 青森県 | 2,216,710 | 1,477,806 | 1,477,806 | 614,740 | 409,826 | |
えん堤延長19メートルの新設にあたり、水たたき61立米は配合比6:4の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設しており、すでに内部に水が浸透している。 | |||||||
(283) 青森県 | |||||||
下北郡大畑町大畑漁港修築 | 青森県 | 7,999,160 | 3,999,580 | 3,999,580 | 2,539,951 | 1,269,975 | |
岸壁延長17メートルおよび護岸延長98メートルの新設にあたり、岸壁112立米および護岸擁壁312立米は立米当りセメント350キログラム使いのコンクリートで施行したこととしているが、実際は岸壁112立米および護岸擁壁のうち延長23メートル103立米はコンクリートの打設が粗雑でつき固めがほとんど行なわれなかったばかりでなく、打設後の養生も不十分であったため、モルタルが流出し、砂利だけの層を生じており、すでに一部は大きく洗掘されている。 | |||||||
(284) 同 | |||||||
下北郡風間浦村下風呂地内崩壊地復旧 | 青森県 | 2,436,381 | 1,624,254 | 1,624,254 | 1,205,908 | 803,938 | |
えん堤延長22メートルの新設にあたり、えん体133立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートはふるい分けの不十分な砕石を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(285) 同 | |||||||
下北郡東通村白糠漁港修築 | 青森県 | 870,000 | 652,500 | 652,500 | 422,030 | 316,522 | |
防波堤延長70メートルのかさ上げにあたり、堤体124立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長35メートル59立米は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためコンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(286) 同 | |||||||
東津軽郡今別町浜名地区海岸保全施設35年災害復旧 | 青森県 | 4,161,000 | 2,872,000 | 2,872,000 | 330,757 | 228,372 | |
堤とう延長77メートルの復旧にあたり、法留コンクリートブロック練張り延長34メートル71平米は中詰めおよび裏込コンクリート平米当り0.311立米総量22立米、裏込ぐり石総量24立米を施行したこととしているが、実際は中詰めおよび裏込コンクリートを全く施行することなくぐり石およびかき込み砂利を充てんし、裏込ぐり石は総量14立米を施行したにすぎないため、法留工としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(287) 青森県 | |||||||
南津軽郡大鰐町折紙地内崩壊地復旧 | 青森県 | 2,319,483 | 1,546,322 | 1,546,322 | 2,319,483 | 1,546,322 | |
えん堤延長28メートルの新設にあたり、えん体228立米は配合比6:4の玉石コンクリート201立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量27立米で被覆し、また、基礎コンクリート10立米および間詰めコンクリート16立米はいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートはいずれも水を多量に使用した配合の悪い粗悪なものに木片等を混入して施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離し、砂利だけの層を生じていて、すでにえん体は漏水しており、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(288) 同 | |||||||
北津軽郡金木町相の山頭首工38年災害復旧 | 金木町 | 5,755,000 | 5,231,295 | 4,530,456 | 241,440 | 219,468 (219,468) |
|
井ぜき延長32メートルの復旧にあたり、付帯護岸擁壁延長59メートル85立米は配合比1:2:4の鉄筋コンクリートで施行したこととしているが、実際はうち左岸延長20メートル26立米はコンクリートのつき固めが不十分であったばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、その強度が著しく低下しており、すでに内部に通水している。 | |||||||
(289) 同 | |||||||
南津軽郡田舎館村三堰頭首工36年災害復旧 | 枝川三堰土地改良区 | 2,684,000 | 1,744,600 | 1,744,600 | 1,777,208 | 1,155,185 | |
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、えん体111立米および護岸擁壁延長96メートル216立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体および擁壁のうち延長48メートル108立米はえん体の下部31立米および擁壁の下部33立米に玉石を敷き並べ、その上部にかき込み砂利を使用した配合の悪い粗悪なコンクリートに多量の玉石を混入して施行しているため、いずれもその強度が著しく低下している。また、擁壁の残り延長48メートル108立米は配合の悪いコンクリートに玉石を混入しているなどのため工事費246,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(290) 青森県 | |||||||
南津軽郡田舎館村三堰頭首工38年災害復旧 | 枝川三堰土地改良区 | 2,505,000 | 1,628,250 | 1,628,250 | 524,345 | 340,824 | |
付帯護岸延長88メートルの復旧にあたり、擁壁コンクリート218立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いコンクリートに玉石を混入しているなどのため工事費336,000円相当額が出来高不足となっている。また、練石張り152平米は控25センチメートルの野づら石を使用し、平米当り胴込コンクリート0.08立米総量12立米、裏込ぐり石0.3立米総量45立米を施行したこととしているが、実際は築石は控20センチメートル程度のものを使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので半量程度の6立米を施行したにすぎず、裏込ぐり石は全く施行していないため、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(291) 同 | |||||||
南津軽郡田舎館村四ケ堰頭首工38年災害復旧 | 四ケ堰協議会 | 2,454,000 | 1,595,100 | 1,595,100 | 408,625 | 265,606 | |
井ぜき延長54メートルの復旧にあたり、堤体である木工沈床の上張りコンクリートは配合比1:3:6で厚さ13センチメートル総量45立米を施行したこととしているが、実際はコンクリートはかき込み砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので厚さ5センチメートル程度総量17立米を施行したにすぎず、上張りコンクリートとしての強度が著しく低下している。また、護岸擁壁コンクリート57立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いものに玉石を混入しているなどのため工事費115,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(292) 青森県 | |||||||
南津軽郡大鰐町上唐牛頭首工36年災害復旧 | 大鰐町 | 3,757,000 | 3,009,357 | 3,009,357 | 884,176 | 708,224 | |
井ぜき延長45メートルの復旧にあたり、えん体128立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なコンクリートで施行しているばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(293) 同 | |||||||
南津軽郡浪岡町下石川地内老朽溜池改良 | 姥溜池土地改良区 | 11,515,000 | 5,757,500 | 5,757,500 | 2,602,255 | 1,301,127 | |
堤とう延長487メートルの施行にあたり、はがね土11,338立米は200メートルの地点から搬入し、さや土7,216立米は切取りおよび床掘土計14,495立米のうち良質のものを使用して、それぞれ締め固めたこととしているが、実際ははがね土のうち延長194メートルの3,155立米は腐植土を含んだ床掘土を1,233立米程度混入しているばかりでなく、締固めが不十分であったためすでに内部がうんでおり、また、さや土は締固めをほとんど行なわなかったためぜい弱となっており、すでに一部が洗掘されている。 | |||||||
(294) 同 | |||||||
南津軽郡平賀町第2葛川頭首工37年災害復旧 | 平賀町 | 2,249,000 | 1,792,453 | 1,792,453 | 444,513 | 354,276 | |
井ぜき延長23メートルの復旧にあたり、えん体52立米は配合比3:7の玉石コンクリートで、また、水たたき88立米および付帯護岸擁壁44立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は擁壁のうち31立米は玉石を多量に混入しているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じていて、その強度が著しく低下しており、また、えん体、水たたきの全量および擁壁の残り12立米のコンクリートはいずれも配合の悪いもので施行しているなどのため工事費140,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 99,819,338 | 62,397,739 | 61,696,900 | 18,705,939 | 11,588,927 (219,468) |
||
(295) 岩手県 | |||||||
花巻市林道鍋割沢線開設 | 岩手県 | 5,000,000 | 2,500,000 | 2,500,000 | 965,335 | 482,667 | |
林道延長740メートルの開設にあたり、路側コンクリートブロック練積み188平米の中詰めおよび裏込コンクリートは平米当り0.24立米総量45立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はコンクリートは水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、中詰めおよび裏込部分に岩くずまたは土砂をそう入して半量程度の22立米を施行したにすぎず、内部に空げきを生じており、コンクリートブロック練積みとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(296) 同 | |||||||
岩手郡雫石町西根地内崩壊地復旧 | 岩手県 | 2,971,860 | 1,981,240 | 1,981,240 | 1,721,719 | 1,147,812 | |
えん堤延長42メートルの新設にあたり、えん体318立米は配合比6:4の玉石コンクリート265立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量53立米で被覆したこととしているが、実際はうち左岸そで部延長8メートル43立米は玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリートの層とに分離して打設し、また、残りの275立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートえん堤としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(297) 同 | |||||||
上閉伊郡宮守村西之萩地内崩壊地復旧 | 岩手県 | 1,991,324 | 1,327,549 | 1,327,549 | 563,037 | 375,358 | |
えん堤延長39メートルの新設にあたり、えん体396立米は配合比6:4の玉石コンクリート335立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量60立米で被覆したこととしているが、実際は下部119立米の玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(298) 同 | |||||||
東磐井郡大東町伊勢堂頭首工37年災害復旧 | 猿沢土地改良区 | 2,396,000 | 1,482,700 | 1,482,700 | 1,059,681 | 685,942 | |
井ぜき延長23メートルの復旧にあたり、えん体164立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪いきわめて粗悪なもので施行しているばかりでなく、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して砂利だけの層を生じており、すでに内部に通水している。 | |||||||
計 | 12,359,184 | 7,291,489 | 7,291,489 | 4,309,772 | 2,691,779 | ||
(299) 宮城県 | |||||||
伊具郡丸森町大内地内地すべり防止 | 宮城県 | 2,572,926 | 1,715,000 | 1,715,000 | 565,489 | 376,992 | |
えん堤延長16メートルの新設にあたり、えん体179立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は下部95立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、その強度が著しく低下している。 | |||||||
(300) 同 | |||||||
白石市小原北の沢1号水路37年災害復旧 | 白石市 | 915,000 | 770,430 | 770,430 | 395,000 | 332,590 | |
水路延長94メートルの復旧にあたり、練積石垣203平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量36立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち103平米は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じており、胴込コンクリート18立米は水を多量に使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(301) 同 | |||||||
栗原郡志波姫村伊豆野堰水路37年災害復旧 | 志波姫村 | 2,366,000 | 1,537,900 | 1,537,900 | 546,309 | 355,100 | |
水路延長235メートルの復旧にあたり、練積石垣539平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量97立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに石垣の一部から漏水している。 | |||||||
(302) 宮城県 | |||||||
遠田郡田尻町大嶺西水路37年災害復旧 | 田尻町 | 1,140,000 | 741,000 | 741,000 | 885,432 | 575,530 | |
水路延長116メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣193平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量34立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じており、胴込コンクリートはかき込み砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して4分の1程度の8立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 |
|||||||
(303) 同 | |||||||
遠田郡田尻町大沼堤防37年災害復旧 | 受益者共同施行 | 1,122,000 | 729,300 | 729,300 | 616,000 | 400,400 | |
堤防延長105メートルの復旧にあたり、法留練積石垣175平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量31立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じており、胴込コンクリートはふるい分けの不十分な砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の1程度の10立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(304) 同 | |||||||
本吉郡歌津町石浜漁港35、36年災害復旧 | 歌津町 | 2,248,000 | 2,077,892 | 2,077,892 | 229,000 | 211,711 | |
防波堤延長31メートルの復旧にあたり、堤体コンクリート168立米は配合比1:3:6およびセメント390キログラム使いで施行したこととしているが、実際はいずれもかき込み砂利を使用した配合の悪いもので施行しているため工事費229,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(305) 同 | |||||||
本吉郡歌津町名足漁港35、36年災害復旧 | 歌津町 | 3,599,315 | 3,290,573 | 3,290,573 | 221,000 | 201,968 | |
護岸延長150メートルの復旧にあたり、護岸の基礎コンクリート97立米、練積石垣410平米の胴込コンクリート平米当り0.23立米総量94立米および天ばコンクリート厚さ20センチメートル総量30立米はいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はいずれもかき込み砂利を使用した配合の悪いもので施行しているばかりでなく、胴込コンクリートは胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.18立米程度総量73立米を施行したにすぎず、工事費221,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 13,963,241 | 10,862,095 | 10,862,095 | 3,458,230 | 2,454,291 | ||
(306) 秋田県 | |||||||
由利郡金浦町金浦漁港海岸保全 | 秋田県 | 12,000,000 | 6,000,000 | 6,000,000 | 1,744,850 | 872,425 | |
護岸延長200メートルの新設にあたり、うち延長192メートルの擁壁コンクリート781立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長60メートル235立米は砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に砂利だけの層を生じており、すでに各所から著しく漏水している。 |
|||||||
(307) 同 | |||||||
北秋田郡田代町小木津頭首工38年災害復旧 | 田代町 | 2,729,000 | 1,899,384 | 1,773,850 | 697,130 | 485,202 (125,534) |
|
井ぜき延長23メートル等の復旧にあたり、導水路延長55メートルは三面張りコンクリート総量76立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はかき込み砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、型わくの施行が粗雑であったためモルタルが流出し、砂利だけの層を生じており、すでに側壁は全線にわたって内部に水が浸透し、水路底は厚さ20センチメートルまたは30センチメートルのうち10センチメートルから15センチメートル程度摩耗、洗掘されている。 | |||||||
計 | 14,729,000 | 7,899,384 | 7,773,850 | 2,441,980 | 1,357,627 (125,534) |
||
(308) 栃木県 | |||||||
宇都宮市大網町大網頭首工36年災害復旧 | 受益者共同施行 | 3,650,000 | 2,897,260 | 2,897,260 | 850,000 | 674,702 | |
井ぜき延長18メートルの復旧にあたり、水たたき43立米、右岸取付護岸擁壁20立米、魚道の両側壁20立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも水を多量に使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、その強度が著しく低下しており、すでに漏水している。また、付帯護岸等の練積石垣125平米の胴込コンクリートは平米当り0.11立米または0.1立米総量13立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので平米当り0.08立米程度総量10立米を施行したにすぎないなどのため工事費125,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(309) 栃木県 | |||||||
那須郡南那須村三箇揚水機土地改良 | 南那須村下江川土地改良区 | 10,078,882 | 4,924,119 | 4,924,119 | 680,000 | 340,000 | |
揚水機場1筒所等の新設にあたり、揚水機は150キロワットの電動機および口径450ミリメートルのポンプ各1台の設置等を8,603,000円で施行したこととしているが、実際は7,923,000円で施行しており、事業主体はその負担したとしている5,154,763円のうち680,000円を負担していない。 | |||||||
計 | 13,728,882 | 7,821,379 | 7,821,379 | 1,530,000 | 1,014,702 | ||
(310) 千葉県 | |||||||
勝浦市守谷漁港36年災害復旧 | 勝浦市 | 2,942,000 | 2,747,828 | 2,747,828 | 410,254 | 383,177 | |
護岸延長48メートルの復旧にあたり、擁壁の水たたきは粒径15センチメートル内外の基礎ぐり石32立米の上部に配合比1:3:6のコンクリート45立米を施行したこととしているが、実際は基礎ぐり石は岩くずを混入した大小不ぞろいなもので施行しているばかりでなく、コンクリートは砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためコンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに水たたきは10センチメートル程度沈下し、各所にき裂を生じている。 | |||||||
(311) 同 | |||||||
君津郡大佐和町大貫漁港改修 | 大佐和町 | 8,650,000 | 3,460,000 | 3,460,000 | 836,000 | 334,400 | |
防波堤延長56メートルの新設に使用する鋼矢板295枚70トンの積算にあたり、トン当り単価は販売価格53,000円に運搬費483円を加え53,483円とし総額3,787,131円と算定すべきものを、誤って、これに板鋼等原材料から製作させる場合に用いる規格料 | |||||||
2,600円および歩留り減5,560円を加え、さらに3,300円を加算し、トン当り64,943円総額4,598,613円としたため、諸経費等を含め工事費836,000円相当額が積算過大となっている。 | |||||||
(312) 千葉県 | |||||||
長生郡一宮町東部地区かんがい排水 | 東部土地改良区 | 10,150,000 | 4,060,000 | 4,060,000 | 949,000 | 379,600 | |
水路延長496メートルの新設にあたり、から積み護岸延長478メートル1,720平米は控45センチメートルのコンクリートブロック9,607個を使用し、目地コンクリート51立米を配合比1:2:4で施行したこととしているが、実際はコンクリートブロックのうち1,179個は破損したり、き裂を生じたりしている不適格品を使用しており、また、目地コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため目地コンクリートとしての強度が著しく低下し、すでに護岸下部の目地は流失している。 | |||||||
計 | 21,742,000 | 10,267,828 | 10,267,828 | 2,195,254 | 1,097,177 | ||
(313) 東京都 | |||||||
八王子市上恩方町北土代沢林道開設 | 東京都 | 5,882,784 | 1,764,835 | 1,764,835 | 1,699,262 | 509,778 | |
林道延長572メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,171平米は控25センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米総量93立米、裏込コンクリート平米当り0.12立米総量140立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち514平米は大小不ぞろいな薬石を使用し、石積みの施行がきわめて粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、胴込コンクリート41立米は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の20立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。また、266平米の胴込コンクリート21立米は配合の悪いもので3分の2程度の14立米を施行したにすぎず、工事費112,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(314) 同 | |||||||
西多摩郡五日市町山村振興林道南沢線開設 | 東京都 | 5,496,701 | 1,649,010 | 1,649,010 | 1,899,617 | 569,885 | |
林道延長564メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,361平米は控25センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米総量108立米、裏込コンクリート平米当り0.12立米総量163立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち路側練積石垣711平米は大小不ぞろいな築石を使用し、石積みの施行がきわめて粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、胴込コンクリート56立米は半量程度の28立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(315) 東京都 | |||||||
西多摩郡奥多摩町林道大丹波線開設 | 東京都 | 4,918,151 | 1,967,260 | 1,967,260 | 2,009,608 | 803,843 | |
林道延長179メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,276平米は控25センチメートルまたは30センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米または0.1立米総量121立米、裏込コンクリート平米当り0.07立米から0.2立米総量141立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち555平米は大小不ぞろいな築石を使用し、石積みの施行がきわめて粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、胴込コンクリート55立米は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の27立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。また、残りの720平米の胴込コンクリート65立米は配合の悪いもので3分の2程度の43立米を施行したにすぎず、工事費285,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(316) 同 | |||||||
西多摩郡奥多摩町林道小川谷線開設 | 東京都 | 11,639,861 | 5,819,930 | 5,819,930 | 1,516,184 | 758,092 | |
林道延長462メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,202平米は控35センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.12立米総量144立米、裏込コンクリート平米当り0.03立米から0.1立米総量49立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち324平米は大小不ぞろいな築石を使用し、石積みの施行がきわめて粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、胴込コンクリート38立米はぐり石をそう入して半量程度の19立米を施行したにすぎないため胴込部分は空げきとなっており、築石が容易に抜き取られる状況である。また、残りの877平米の胴込コンクリート105立米は3分の2程度の70立米を施行したにすぎず、工事費441,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(317) 東京都 | |||||||
西多摩郡奥多摩町林道川乗線開設 | 東京都 | 9,217,508 | 4,608,754 | 4,608,754 | 1,639,515 | 819,757 | |
林道延長284メートルの開設にあたり、路側擁壁延長21メートル160立米は配合比6:4の玉石コンクリート131立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量28立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、擁壁としての強度が著しく低下している。また、路側および法留練積石垣1,335平米の胴込コンクリートは平米当り0.1立米総量133立米を施行したこととしているが、実際は3分の2程度の93立米を施行したにすぎず、工事費478,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(318) 同 | |||||||
西多摩郡檜原村林道神戸線開設 | 東京都 | 10,423,761 | 5,211,880 | 5,211880 | 673,000 | 336,500 | |
林道延長267メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣2,024平米の胴込コンクリートは平米当り0.08立米または0.1立米総量176立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の115立米を施行したにすぎず、工事費673,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(319) 同 | |||||||
町田市南大谷水路38年災害復旧 | 受益者共同施工 | 449,776 | 312,594 | 312,594 | 329,195 | 228,790 | |
水路延長47メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣148平米は控25センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米総量11立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は大小不ぞろいなものを使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので半量程度の5立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(320) 東京都 | |||||||
大島大島町差木地松の窪農道37年災害復旧 | 大島町 | 1,428,000 | 928,200 | 928,200 | 906,984 | 539,539 | |
農道延長126メートルの復旧にあたり、法留練積石垣253平米は控30センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.15立米総量38立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに多くの間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので半量程度の19立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(321) 同 | |||||||
八丈島八丈町親和ケ平水路36年災害復旧 | 八丈町 | 1,890,000 | 1,228,500 | 1,228,500 | 628,000 | 408,200 | |
水路延長269メートルの復旧にあたり、うち延長129メートルの三面張りコンクリート42立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(322) 同 | |||||||
八丈島八丈町中之郷漁港改修 | 八丈町 | 5,359,000 | 3,199,000 | 3,199,000 | 1,689,662 | 1,689,662 | |
防波堤延長10メートル等の新設にあたり、防波堤の堤体コンクリート132立米は配合比1:3:6および立米当りセメント390キログラム使いで施行したこととしているが、実際はうち配合比1:3:6のコンクリート111立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なものに多量の玉石を混入して施行し、そのつき固めを行なっていないため内部に多くの空げきを生じ、堤体としての強度が著しく低下しており、すでに中央部から折損している。 |
|||||||
(323) 同 | |||||||
八丈島八丈町洞輪沢漁港修築 | 八丈町 | 12,000,000 | 12,000,000 | 12,000,000 | 546,000 | 546,000 | |
防波堤延長15メートルの新設および延長32メートルのかさ上げにあたり、堤体のかさ上げ156立米は配含比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長12メートル53立米のコンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なものに多量のぐり石を混入して施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、堤体としての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 68,705,542 | 38,689,963 | 38,689,963 | 13,537,027 | 7,260,046 | ||
(324) 神奈川県 | |||||||
横浜市金沢区釜利谷地内崩壊地復旧 | 神奈川県 | 2,649,500 | 1,766,333 | 1,766,333 | 444,193 | 296,128 | |
えん堤2箇所の新設にあたり、2号えん堤延長21メートルのえん体127立米は配合比6:4の玉石コンクリート104立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量22立米で被覆したこととしているが、実際は右岸側の下部41立米の玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列も粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(325) 同 | |||||||
愛甲郡清川村堂平地内崩壊地復旧 | 神奈川県 | 6,750,000 | 4,500,000 | 4,500,000 | 1,880,476 | 1,253,650 | |
えん堤1箇所および法留練積石垣103平米等の新設にあたり、えん堤延長34メートルのえん体473立米は配合比6:4の玉石コンクリート425立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量47立米で被覆したこととしているが、実際はえん体の下部199立米の玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列も粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水洗いの不十分な砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。また、法留練積石垣103平米は控30センチメートルの雑割石を使用し、胴裏込コンクリート平米当り0.3立米総量31立米を施行したこととしているが、実際は築石の控を面に使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは水洗いの不十分な砂利を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので、胴裏込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の20立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(326) 神奈川県 | |||||||
足柄上郡松田町寄地内崩壊地復旧 | 神奈川県 | 4,878,000 | 3,252,000 | 3,252,000 | 430,116 | 286,744 | |
えん堤延長43メートルの新設にあたり、えん体662立米は配合比6:4の玉石コンクリート597立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量65立米で被覆したこととしているが、実際は右岸そで部延長15メートル78立米の玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに漏水している。 | |||||||
(327) 同 | |||||||
厚木市才戸頭首工36年災害復旧 | 厚木市 | 2,029,000 | 1,318,850 | 1,318,850 | 405,764 | 263,746 | |
井ぜき延長40メートルの復旧にあたり、堤体である木工沈床87格間の上張りは配合比4:6の玉石コンクリートで厚さ30センチメートル総量92立米を施行したこととしているが、実際は下部はほとんど玉石だけとなっており、その上部をつき固めの不十分なコンクリート厚さ10センチメートル程度総量30立米で被覆したにすぎず、上張り玉石コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(328) 同 | |||||||
厚木市才戸頭首工37年災害復旧 | 厚木市 | 3,375,000 | 2,193,400 | 2,193,400 | 682,967 | 443,928 | |
井ぜき延長54メートルの復旧にあたり、堤体である木工沈床139格間の上張りは配合比4:6の玉石コンクリートで厚さ30センチメートル総量147立米を施行したこととしているが、実際は下部10センチメートル程度は玉石を敷き並べただけで、その上部は玉石を多量に使用しているばかりでなく、その配列が粗雑な玉石コンクリートで施行し、コンクリートのつき固めも不十分であったため、内部に多くの空げきを生じ、上張り玉石コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(329) 神奈川県 | |||||||
愛甲郡愛川町坂本頭首工36年災害復旧 | 中津川左岸土地改良区 | 1,780,000 | 1,157,000 | 1,157,000 | 351,000 | 228,150 | |
井ぜき延長42メートルの復旧にあたり、堤体である木工沈床75格間の上張りは配合比4:6の玉石コンクリート厚さ30センチメートル総量79立米を施行したこととしているが、実際は下部はほとんど玉石だけとなっており、その上部をつき固めの不十分なコンクリート厚さ15センチメートル程度総量39立米で被覆したにすぎず、上張り玉石コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(330) 同 | |||||||
鎌倉市今泉水路36年災害復旧 | 鎌倉市 | 1,373,000 | 1,172,500 | 1,172,500 | 396,000 | 338,184 | |
水路延長61メートルの復旧にあたり、練積石垣179平米は平米当り胴込コンクリート0.18立米総量32立米、裏込コンクリート0.2立米総量35立米を施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートは胴込部分に石くずをそう入し平米当り0.05立米総量8立米程度を施行したにすぎず、裏込コンクリートは全く施行していないため、工事費396,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 22,834,500 | 15,360,083 | 15,360,083 | 4,590,516 | 3,110,530 | ||
(331) 福井県 | |||||||
今立郡池田村土合皿尾地内崩壊地復旧 | 福井県 | 6,305,000 | 4,203,333 | 4,203,333 | 381,557 | 254,371 | |
えん堤3箇所の新設にあたり、4号えん堤延長33メートル334立米は配合比6:4の玉石コンクリート281立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量48立米で被覆し、配合比1:2:4の放水路コンクリート4立米を施行したこととしているが、実際は放水路下部延長9メートル67立米の玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(332) 福井県 | |||||||
丹生郡越前町四ケ浦漁港37年災害復旧 | 福井県 | 2,245,000 | 1,591,705 | 1,519,202 | 456,601 | 323,730(72,503) | |
防波堤根固め延長45メートルの復旧にあたり、根固工は上部34立米を配合比1:3:6のコンクリート、下部170立米を立米当りセメント390キログラム使いのコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長10メートルの上部7立米および下部41立米は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため根固工としての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(333) 同 | |||||||
三方郡美浜町日向漁港38年災害復旧 | 福井県 | 29,664,537 | 19,851,673 | 14,294,881 | 1,395,000 | 930,716(930,716) | |
護岸延長431メートルの復旧に使用する鋼矢板1,078枚517トンの積算にあたり、トン当り単価は販売価格53,000円に運搬費1,629円を加え54,629円とし総額28,267,316円と算定すべきものを、販売価格の調査が不十分であったためトン当り57,000円としこれに運搬費を加えトン当り58,629円総額30,335,000円としたため、工事費1,395,000円相当額が積算過大となっている。 | |||||||
(334) 同 | |||||||
三方郡美浜町林道粟柄河内谷線開設 | 福井県 | 2,638,000 | 1,714,700 | 1,714,700 | 574,018 | 373,111 | |
林道延長530メートルの開設にあたり、橋りょう延長11メートルの橋台103立米は配合比6:4の玉石コンクリート93立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量10立米で被覆したこととしているが、実際は玉石43立米を中詰めとし、これを配合の悪い粗悪なコンクリートを使用した玉石コンクリート厚さ30センチメートル程度総量43立米および配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量16立米で被覆しており、橋台としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(335) 同 | |||||||
大野市下打波頭首工36年災害復旧 | 大野市 | 826,000 | 712,012 | 712,012 | 365,099 | 314,715 | |
井ぜき延長11メートルの復旧にあたり、えん体は高さ3メートル総量44立米を配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は高さ2.4メートルで33立米を施行したにすぎないばかりでなく、ぐり石13立米を中詰めとし、これを配合の悪いコンクリート厚さ25センチメートル程度総量20立米で被覆したにすぎず、えん体としての強度が著しく低下している。また、付帯護岸延長29メートルの練積石垣93平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量16立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.07立米程度総量6立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(336) 福井県 | |||||||
敦賀市公文名頭首工35、36年災害復旧 | 敦賀市 | 4,110,000 | 3,377,950 | 3,377,950 | 554,043 | 455,359 | |
井ぜき延長21メートルの復旧にあたり、えん体170立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は止水壁部分を除く68立米は玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリートの層とに分離して打設し、これを厚さ20センチメートル程度総量15立米のコンクリートで被覆したにすぎず、すでに通水している。また、水たたきは配合比1:3:6のコンクリートで厚さ60センチメートルから90センチメートル総量140立米を施行したこととしているが、実際は厚さ35センチメートルから65センチメートル程度で総量104立米を施行したにすぎないなどのため工事費219,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(337) 同 | |||||||
遠敷郡上中町海士坂水路36年災害復旧 | 上中町 | 817,000 | 704,254 | 704,254 | 232,463 | 200,383 | |
水路延長80メートルの復旧にあたり、落差工38立米および水路底8立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は落差工のうち30立米および水路底は配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに水が浸透している。 | |||||||
(338) 同 | |||||||
坂井郡川西町菅生漁港37年災害復旧 | 川西町 | 1,408,050 | 1,003,938 | 1,003,938 | 813,106 | 579,744 | |
護岸延長64メートルの復旧にあたり、根固工延長49メートルは配合比1:3:6のコンクリートで厚さ60センチメートル、法長1.2メートルから3メートル総量67立米を施行したこととしているが、実際は上厚60センチメートル、下厚40センチメートル、法長1.2メートルから2メートル程度で総量45立米を施行したにすぎないばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なものに軟弱な玉石を多量に混入して施行しているため、根固工としての強度が著しく低下している。また、練積石垣73平米は控45センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量13立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は大小ふぞろいな野づら石または雑石程度のものを使用し、石積みの施行もきわめて粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは全く施行していないため、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(339) 福井県 | |||||||
丹生郡織田町赤井谷水路36年災害復旧 | 織田町 | 515,000 | 437,750 | 437,750 | 385,000 | 327,250 | |
水路延長44メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣113平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.17立米総量19立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石の一部は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分に石くずをそう入して半量程度の9立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 48,528,587 | 33,597,315 | 27,968,020 | 5,156,887 | 3,759,379(1,003,219) | ||
(340) 長野県 | |||||||
飯田市観音沢頭首工36年災害復旧 | 飯田市 | 1,719,000 | 1,608,984 | 1,608,984 | 223,355 | 209,060 | |
井ぜき延長7メートルの復旧にあたり、えん体32立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(341) 長野県 | |||||||
佐久市穴沢頭首工38年災害復旧 | 佐久市 | 1,346,000 | 874,900 | 874,900 | 315,215 | 204,889 | |
井ぜき延長17メートルの復旧にあたり、水たたきは配合比1:4:8のコンクリート4立米の上部に配合比1:3:6のコンクリート28立米を施行したこととしているが、実際はいずれも水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に砂利だけの層や空げきを生じており、すでに水が浸透している。 | |||||||
(342) 同 | |||||||
上水内郡小川村林道薬師沢線37年災害復旧 | 小川村 | 676,000 | 338,000 | 338,000 | 511,425 | 255,712 | |
林道延長22メートルの復旧にあたり、路側練積石垣70平米は控40センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.2立米総量14立米を施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは胴込部分に岩くずをそう入して3分の2程度の9立米を施行したにすぎず、すでにき裂を生じている。また、石垣の基礎25立米は配合比5:5の玉石コンクリート18立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量6立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長10メートル15立米の玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、基礎玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(343) 同 | |||||||
北安曇郡小谷村林道土沢線36年災害復旧 | 小谷村 | 661,000 | 429,650 | 429,650 | 548,726 | 356,671 | |
林道延長20メートルの復旧にあたり、路側および法留練積石垣108平米は控45センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.15立米または0.23立米総量24立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の13立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(344) 長野県 | |||||||
下伊那郡阿智村南沢水路36年災害復旧 | 阿智村 | 2,937,000 | 2,734,347 | 2,734,347 | 280,803 | 261,427 | |
水路延長174メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣487平米は控40センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.19立米総量92立米を施行したこととしているが、実際はぅち75平米は築石に雑石程度のものを使用しているばかりでなく、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じており、胴込コンクリート14立米はつき固めがきわめて不十分であったため半量程度の7立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(345) 同 | |||||||
下伊那郡松川町部奈井水路36年災害復旧 | 松川町 | 1,227,000 | 1,196,325 | 1,196,325 | 231,000 | 225,225 | |
水路延長69メートルの復旧にあたり、ヒューム管の水路を埋設する練積石垣の基礎コンクリート35立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち63メートル32立米は配合の悪い粗悪なコンクリートで施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して各所に砂利だけの層を生じており、基礎コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 8,566,000 | 7,182,206 | 7,182,206 | 2,110,524 | 1,512,984 | ||
(346) 岐阜県 | |||||||
揖斐郡久瀬村武久利屋水路34年災害復旧 | 久瀬村 | 8,797,000 | 7,160,130 | 7,160,130 | 418,000 | 278、806 | |
水路延長775メートルの復旧にあたり、水路底から石張り1,206平米は控35センチメートルの雑石で施行したこととしているが、実際はうち延長150メートル300平米は石張りの施行がきわめて粗雑で、張石と張石との間に多くの間げきを生じており、すでに石張りの表面が不陸となっている。 | |||||||
(347) 岐阜県 | |||||||
大野郡清見村福寄西頭首工36年災害復旧 | 清見村 | 2,324,000 | 1,916,910 | 1,916,910 | 344,071 | 283,858 | |
井ぜき延長28メートルの復旧にあたり、付帯護岸練積石垣128平米は控35センチメートルの雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.12立米総量15立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は控30センチメートル程度のものを使用しているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の7立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(348) 同 | |||||||
武儀郡板取村岩蔵水路34年災害復旧 | 板取村 | 1,101,000 | 990,900 | 990,900 | 275,232 | 247,708 | |
水路延長172メートルの復旧にあたり、水路底練石張り288平米は控25センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.083立米総量23立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石張りの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので3分の1程度の8立米を施行したにすぎず、張石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(349) 同 | |||||||
吉城郡上宝村栃尾頭首工37年災害復旧 | 上宝村 | 4,568,000 | 2,969,200 | 2,969,200 | 368,525 | 239,541 | |
井ぜき延長25メートルの復旧にあたり、えん体の被覆練積石垣77平米および水路延長84メートルの護岸練積石垣360平米の胴込コンクリートは平米当り0.23立米および0.18立米総量82立米を施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の54立米を施行したにすぎず、工事費241,000円相当額が出来高不足となっている。また、護岸の基礎コンクリート20立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なコンクリートに多量のぐり石を混入し、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、基礎コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 16,790,000 | 13,037,140 | 13,037,140 | 1,405,828 | 1,049,913 | ||
(350) 静岡県 | |||||||
磐田郡水窪町カンカケ地内崩壊地復旧 | 静岡県 | 2,349,000 | 1,566,000 | 1,566,000 | 464,963 | 309,975 | |
えん堤延長31メートルの新設にあたり、えん体267立米は配合比6:4の玉石コンクリート225立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量41立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長16メートル66立米は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(351) 同 | |||||||
静岡市平沢地内大片下水路38年災害復旧 | 静岡市 | 870,000 | 565,500 | 565,500 | 581,874 | 378,218 | |
水路延長36メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣188平米は控30センチメートルの野づら石を使用し、胴裏込コンクリート平米当り0.2立米総量37立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は大小不ぞろいなものを使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので3分の1程度の13立米を施行したにずぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(352) 同 | |||||||
熱海市下多賀宮川支線36年災害復旧 | 熱海市 | 6,073,000 | 5,830,080 | 5,830,080 | 720,282 | 691,470 | |
水路延長67メートルの復旧にあたり、落差工1箇所73立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なコンクリートに多量の玉石を混入し、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(353) 同 | |||||||
掛川市上西ノ谷頭首工37年災害復旧 | 掛川市 | 1,501,000 | 975,650 | 975,650 | 314,000 | 204,100 | |
井ぜき延長8メートルの復旧にあたり、付帯護岸練石張り106平米は控25センチメートルから30センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米総量8立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は張石は控を面に使用し、石張りの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので半量程度の4立米を施行したにすぎず、練石張りとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(354) 静岡県 | |||||||
清水市吉原地内又沢農道38年災害復旧 | 清水市 | 901,000 | 850,544 | 850,544 | 740,464 | 698,998 | |
農道延長68メートルの復旧にあたり、法留練積石垣208平米は控30センチメートルの野づら石を使用し、平米当り胴込コンクリート0.1立米総量20立米、裏込コンクリート0.05立米総量10立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、胴込コンクリートは胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.05立米程度総量10立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(355) 同 | |||||||
庵原郡由比町今宿急傾斜農道 | 由比町 | 6,130,000 | 3,064,000 | 3,064,000 | 451,330 | 225,665 | |
農道延長720メートルの開設にあたり、舗装コンクリート1,787平米は配合比1:3:6で厚さ12センチメートル総量214立米を施行したこととしているが、実際はうち705平米84立米は基盤の締固めを行なうことなく配合の悪い粗悪なコンクリートを打設したためモルタルが流出し、下部5センチメートル程度は砂利だけの層となっており、舗装コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(356) 同 | |||||||
賀茂郡東伊豆町片瀬赤川農道38年災害復旧 | 東伊豆町 | 1,070,000 | 695,500 | 695,500 | 699,997 | 454,998 | |
農道延長31メートルの復旧にあたり、路側線積石垣上段104平米、下段152平米計257平米は控35センチメートルの野づら石または雑石を使用し、平米当り胴込コンクリート0.12立米総量30立米、さらに下段には裏込コンクリート0.1立米総量15立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用しており、胴込および裏込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので胴、裏込部分にぐり石をそう入して半量または3分の2程度の22立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(357) 静岡県 | |||||||
田方郡天城湯ケ島町宮ケ畑水路36年災害復旧 | 天城湯ケ島町 | 1,047,000 | 1,015,590 | 1,015,590 | 400,539 | 388,522 | |
水路延長115メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣190平米は控35センチメートルの野づら石または雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.12立米総量22立米を施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の13立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(358) 同 | |||||||
田方郡天城湯ケ島町持越日陰水路36年災害復旧 | 天城湯ケ島町 | 7,378,000 | 7,156,660 | 7,156,660 | 2,735,045 | 2,652,993 | |
水路延長139メートルの復旧にあたり、落差工1箇所のえん体189立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石64立米を中詰めとし、これを配合の悪い粗悪なコンクリート厚さ45センチメートル程度総量125立米で被覆したにすぎず、すでに漏水している。また、護岸練積石垣213平米は控35センチメートルの野づら石または雑石を使用し、胴裏込コンクリート46立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴裏込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(359) 同 | |||||||
田方郡修善寺町梅ケ平頭首工36年災害復旧 | 修善寺町 | 2,472,000 | 2,298,960 | 2,298,960 | 667,191 | 620,487 | |
井ぜき延長19メートルの復旧にあたり、えん体88立米は配合比3:7の玉石コンクリート71立米および配合比1:3:6のコンクリート16立米で施行したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(360) 静岡県 | |||||||
田方郡土肥町上ウツギノ水路36年災害復旧 | 土肥町 | 4,146,000 | 4,046,496 | 4,046,496 | 1,221,151 | 1,191,843 | |
水路延長93メートルの復旧にあたり、落差工5箇所のえん体計138立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(361) 同 | |||||||
田方郡戸田村山村振興林道本洞線開設 | 戸田村 | 7,000,000 | 2,100,000 | 2,100,000 | 953,000 | 285,900 | |
林道延長677メートルの開設にあたり、路側練積石垣延長198メートル641平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量115立米を施行したこととしているが、実際はうち延長58メートル219平米は控30センチメートル程度の雑石を使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.1立米程度総量21立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。また、延長114メートル325平米の胴込コンクリート58立米は胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の39立米を施行したにすぎず、工事費270,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 40,937,000 | 30,164,980 | 30,164,980 | 9,949,836 | 8,103,169 | ||
(362) 愛知県 | |||||||
蒲郡市相楽町林道笹子線開設 | 蒲郡市 | 3,900,000 | 1,560,000 | 1,560,000 | 657,654 | 263,061 | |
林道延長602メートルの開設にあたり、路側練積石垣463平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米または0.23立米総量86立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち129平米は石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリート26立米は配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の13立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が低下しており、すでにき裂を生じている。また、残り334平米の胴込コンクリート60立米は3分の2程度の40立米を施行したにすぎず、工事費125,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(363) 愛知県 | |||||||
常滑市苅屋漁港伊勢湾高潮対策 | 常滑市 | 32,178,615 | 26,096,856 | 26,096,856 | 293,273 | 237,844 | |
防潮堤延長300メートルの復旧にあたり、天ば張りコンクリート143立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長100メートル43立米は水洗いの不十分な砂を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(364) 同 | |||||||
額田郡額田町桜井寺頭首工36年災害復旧 | 額田町 | 476,000 | 309,400 | 309,400 | 476,000 | 309,400 | |
井ぜき延長15メートルの復旧にあたり、えん体22立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。また、水たたき9立米および側壁12立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はいずれも配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、水たたきは厚さ30センチメートルのうち下部15センチメートル程度はモルタルが流出し、側壁は内部に砂利だけの層を生じており、すでにいずれも水が浸透している。 | |||||||
(365) 同 | |||||||
東加茂郡足助町霧山水路36年災害復旧 | 足助町 | 362,000 | 304,060 | 304,060 | 362,000 | 304,060 | |
水路延長25メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣67平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、平米当り胴込コンクリート0.18立米総量12立米、裏込ぐり石0.25立米または0.4立米総量22立米を施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは胴込部分に多量のぐり石をそう入して目地程度を施行したにすぎず、裏込ぐり石は風化したぜい弱なものを半量程度混入しているため、練積石垣としての強度が著しく低下しており、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(366) 愛知県 | |||||||
東加茂郡足助町白倉農道36年災害復旧 | 足助町 | 474,000 | 398,160 | 398,160 | 400,303 | 336,254 | |
農道延長18メートルの復旧にあたり、路側練積石垣83平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.175立米総量14立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は築石は控を面に使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の7立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 37,390,615 | 28,668,476 | 28,668,476 | 2,189,230 | 1,450,619 | ||
(367) 三重県 | |||||||
阿山郡伊賀町林道北打山線36年災害復旧 | 伊賀町 | 995,000 | 824,855 | 824,855 | 995,000 | 824,855 | |
林道延長25メートルの復旧にあたり、路側擁壁57立米は配合比6:4の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は粗石24立米を中詰めとし、これを配合の悪い粗悪なコンクリート厚さ20センチメートル程度総量32立米で被覆したにすぎず、また、擁壁の基礎20立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行しているため容易に破砕される状況で、いずれもその強度が著しく低下している。また、擁壁上部のコンクリートブロック練積み88平米は平米当り胴込コンクリート0.12立米総量10立米、裏込コンクリート0.08立米総量7立米をいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の5立米を施行したにすぎず、裏込コンクリートは全く施行していないため、コンクリートブロック練積みとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(368)滋賀県 | |||||||
犬上郡多賀町林道甲頭倉線開設 | 多賀町森林組合 | 6,700,000 | 2,010,000 | 2,010,000 | 840,000 | 252,000 | |
林道延長631メートルの開設にあたり、路側擁壁延長248メートルは配合比1:3:6のコンクリートで上厚20センチメートル、下厚40センチメートルから1.08メートル総量343立米を施行したこととしているが、実際はうち延長35メートル63立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なコンクリートで施行し、そのつき固めも不十分であったばかりでなく、下厚は40センチメートルから50センチメートル程度で38立米を施行したにすぎず、コンクリート擁壁としての強度が著しく低下している。また、残りの延長213メートル279立米は配合の悪いコンクリートで施行しているなどのため工事費320,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(369) 同 | |||||||
甲賀郡甲賀町佐山頭首工34、36年災害復旧 | 野洲川土地改良区 | 17,974,000 | 15,851,964 | 15,851,964 | 579,000 | 507,854 | |
井ぜき延長83メートルの復旧にあたり、えん体および水たたき933立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行し、また、鉄筋コンクリート沈床は配合比3:7の玉石コンクリート中詰めブロック1,188個および間詰めぐり石494立米を施行したこととしているが、実際はえん体および水たたきのコンクリートはぐり石を混入しており、また、中詰めブロックのコンクリートは配合の悪いものでそのつき固めも不十分となっており、さらに間詰めぐり石は半量程度を施行したにすぎないなどのため、工事費579,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(370) 同 | |||||||
野洲郡中主町野田堤防36年災害復旧 | 童子川沿岸土地改良区 | 2,848,000 | 1,851,200 | 1,851,200 | 1,133,000 | 736,450 | |
堤防延長60メートルの復旧にあたり、堤体の練積石垣および練石張り275平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、平米当り胴込コンクリート0.18立米総量49立米、裏込ぐり石0.23立米総量63立米を施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは胴込部分に岩くずをそう入して目地程度を施行したにすぎず、裏込ぐり石はぐり石に代え岩くずで施行しているため、石垣および石張りの内部に多くの空げきを生じており、すでにき裂を生じている。 | |||||||
(371) 滋賀県 | |||||||
野洲郡中主町野田水路36年災害復旧 | 童子川沿岸土地改良区 | 1,060,000 | 689,000 | 689,000 | 776,000 | 504,400 | |
水路延長33メートルの復旧にあたり、護岸は長さ4メートルのコンクリート矢板83枚をすき間なく打ち込んだこととしているが、実際は延長34メートル間に80枚を乱雑に打ち込んだため前後、左右に大きな間げきを生じており、すでに背後の土砂が流出している。 | |||||||
計 | 28,582,000 | 20,402,164 | 20,402,164 | 3,328,000 | 2,000,704 | ||
(372) 京都府 | |||||||
竹野郡丹後町中浜漁港36年災害関連 | 京都府 | 2,705,000 | 1,352,000 | 1,352,000 | 1,142,000 | 571,000 | |
防砂堤延長34メートルの施行にあたり、堤体コンクリート247立米は岩盤およびコンクリート方塊等の上部に配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はかき込み砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、多量のぐり石および木片を混入したため、すでに各所にき裂を生じており、方塊上に施行した延長18メートルのうち16メートルの間は倒壊している。 | |||||||
(373) 同 | |||||||
宇治市白川頭首工38年災害復旧 | 宇治市 | 402,000 | 261,300 | 261,300 | 402,000 | 261,300 | |
井ぜき延長6メートル等の復旧にあたり、えん体6立米および三面張り水路22立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は現場付近で採取した水洗いのきわめて不十分な砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに漏水している。 | |||||||
(374) 京都府 | |||||||
舞鶴市田井漁港東防波堤34年災害復旧 | 舞鶴市 | 4,266,000 | 3,651,696 | 3,651,696 | 1,394,502 | 1,193,693 | |
防波堤延長74メートルの復旧にあたり、堤体の根固めコンクリート225立米は配合比1:3;6および1:1.5:3で施行したこととしているが、実際は下部123立米に多量のぐり石を混入しているばかりでなく、型わくの施行が粗雑で打設後の養生も不十分であったためモルタルが流出し砂利だけの層を生じており、すでに下部が大きく洗掘され空洞を生じている。 | |||||||
(375) 同 | |||||||
加佐郡大江町三河1号水路36年災害復旧 | 大江町 | 2,515,000 | 2,120,145 | 2,120,145 | 288,765 | 243,428 | |
水路延長151メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣517平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量93立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は下部271平米の胴込コンクリート48立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の32立米を施行したにすぎないばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため、コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(376) 同 | |||||||
相楽郡笠置町有市水路34年災害復旧 | 笠置町 | 1,785,000 | 1,606,500 | 1,606,500 | 497,000 | 447,300 | |
水路延長88メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣348平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.17立米総量59立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち152平米は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じており、胴込コンクリート25立米は配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の13立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(377) 同 | |||||||
与謝郡伊根町本庄漁港34年災害復旧 | 伊根町 | 8,905,000 | 8,762,520 | 8,762,520 | 509,196 | 501,048 | |
防波堤延長50メートルの復旧にあたり、根固めの8トンテトラポット226個723立米は配合比1:2.65:5.3で施行したこととしているが、実際はうち22個は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため各所に砂利だけの層を生じており、すでに破損している。 | |||||||
計 | 20,578,000 | 17,754,161 | 17,754,161 | 4,233,463 | 3,217,769 | ||
(378) 兵庫県 | |||||||
川西市久代北台頭首工37年災害復旧 | 川西市 | 4,105,000 | 3,325,050 | 2,745,806 | 311,000 | 251,910(251,910) | |
井ぜき延長131メートルの復旧にあたり、右岸付帯護岸延長20メートルの練石張り85平米は控35センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.12立米総量10立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石張りの施行が粗雑で張石は互いにかみ合っておらず、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので3分の1程度の3立米を施行したにすぎず、張石が容易に抜き取られる状況である。また、左岸付帯護岸延長30メートルの練積石垣183平米の胴込コンクリートは平米当り0.16立米総量29立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので半量程度の14立米を施行したにすぎず、工事費85,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(379) 同 | |||||||
神崎郡神崎町林道猪笹線開設 | 神崎町 | 10,291,000 | 4,116,400 | 4,116,400 | 542,000 | 216,800 | |
林道延長1,264メートルの開設にあたり、路側練積石垣1,379平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量248立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の165立米を施行したにすぎず、工事費542,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 14,396,000 | 7,441,450 | 6,862,206 | 853,000 | 468,710 (251,910) |
||
(380) 奈良県 | |||||||
宇陀郡曾爾村塩井水路36年災害復旧 | 曾爾村 | 23,104,000 | 22,249,152 | 21,950,910 | 1,755,084 | 1,690,145(298,242) | |
水路延長86メートルの復旧にあたり、2号土砂止えん堤延長28メートルのえん体419立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は中央部221立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(381) 奈良県 | |||||||
宇陀郡御杖村野尻谷水路36年災害復旧 | 御杖村 | 1,466,000 | 1,413,224 | 1,413,224 | 362,736 | 349,677 | |
水路延長90メートルの復旧にあたり、三面張りコンクリート76立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち左岸延長54メートルおよび右岸延長31メートルの側壁25立米は水洗いの不十分な砂を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(382) 同 | |||||||
吉野郡大塔村林道篠原線36年災害復旧 | 大塔村森林組合 | 3,166,000 | 2,830,404 | 2,830,404 | 306,000 | 273,564 | |
林道延長90メートルの復旧にあたり、路側擁壁延長63メートル364立米は配合比6:4の玉石コンクリート285立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量78立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長10メートル54立米の玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(383) 同 | |||||||
吉野郡十津川村林道山崎谷線36年災害復旧 | 十津川村 | 740,000 | 640,840 | 640,840 | 536,900 | 464,955 | |
林道延長25メートルの復旧にあたり、路側擁壁延長29メートル85立米は配合比6:4の玉石コンクリート61立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量23立米で被覆したこととしているが、実際は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリート擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(384) 奈良県 | |||||||
吉野郡西吉野村西新子農道37年災害復旧 | 西吉野村 | 742,000 | 532,014 | 502,617 | 323,552 | 231,986(29,397) | |
農道延長15メートルの復旧にあたり、路側コンクリート擁壁48立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(385) 同 | |||||||
吉野郡東吉野村小水路37年災害復旧 | 受益者共同施行 | 806,000 | 679,458 | 679,458 | 481,000 | 405,483 | |
水路延長83メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣207平米は控35センチメートルの野づら石または雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.11立米総量22立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長63メートル149平米は大小不ぞろいな築石を使用しているばかりでなく、控を面に使用しており、胴込コンクリート16立米は水洗いの不十分な砂を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので、胴込部分に石くずをそう入して平米当り0.08立米程度総量11を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
計 | 30,024,000 | 28,345,092 | 28,017,453 | 3,765,272 | 3,415,810 (327,639) |
||
(386) 和歌山県 | |||||||
伊都郡かつらぎ町大畑農道38年災害復旧 | かつらぎ町 | 1,180,000 | 767,000 | 767,000 | 513,231 | 333,600 | |
農道延長22メートルの復旧にあたり、路側練積石垣の基礎84立米は配合比5:5の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリート層とに分離して打設し、これを粗悪なコンクリート厚さ15センチメートル程度で被覆したにすぎず、すでにき裂を生じている。 | |||||||
(387) 和歌山県 | |||||||
海草郡美里町狼谷口水路36年災害復旧 | 美里町 | 10,642,000 | 9,875,776 | 7,553,761 | 286,500 | 265,872(265,872) | |
水路延長163メートルの復旧にあたり、擁壁コンクリート延長21メートル76立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長9メートル35立米はふるい分けの不十分な砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、コンクリートのつき固めもきわめて不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに各所から漏水している。 | |||||||
(388) 同 | |||||||
海草郡美里町柳生谷奥水路36年災害復旧 | 美里町 | 3,046,000 | 2,826,688 | 2,784,000 | 334.000 | 309,952(42,688) | |
水路延長166メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣591平米の胴込コンクリートは平米当り0.12立米総量71立米を施行したこととしているが、実際は半量程度の35立米を施行したにすぎず、工事費334,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(389) 同 | |||||||
那賀郡粉河町別所谷水路36年災害復旧 | 粉河町 | 1,578,000 | 1,342,878 | 1,342,878 | 284,117 | 241,783 | |
水路延長180メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣439平米は控30センチメートルの雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.08立米総量35立米を施行したこととしているが、実際はうち延長34メートル88平米は石積みの施行が粗雑で築石が互いにかみ合っていないばかりでなく、胴込コンクリートは目地程度を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(390) 同 | |||||||
日高郡中津村小畑水路35年災害復旧 | 中津村 | 1,438,000 | 1,366,100 | 1,366,100 | 233,833 | 222,141 | |
水路延長381メートルの復旧にあたり、2号水路延長226メートルの三面張りコンクリート38立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長165メートル27立米は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているためコンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(391) 和歌山県 | |||||||
日高郡美山村椿山水路35年災害復旧 | 美山村 | 5,092,000 | 4,786,480 | 4,786,480 | 389,000 | 365,660 | |
水路延長398メートルの復旧にあたり、護岸擁壁528立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長55メートル66立米は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているためコンクリート擁壁としての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(392) 同 | |||||||
日高郡由良町衣奈漁港36年災害復旧 | 由良町 | 6,912,000 | 6,876,000 | 6,871,000 | 663,000 | 659,685(5,000) | |
護岸延長165メートルの復旧にあたり、コンクリート擁壁701立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち592立米は配合の悪いもので施行しているばかりでなく、型わくの施行が粗雑となっているなどのため、工事費663,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(393) 同 | |||||||
東牟婁郡本宮町山村振興林道道の川線開設 | 本宮町 | 2,000,000 | 600,000 | 600,000 | 755,318 | 226,595 | |
林道延長136メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣274平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量49立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち162平米は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリート29立米は配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の14立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
計 | 31,888,000 | 28,440,922 | 26,071,219 | 3,458,999 | 2,625,288(313,560) | ||
(394) 島根県 | |||||||
大田市川合町程ケ原地内崩壊地復旧 | 島根県 | 1,379,222 | 919,481 | 919,481 | 303,742 | 202,494 | |
えん堤2箇所の新設にあたり、1号えん堤のえん体78立米は配合比6:4の玉石コンクリート62立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量15立米で被覆したことしているが、実際は下部52立米は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(395) 島根県 | |||||||
安来市須崎地区海岸保全 | 島根県 | 3,100,000 | 1550,000 | 1,550,000 | 639,203 | 319,601 | |
防潮堤延長225メートルの新設にあたり、堤防基礎方塊209個85立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めが不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、かつ、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下しており、すでに通水している。 | |||||||
(396) 同 | |||||||
穏地郡五箇村林道横尾山線開設 | 島根県 | 9,990,000 | 5,994,000 | 5,994,000 | 517,000 | 310,200 | |
林道延長1,037メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,021平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量183立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の122立米を施行したにすぎず、工事費517,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(397) 同 | |||||||
周吉郡西郷町飯田地区海岸保全 | 島根県 | 2,504000 | 1,252,000 | 1,252,000 | 519,244 | 259,622 | |
防潮堤延長235メートルの新設にあたり、擁壁110立米および波返し45立米はいずれも配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長124メートルの擁壁55立米および波返し26立米は玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設し、これをコンクリート厚さ10センチメートル程度で被覆したにすぎず、いずれもその強度が著しく低下しており、すでにき裂を生じている。 | |||||||
(398) 島根県 | |||||||
周吉郡西郷町西郷漁港修築 | 島根県 | 26,686,086 | 19,407,956 | 19,407,956 | 574,000 | 287,000 | |
岸壁延長115メートルの新設および埋立て9,183立米等の施行にあたり、埋立て9,183立米は泊地のしゅんせつ土4,470立米および岸壁の床掘土1,175立米を流用し、3,537立米は2キロメートルの地点から山土を切取り運搬したこととしているが、実際は山土は1,114立米を切取り運搬したにすぎず、残りの2,423立米はしゅんせつ土で施行しているため、工事費574,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(399) 同 | |||||||
仁多郡横田町小馬木地内崩壊地復旧 | 島根県 | 3,530,129 | 2,353,418 | 2,353,418 | 1,223,017 | 815,344 | |
えん堤および谷止工各1箇所の新設にあたり、谷止工のえん体142立米は配合比6:4の玉石コンクリート122立米を配分比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量19立米で被覆したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、谷止工としての強度が著しく低下している。また、えん堤345立米は配合比6:4の玉石コンクリート303立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量41立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石を多量に使用しているなどのため工事費331,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(400) 同 | |||||||
仁多郡横田町下鷹ノ巣地内崩壊地復旧 | 島根県 | 1,326,097 | 884,064 | 884,064 | 1,056,697 | 704,464 | |
えん堤延長25メートルの新設にあたり、えん体164立米は配合比6:4の玉石コンクリート139立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量24立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石に代え雑石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、えん堤としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(401) 島根県 | |||||||
出雲市稗原町沖谷川頭首工36年災害復旧 | 出雲市 | 1,051,000 | 920,676 | 920,676 | 464,001 | 406,464 | |
井ぜき延長10メートルの復旧にあたり、えん体、水たたきおよび付帯擁壁計37立米は配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石に代え雑石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもほとんど行なっていなかったため各所に空げきを生じており、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(402) 同 | |||||||
邑智郡大和村山村振興林道田ノ原線開設 | 大和村 | 3.850,000 | 1,155,000 | 1,155,000 | 2,543,433 | 763,029 | |
林道延長374メートルの開設にあたり、路側擁壁385立米は配合比6:4の玉石コンクリート260立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量124立米で被覆したこととしているが、実際は粗石260立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ10センチメートル程度総量124立米で被覆したにすぎず、擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(403) 同 | |||||||
鹿足郡日原町枕瀬野口頭首工37年災害復旧 | 日原町 | 991,000 | 644,150 | 644,150 | 991,000 | 644,150 | |
井ぜき延長34メートルの復旧にあたり、えん体および水たたき110立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に空洞を生じており、すでに水が浸透している。 | |||||||
(404) 同 | |||||||
能義郡伯太町宮の前頭首工36年災害復旧 | 伯太町 | 1,002,000 | 856,710 | 856,710 | 1,002,000 | 856,710 | |
井ぜき延長31メートルの復旧にあたり、えん体139立米および取入水路の基礎10立米は配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はいずれもかき込み砂利混りの粗石104立米および6立米を中詰めとし、これを配合の悪い粗悪なコンクリート厚さ12センチメートル程度総量34立米および4立米で被覆したにすぎず、すでにいずれも内部に水が浸透している。 | |||||||
計 | 55,409,534 | 35,937,455 | 35,937,455 | 9,833,337 | 5,569,078 | ||
(405) 岡山県 | |||||||
勝田郡勝田町東谷上地内崩壊地復旧 | 岡山県 | 1,898,000 | 1,265,333 | 1,265,333 | 580,390 | 386,926 | |
えん堤延長22メートルの新設にあたり、えん体223立米は配合比6:4の玉石コンクリート189立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量33立米で被覆したこととしているが、実際はえん体の右岸側109立米は全量を玉石コンクリートで施行しているばかりでなく、玉石を多量に使用しその配列が粗雑となっており、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(406) 同 | |||||||
児島市通生漁港海岸保全 | 児島市 | 2,529,838 | 1,264,919 | 1,264,919 | 865,839 | 432,919 | |
護岸延長80メートルの新設にあたり、コンクリート擁壁236立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は下部139立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったためモルタルと砂利とが分離して砂利だけの層を生じており、すでに通水している。 | |||||||
(407) 同 | |||||||
津山市中島さが頭首工36、37年災害復旧 | 津山市 | 25,328,000 | 16,463,200 | 16,463,200 | 6,617,022 | 4,301,063 | |
井ぜき延長144メートルの復旧にあたり、えん体1,048立米、水たたき1,336立米、取合工102立米はいずれも配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体、取合工の全量および水たたきのうち167立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、玉石コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(408) 岡山県 | |||||||
英田郡大原町古町下町頭首工35、36年災害復旧 | 大原町 | 2,897,000 | 1,882,600 | 1,882,600 | 580,180 | 377,117 | |
井ぜき延長29メートルの復旧にあたり、水たたき193立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は右岸側91立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに水が浸透している。 | |||||||
(409) 同 | |||||||
英田郡作東町小の谷西頭首工36年災害復旧 | 作東町 | 2,749,000 | 2,265,176 | 1,786,850 | 1,247,358 | 1,027,176(478,326) | |
井ぜき延長42メートルの復旧にあたり、えん体203立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(410) 同 | |||||||
英田郡西粟倉村山村振興林道引谷1号線開設 | 西粟倉村 | 1,660,000 | 498,000 | 498,000 | 793,922 | 238,176 | |
林道延長214メートルの開設にあたり、路側擁壁延長70メートル115立米は配合比6:4の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長24メートル42立米は粗石24立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ10センチメートル程度総量18立米で被覆したにすぎず、また、残りの延長46メートル73立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、いずれも擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(411) 同 | |||||||
苫田郡奥津町鳴神頭首工36年災害復旧 | 奥津町 | 7,168,000 | 5,884,920 | 5,884,920 | 5,062,096 | 4,155,980 | |
井ぜき延長50メートルの復旧にあたり、えん体678立米および水たたき223立米はいずれも配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは現場付近で採取したふるい分けおよび水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、えん体のうち延長8メートル170立米は雑石164立米を中詰めとし、これを配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル程度総量6立米で被覆したにすぎず、また、残りの延長35メートル508立米は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、さらに、水たたきは下部に雑石129立米程度を敷き並べ、その上部に玉石コンクリート94立米を施行したにすぎず、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(412) 岡山県 | |||||||
苫田郡奥津町長土路頭首工36年災害復旧 | 奥津町 | 1,220,000 | 1,001,620 | 1,001,620 | 774,251 | 635,660 | |
井ぜき延長32メートルの復旧にあたり、えん体90立米および水たたき54立米はいずれも配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、また、水たたきは玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設しており、すでにいずれも内部に水が浸透している。 | |||||||
(413) 同 | |||||||
苫田郡奥津町林道上杉線開設(その1) | 羽出森林組合 | 7,600,000 | 3,800,000 | 3,800,000 | 661,000 | 330,500 | |
林道延長1,042メートルの開設にあたり、路側練積石垣907平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量163立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の81立米を施行したにすぎず、工事費661,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(414) 同 | |||||||
苫田郡奥津町林道上杉線開設(その2) | 羽出森林組合 | 13,556,000 | 6,778,000 | 6,778,000 | 1,570,982 | 785,491 | |
林道延長1,273メートルの開設にあたり、路側擁壁延長244メートル506立米は配合比6:4の玉石コンクリート318立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量187立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長69メートル99立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、かつ、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、玉石コンクリート擁壁としての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。また、残りの延長175メートル406立米は玉石を多量に使用しているため工事費634,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(415) 岡山県 | |||||||
真庭郡川上村山王河原頭首工34年災害復旧 | 川上村 | 1,020,000 | 918,000 | 918,000 | 332,006 | 298,805 | |
井ぜき延長17メートルの復旧にあたり、えん体42立米は配合比5:5の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水洗いの不十分な砂を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。また、護岸練積石垣151平米の胴込コンクリートは平米当り0.175立米総量26立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので、胴込部分に土砂およびぐり石をそう入して3分の1程度の8立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(416) 同 | |||||||
真庭郡川上村千部河原頭首工34年災害復旧 | 川上村 | 1,068,000 | 961,200 | 961,200 | 687,007 | 618,306 | |
井ぜき延長21メートルの復旧にあたり、えん体46立米、水たたき29立米および阻水壁49立米はいずれも配合比5:5の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体は玉石19立米を中詰めとし、これをコンクリート厚さ25センチメートル程度総量26立米で被覆したにすぎず、水たたきは玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設しており、また、阻水壁は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでにいずれも内部に水が浸透している。 | |||||||
(417) 岡山県 | |||||||
真庭郡美甘村林道菅谷線開設 | 美甘村森林組合 | 7,000,000 | 2,800,000 | 2,800,000 | 2,775,832 | 1,110,332 | |
林道延長799メートルの開設にあたり、路側および法留擁壁延長1,113メートル600立米は配合比6:4の玉石コンクリート276立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量323立米で被覆したこととしているが、実際はうち延長550メートル321立米は玉石の層とコンクリートの層とに分離して打設しまたは玉石を中詰めとしてこれをコンクリート厚さ10センチメートル程度で被覆したにすぎず、玉石コンクリート擁壁としての強度が著しく低下している。また、延長431メートル144立米はコンクリートのつき固めが不十分であったため工事費195,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(418) 同 | |||||||
真庭郡八束村荒神淵頭首工36年災害復旧 | 八束村 | 4,182,000 | 3,613,240 | 3,613,240 | 1,308,079 | 1,130,180 | |
井ぜき延長71メートルの復旧にあたり、えん体313立米は配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(419) 同 | |||||||
和気郡三石町林道新田線開設 | 三石町 | 2,000,000 | 800,000 | 800,000 | 594,423 | 237,769 | |
林道延長513メートルの開設にあたり、橋台52立米は配合比7:3の玉石コンクリートで施行し、橋りょうのそで擁壁延長14メートル25立米および路側擁壁延長171メートル70立米は配合比6:4の玉石コンクリート16立米および30立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量9立米および40立米で被覆したこととしているが、実際は橋台、そで擁壁の全量および路側擁壁のうち延長34メートル22立米はいずれも玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 81,875,838 | 50,196,208 | 49,717,882 | 24,450,387 | 16,066,400(478,326) | ||
(420) 広島県 | |||||||
佐伯郡五日市町五日市漁港改修 | 広島県 | 10,596,000 | 4,238,400 | 4,238,400 | 898,000 | 359,200 | |
物揚場延長272メートルの新設にあたり、護岸の裏込工のうち目つぶし砂利は設計図面によれば総量333立米となっているのに、誤って1,102立米としたため、工事費898,000円相当額が積算過大となっている。 | |||||||
(421) 同 | |||||||
庄原市浜中頭首工38年災害復旧 | 庄原市 | 1,215,000 | 995,085 | 995,085 | 418,792 | 342,990 | |
井ぜき延長16メートルの復旧にあたり、堤体である木工沈床の上張りコンクリートは厚さ40センチメートル総量20立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため下部20センチメートル程度は砂利だけの層となっており、すでに通水している。また、付帯護岸練積石垣84平米の胴込コンクリート14立米および護岸の基礎コンクリート19立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はいずれも配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、胴込コンクリートは胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の7立米を施行したにすぎず、コンクリートとしての強度が著しく低下しており、基礎コンクリートはうち下部12立米はぐり石8立米を中詰めとしこれを厚さ15センチメートル程度総量3立米のコンクリートで被覆したにすぎず、すでに通水している。 | |||||||
(422) 同 | |||||||
安芸郡蒲刈町赤土地区急傾斜地帯農道 | 蒲刈町 | 9,000,000 | 5,400,000 | 5,400,000 | 475,606 | 285,363 | |
農道延長566メートルの開設にあたり、路側練積石垣1,054平米の胴込コンクリートは平米当り0.17立米総量179立米を施行したこととしているが、実際は3分の2程度の119立米を施行したにすぎず、工事費336,000円相当額が出来高不足となっている。また、付帯水路延長477メートルの三面張りコンクリート84立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長212メートルの左岸側壁11立米および底張り4立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(423) 広島県 | |||||||
安佐郡安古市町長楽寺3号水路38年災害復旧 | 安古市町 | 1,672,000 | 836,000 | 836,000 | 521,643 | 260,821 | |
水路延長70メートルの施行にあたり、護岸練積石垣342平米は控35センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.11立米総量37立米、さらにうち94平米には裏込コンクリート平米当り0.1立米総量9立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は胴込および裏込コンクリートはいずれも砂を多量に使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので施行しているばかりでなく、胴込コンクリートは目地程度を施行したにすぎず、さらに、うち153平米は大小不ぞろいな築石を使用しているばかりでなく、石積みの施行が粗雑なため、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(424) 同 | |||||||
賀茂郡福富町桑木頭首工38年災害復旧 | 福富町 | 1,831,000 | 1,427,689 | 1,427,689 | 389,000 | 348,155 | |
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、えん体72立米は配合比2:8の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに漏水している。 | |||||||
計 | 24,314,000 | 12,897,174 | 12,897,174 | 2,703,041 | 1,596,529 | ||
(425) 香川県 | |||||||
観音寺市伊吹漁港36年災害復旧 | 観音寺市 | 3,919,800 | 3,778,689 | 3,778,687 | 234,935 | 226,479 | |
物揚場延長62メートルの復旧にあたり物揚場舗装235平米は配合比1:3:6のコンクリートで厚さ30センチメートル総量70立米を施行したこととしているが、実際はうち146平米43立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので厚さ10センチメートル程度総量14立米を施行したにすぎず、舗装コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(426) 香川県 | |||||||
大川郡大内町小磯漁港34年災害復旧 | 大内町 | 3,610,000 | 3,115,300 | 3,115,300 | 682,335 | 588,855 | |
防波堤延長26メートルの復旧にあたり、捨石堤の水中張立て736平米は1個当り1トン内外の割石779立米で施行したこととしているが、実際は割石の控を面に使用しているばかりでなく張立てが粗雑であったため697立米を施行したにすぎず、すでに一部は散乱している。 | |||||||
(427) 同 | |||||||
大川郡引田町相生漁港西導流堤36年災害復旧 | 引田町 | 935,000 | 723,909 | 723,909 | 331,826 | 256,912 | |
導流堤延長13メートルの復旧にあたり、捨石堤の被覆338平米は1個当り1トン内外の割石319立米で張り立てたこととしているが、実際は割石の控を面に使用しているばかりでなくその張立てが粗雑であったため278立米を施行したにすぎず、被覆捨石としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(428) 同 | |||||||
大川郡引田町相生漁港東導流堤36年災害復旧 | 引田町 | 1,500,000 | 1,252,066 | 1,252,066 | 489,121 | 408,416 | |
導流堤延長25メートルの復旧にあたり、捨石堤の被覆467平米は1個当り1トン内外の割石538立米で張り立てたこととしているが、実際は割石の控を面に使用しているばかりでなくその張立てが粗雑であったため495立米を施行したにすぎず、被覆捨石としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(429) 同 | |||||||
木田郡庵治村鎌野漁港海岸保全 | 庵治村 | 10,050,000 | 5,025,000 | 5,025,000 | 1,288,858 | 644,429 | |
防潮堤延長217メートルの新設にあたり、擁壁コンクリート324立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長135メートル201立米は配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、裏型わくを使用することなく打設し、コンクリートのつき固めもほとんど行なっていないため内部に空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(430) 香川県 | |||||||
小豆郡池田町北地水路36年災害復旧 | 池田町 | 27,397,000 | 22,957,210 | 22,957,210 | 5,226,414 | 4,299,920 | |
水路延長1,423メートルの復旧にあたり、護岸練積み4,652平米は控35センチメートルのコンクリートブロックを使用し、平米当り胴込コンクリート0.18立米総量837立米、裏込ぐり石0.35立米総量1,628立米を施行したこととしているが、実際はうち延長67メートル284平米は胴込部分に土砂を充てんし、配合の悪いきわめて粗悪なコンクリートで目地程度を施行したにすぎないばかりでなく、裏込ぐり石は全く施行しておらず、延長140メートル311平米はブロックの積み方が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、その表面が不陸となっており、胴込コンクリートは胴込部分に土砂を充てんし、配合の悪いきわめて粗悪なもので目地程度を施行したにすぎず、いずれもコンクリートブロック練積みとしての強度が著しく低下し、ブロックが容易に抜き取られる状況である。また、延長553メートル2,268平米の胴込コンクリート408立米は配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.05立米程度総量113立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。さらに、延長332メートル1,190平米の胴込コンクリート214立米は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の107立米を施行したにすぎないなどのため工事費882,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(431) 同 | |||||||
小豆郡内海町日方水路36年災害復旧 | 内海町 | 2,111,000 | 1,823,904 | 1,823,904 | 312,000 | 269,568 | |
水路延長238メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣749平米の胴込コンクリートは平米当り0.1立米総量74立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入し、うち延長136メートル446平米は目地程度を施行したにすぎず、残りの延長102メートル303平米は平米当り0.08立米程度総量24立米を施行したにすぎないため、工事費312,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(432) 香川県 | |||||||
小豆郡土庄町コジクラ堤防36年災害復旧 | 土庄町 | 3,548,000 | 3,306,000 | 3,306,000 | 338,180 | 315,183 | |
堤防延長200メートルの復旧にあたり、護岸コンクリートブロック練積みの基礎コンクリート48立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は現場付近で採取した粗悪な砂利を混入した配合の悪いもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(433) 同 | |||||||
仲多度郡満濃町常包上所頭首工34年災害復旧 | 満濃町 | 1,448,000 | 1,303,200 | 1,303,200 | 670,375 | 603,337 | |
井ぜき延長24メートルの復旧にあたり、えん体90立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため、内部に砂利だけの層を生じており、すでに通水している。 | |||||||
計 | 54,518,800 | 43,285,276 | 43,285,276 | 9,574,044 | 7,613,099 | ||
(434) 高知県 | |||||||
中村市名鹿漁港36年災害復旧 | 中村市 | 6,564,000 | 5,802,200 | 5,802,200 | 544,000 | 480,896 | |
防波堤延長70メートルの復旧にあたり、堤体の上部のコンクリート730立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪いもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、工事費544,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(435) 同 | |||||||
香美郡夜須町住吉漁港36年災害復旧 | 夜須町 | 4,883,000 | 4,765,000 | 4,765,000 | 751,350 | 733,317 | |
防波堤延長68メートルの復旧にあたり、堤体根固工延長32メートルは12.5トンテトラポット104個を防波堤の天ばを計画高としてすえ付けたこととしているが、実際はテトラポットのすえ付けが粗雑であったため空げきが多く、計画高より1.3メートル程度高く施行しており、すでにうち1割程度は波浪のため欠脱している。 | |||||||
(436) 高知県 | |||||||
高岡郡葉山村川ノ内水路38年災害復旧 | 葉山村 | 1,105,000 | 1,017,705 | 1,017,705 | 251,599 | 231,722 | |
水路延長88メートルの復旧にあたり、付帯頭首工延長11メートル28立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は砂利に代え軟弱な岩くずを使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、そのつき固めもほとんど行なっていないため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(437) 同 | |||||||
高岡郡東津野村芳生野頭首工38年災害復旧 | 東津野村 | 2,686,000 | 2,583,932 | 2,504,086 | 237,745 | 228,710(79,846) | |
井ぜき延長17メートルの復旧にあたり、えん体および水たたき188立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうちえん体の斜面部26立米は水洗いおよびふるい分けの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、そのつき固めもほとんど行なっていないため内部に空げきを生じており、すでに各所から漏水している。 | |||||||
(438) 同 | |||||||
幡多郡大月町安満地漁港海岸保全および36年災害復旧 | 大月町 | 16,440,307 | 13,154,000 | 13,154,000 | 771,000 | 616,922 | |
防潮堤延長126メートルの施行にあたり、擁壁331立米および波返し328立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪いもので施行しているばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため、工事費771,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(439) 同 | |||||||
幡多郡大方町浮津漁港38年災害復旧 | 大方町 | 1,416,870 | 1,152,000 | 1,152,000 | 515,666 | 419,437 | |
導流堤延長27メートルの復旧にあたり、堤体コンクリート188立米は陸上部分149立米を配合比1:3:6、水中部分38立米を配合比1:2:4で施行したこととしているが、実際はうち延長9メートルの陸上部分47立米および水中部分12立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なコンクリートにぐり石を混入して施行しているばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。また、残りの陸上部分101立米および水中部分26立米は配合の悪いコンクリートで施行しているため工事費171,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 33,095,177 | 28,474,637 | 28,394,791 | 3,071,360 | 2,711,004(79,846) | ||
(440) 福岡県 | |||||||
福岡市丸頭首工37年災害復旧 | 福岡市 | 3,694,000 | 3,196,813 | 3,057,227 | 935,569 | 809,647(139,586) | |
井ぜき延長47メートルの復旧にあたり、えん体82立米は配合比3:7の玉石コンクリート、また、水たたきは配合比1:3:6および1:4:8のコンクリート総量121立米で施行したこととしているが、実際はえん体の下部60立米の玉石コンクリートは玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、また、水たたきは玉石を多量に混入しているばかりでなく、下部51立米のコンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(441) 同 | |||||||
福岡市丸頭首工38年災害復旧 | 福岡市 | 3,864,000 | 3,102,927 | 3,041,492 | 1,071,941 | 860,806(61,435) | |
井ぜき延長30メートルの復旧にあたり、えん体は配合比3:7の玉石コンクリートで高さ1.8メートル総量106立米、また、水たたきは配合比1:3:6および1:4:8のコンクリートで厚さ70センチメートルから1.1メートル総量171立米を施行したこととしているが、実際はえん体は根入れが不足し、高さ1.5メートル程度で80立米を施行したにすぎないばかりでなく、うち下部の50立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっており、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、また、水たたきは厚さ40センチメートルから80センチメートル程度で115立米を施行したにすぎないばかりでなく、玉石を多量に混入しており、うち下部の49立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(442) 福岡県 | |||||||
糸島郡志摩村江極水路35年災害復旧 | 志摩村 | 2,166,000 | 1,778,286 | 1,778,286 | 1,399,403 | 1,148,910 | |
水路延長169メートルの復旧にあたり、三面張りコンクリート延長130メートル89立米および床止工5箇所110立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は三面張りコンクリートおよび床止工の側壁コンクリート53立米は水洗いの不十分な砂を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、いずれもコンクリートとしての強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(443) 同 | |||||||
遠賀郡芦屋町柏原漁港36年災害復旧 | 芦屋町 | 16,106,000 | 11,290,000 | 11,290,000 | 349,073 | 244,700 | |
防波堤延長83メートルの復旧にあたり、4トンテトラポット1,067個は立米当りセメント300キログラム使いのコンクリートで製作したものであるが、うち25個は冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分で凍結したなどのため強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(444) 同 | |||||||
筑紫郡那珂川町井尻頭首工38年災害復旧 | 那珂川町 | 2,080,000 | 1,657,360 | 1573,320 | 576,707 | 469,439(84,040) | |
井ぜき延長88メートルの復旧にあたり、えん体の練石張り511平米は控45センチメートルの雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.15立米総量76立米で施行したこととしているが、実際はうち255平米は被災した在来の石張りに合ばモルタルを施行したにすぎず、練石張りとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(445) 同 | |||||||
京都郡勝山町小原池溜池38年災害復旧 | 勝山町 | 1,270,000 | 825,500 | 825,500 | 360,000 | 234,000 | |
放水路延長56メートルの復旧にあたり、側壁34立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行し、また、水路底は配合比1:4:8のコンクリート18立米の上部に配合比1:3:6のコンクリート28立米を施行したこととしているが、実際はうち延長33メートルの側壁18立米および水路底の配合比1:3:6のコンクリート16立米、配合比1:4:8のコンクリート10立米はいずれも配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に砂利だけの層を生じており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(446) 福岡県 | |||||||
山門郡三橋町磯鳥頭首工36年災害復旧 | 花宗太田土木組合 | 3,405,000 | 2,212,900 | 2,212,900 | 360,000 | 234,000 | |
井ぜき延長65メートルの復旧にあたり、土砂吐けの護岸練積石垣112平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.17立米総量19立米を配合比1:3:6で施行し、また、底張りコンクリートは総量7立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は練積石垣は石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので半量程度の8立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況であり、また、底張りコンクリートもきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため強度が著しく低下しており、すでに摩耗、洗掘されている。 | |||||||
計 | 32,585,000 | 24,063,786 | 23,778,725 | 5,052,693 | 4,001,502(285,061) | ||
(447) 佐賀県 | |||||||
藤津郡嬉野町桑の木原頭首工37年災害復旧 | 嬉野町 | 3,537,000 | 3,409,668 | 3,409,668 | 747,359 | 720,454 | |
井ぜき延長32メートルの復旧にあたり、えん体223立米および水たたき123立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体のうち108立米は玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリートの層とに分離して打設しており、すでに内部に通水している。また、えん体の残り114立米および水たたきのコンクリートは水を多量に使用した配合の悪いもので施行しているため工事費108,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(448) 同 | |||||||
藤津郡太良町道越漁港修築 | 太良町 | 8,000,000 | 3,200,000 | 3,200,000 | 826,000 | 330,400 | |
防波堤延長58メートルの新設にあたり、基礎捨石は1個当り50キログラム内外のもので2,735立米を施行したこととしているが、実際は20キログラム以下のものを2割程度の547立米混入しているため工事費826,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 11,537,000 | 6,609,668 | 6,609,668 | 1,573,359 | 1,050,854 | ||
(449) 長崎県 | |||||||
大村市萱瀬町黒木地内崩壊地復旧 | 長崎県 | 3,652,419 | 2,434,946 | 2,434,946 | 1,241,569 | 827,712 | |
えん堤2箇所の新設にあたり、1号、2号両えん堤のえん体計203立米は配合比6:4の玉石コンクリート計167立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル計36立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートはいずれも玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきおよび空洞を生じており、いずれもえん堤としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(450) 同 | |||||||
長崎市大崎名林道千々線開設 | 長崎市 | 12,400,000 | 6,200,000 | 6,200,000 | 869,000 | 434,500 | |
林道延長1,580メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,871平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米または0.23立米総量356立米を施行したこととしているが、実際はうち1,773平米の334立米は胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.12立米または0.17立米程度総量227立米を施行したにすぎないなどのため工事費742,000円相当額が出来高不足となっている。また、残り97平米の22立米は砂利を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.17立米程度総量16立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(451) 同 | |||||||
諌早市川頭頭首工37年災害復旧 | 諌早市 | 1,137,000 | 1,114,260 | 1,114,260 | 407,535 | 399,384 | |
井ぜき延長15メートルの復旧にあたり、えん体69立米は配合比4:6の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は床掘りから発生したへん平な軟岩を乱雑に投入しているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めもきわめて不十分であったため内部に空洞および砂利だけの層を生じており、えん体としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(452) 長崎県 | |||||||
諌早市琴川水路37年災害復旧 | 諌早市 | 4,344,000 | 4,105,080 | 4,105,080 | 587,447 | 555,137 | |
水路延長414メートルの復旧にあたり、底張りコンクリート136立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長171メートル93立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているため、コンクリートとしての強度が著しく低下し、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(453) 同 | |||||||
佐世保市針尾漁港海岸保全 | 佐世保市 | 4,000,000 | 2,000,000 | 2,000,000 | 1,062,000 | 531,000 | |
護岸延長73メートルの新設にあたり、練積石垣239平米は平米当り胴込コンクリート0.25立米総量59立米、裏込コンクリート0.15立米総量35立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はコンクリートはいずれも配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、下部169平米の胴込コンクリート42立米は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の20立米を施行したにすぎず、裏込コンクリート25立米は全く施行していないため、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(454) 同 | |||||||
北高来郡高来町西宇土頭首工37年災害復旧 | 高来町 | 3,094,000 | 3,013,556 | 3,013,556 | 513,810 | 500,450 | |
井ぜき延長32メートルの復旧にあたり、えん体83立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は内部53立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきおよび砂利だけの層を生じており、すでに通水している。 | |||||||
(455) 長崎県 | |||||||
北高来郡高来町林道平田線37年災害復旧 | 高来町 | 2,418,314 | 1,209,157 | 1,209,157 | 554,890 | 277,445 | |
林道延長137メートルの復旧にあたり、路側練積石垣421平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米総量75立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長55メートル215平米は控30センチメートル程度の築石を使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリート38立米はかき込み砂利を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の21立米を施行したにすぎず、練積石垣としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(456) 同 | |||||||
東彼杵郡川棚町山道頭首工37年災害復旧 | 川棚町 | 4,243,000 | 4,056,308 | 4,056,308 | 385,000 | 368,060 | |
井ぜき延長71メートルの復旧にあたり、えん体136立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長34メートル74立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(457) 同 | |||||||
東彼杵郡波佐見町上孟宗谷水路37年災害復旧 | 波佐見町 | 2,459,000 | 2,377,853 | 2,577,853 | 760,578 | 735,478 | |
水路延長68メートルの復旧にあたり、底張りコンクリート厚さ30センチメートル総量44立米および床止工3箇所計50立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なコンクリートで施行しているばかりでなく、底張りは厚さ15センチメートル程度で総量22立米を施行したにすぎず、床止工は多量の玉石を混入し、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、いずれもその強度が著しく低下している。 | |||||||
(458) 長崎県 | |||||||
東彼杵郡東彼杵町三反問頭首工37年災害復旧 | 東彼杵町 | 1,698,000 | 1,664,040 | 1,664,040 | 338,214 | 331,449 | |
井ぜき延長15メートルの復旧にあたり、えん体19立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。また、水たたき31立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため下部は砂利だけの層となっており、水たたきとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(459) 同 | |||||||
東彼杵郡東彼杵町二反問頭首工37年災害復旧 | 東彼杵町 | 2,024,000 | 1,983,520 | 1,983,520 | 552,938 | 541,879 | |
井ぜき延長22メートルの復旧にあたり、えん体35立米は配合比3:7の玉石コンクリートで施行したこととしているが、実際はコンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったばかりでなく、工事中の排水が不良であったため、各所に砂利だけの層を生じており、すでに内部に通水している。また、水たたき52立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため砂利だけの層を生じており、水たたきとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(460) 同 | |||||||
南高来郡吾妻町長谷川第5水路37年災害復旧 | 吾妻町 | 6,427,000 | 6,401,292 | 6,401,292 | 237,891 | 236,939 | |
水路延長246メートルの復旧にあたり、土砂止えん堤のえん体153立米は配合比3:7の玉石コンクリートで、また、えん堤の取付護岸擁壁5立米および水路護岸の根固め3立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はえん体の右岸側12立米、擁壁および根固めのコンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、その強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
計 | 47,896,733 | 36,560,012 | 36,560,012 | 7,510,872 | 5,739,433 | ||
(461) 熊本県 | |||||||
菊池市小木地内崩壊地復旧 | 熊本県 | 3,311,000 | 2,207,333 | 2,207,333 | 401,000 | 267,333 | |
えん堤1箇所および山腹練積石垣延長99メートルの新設にあたり、山腹練積石垣317平米の胴込コンクリートは平米当り0.23立米総量73立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の36立米を施行したにすぎないなどのため工事費401,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(462) 同 | |||||||
阿蘇郡小国町黒渕地内崩壊地復旧 | 熊本県 | 1,479,000 | 986,000 | 986,000 | 1,479,000 | 986,000 | |
えん堤延長30メートルの新設にあたり、えん体241立米は配合比5:5の玉石コンクリート204立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量37立米で被覆したこととしているが、実際は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(463) 同 | |||||||
阿蘇郡長陽村湯の谷地内崩壊地復旧 | 熊本県 | 3,290,000 | 2,193,333 | 2,193,333 | 1,582,575 | 1,055,050 | |
えん堤2箇所等の新設にあたり、1号、2号両えん堤のえん体計249立米は配合比5:5の玉石コンクリート計205立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートルまたは15センチメートル計43立米で被覆したこととしているが、実際はいずれも玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。 | |||||||
(464) 同 | |||||||
阿蘇郡南小国村満願寺地内崩壊地復旧 | 熊本県 | 1,170,000 | 780,000 | 780,000 | 1,170,000 | 780,000 | |
えん堤2箇所の新設にあたり、1号、2号両えん堤のえん体計155立米は配合比5:5の玉石コンクリート計124立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートルまたは15センチメートル計31立米で被覆したこととしているが、実際は1号えん体73立米は現場付近で採取した雑石を半量程度混入した玉石の層と配合の悪い粗悪なコンクリートの層とに分離して打設し、これを粗悪なコンクリート厚さ10センチメートル程度で被覆したにすぎず、また、2号えん体82立米は玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっており、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じているばかりでなく、下部7立米は床掘りで発生した岩くずを敷き並べたにすぎず、すでにいずれも通水している。 | |||||||
(465) 熊本県 | |||||||
飽託郡河内芳野村塩屋漁港改修 | 熊本県 | 6,268,000 | 2,507,000 | 2,507,000 | 593,000 | 237,200 | |
護岸延長130メートルの新設にあたり、練積石垣577平米の胴、裏込コンクリートは平米当り0.43立米総量248立米を施行したこととしているが、実際は胴、裏込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の167立米を施行したにすぎず、また、護岸の裏込ぐり石は床掘り743立米を行なって562立米を施行したこととしているが、実際は床掘り597立米、裏込ぐり石417立米を施行したにすぎず、工事費593,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(466) 同 | |||||||
八代郡泉村林道五家荘下屋敷線開設 | 熊本県 | 18,000,000 | 11,700,000 | 11,700,000 | 3,241,004 | 2,106,652 | |
林道延長1,265メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣1,963平米は控45センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.23立米総量451立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち815平米は控40センチメートル程度の築石を使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリート187立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の130立米を施行したにすぎず、かつ、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、築石が容易に抜き取られる状況である。また、残り1,148平米のうち491平米は控40センチメートル程度の築石を使用し、胴込コンクリート112立米は平米当り0.18立米程度総量88立米を施行したにすぎず、工事費218,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(467) 熊本県 | |||||||
荒尾市野田水路A工区37年災害復旧 | 荒尾市 | 1,744,000 | 1,492,864 | 1,492,864 | 740,799 | 634,123 | |
水路延長96メートルの復旧にあたり、落差工2箇所45立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なコンクリートに玉石を混入して施行しているばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに通水している。また、護岸練積石垣293平米の胴込コンクリートは裏型わくを使用して平米当り0.18立米総量52立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は裏型わくは上部1石程度に使用しただけで下部には全く使用していないばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の26立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(468) 同 | |||||||
荒尾市野田水路B工区37年災害復旧 | 荒尾市 | 1,453,000 | 1,243,768 | 1,243,768 | 323,552 | 276,960 | |
水路延長84メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣255平米の胴込コンクリートは裏型わくを使用して平米当り0.18立米総量46立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は裏型わくは上部1石程度に使用しただけで下部には全く使用していないばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の23立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(469) 同 | |||||||
阿蘇郡阿蘇町黒川第2団地小規模草地改良(その1) | 阿蘇町 | 3,204,000 | 1,281,000 | 1,281,000 | 1,178,000 | 471,200 | |
牧道延長1,520メートルの新設にあたり、路面の敷きぐり石は厚さ20センチメートル総量908立米を施行したこととしているが、実際は砂利を半量程度施行したにすぎないなどのため工事費1,057,000円相当額が出来高不足となっている。また、掘さく2,807立米、盛土1,162立米を施行したこととしているが、実際は掘さく2,683立米、盛土641立米で足りたため工事費121,000円相当額が設計過大となっている。 | |||||||
(470) 熊本県 | |||||||
阿蘇郡阿蘇町黒川第2団地小規模草地改良(その2) | 阿蘇町 | 1,152,200 | 460,000 | 460,000 | 503,000 | 201,200 | |
草地10ヘクタールの造成にあたり、根株15,000株を抜根し整地したこととしているが、実際の根株は7,072株にすぎないため工事費342,000円相当額が設計過大となっており、また、実際に抜根したものはこのうち半量程度にすぎず、工事費161,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(471) 同 | |||||||
阿蘇郡一の宮町荻の草団地小規模草地改良 | 一の宮町 | 3,420,000 | 1,368,000 | 1,368,000 | 957,466 | 382,986 | |
牧道延長820メートルの新設にあたり、うち延長109メートルの路側から積石垣462平米は0.6メートルから1.4メートル根入れして控35センチメートルの雑割石で施行したこととしているが、実際は根入れが不足している箇所があるばかりでなく、築石の控を面に使用し、石積みの施行も粗雑で築石は合ばに間げきを生じているため、すでにはらみを生じ、約70平米が崩壊している。 | |||||||
(472) 同 | |||||||
鹿本郡菊鹿村平田頭首工38年災害復旧 | 菊鹿村 | 3,336,000 | 2,875,632 | 1,303,010 | 630,235 | 543,262(543,262) | |
井ぜき延長26メートルの復旧にあたり、えん体406立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち延長12メートル128立米は配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離し、砂利だけの層を生じており、すでに通水している。 | |||||||
(473) 同 | |||||||
菊池郡七城村山崎頭首工38年災害復旧 | 七城村 | 1,871,000 | 1,721,320 | 580,500 | 660,012 | 607,211(607,211) | |
井ぜき延長48メートルの復旧にあたり、水たたきは幅5.5メートル、厚さ50センチメートルから70センチメートル総量146立米を配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので厚さ30センチメートル程度総量86立米を施行したにすぎないばかりでなく、そのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、すでに水が浸透している。 | |||||||
(474) 熊本県 | |||||||
球磨郡多良木町林道花立線開設 | 多良木町 | 5,500,000 | 2,200,000 | 2,200,000 | 883,848 | 353,539 | |
林道延長782メートルの開設にあたり、路側および法留練積石垣705平米は控45センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.23立米総量162立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち224平米は控40センチメートル程度の築石を使用し、石積みの施行が粗雑で合ばに間げきを生じているばかりでなく、胴込コンクリート51立米は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の35立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。また、残りの480平米は控40センチメートル程度の築石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.18立米程度総量86立米を施行したにすぎず、工事費186,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(475) 同 | |||||||
玉名郡天水町石橋川水路38年災害復旧 | 天水町 | 1,225,000 | 1,193,150 | 770,900 | 1,073,854 | 1,045,933(422,250) | |
水路延長282メートルの復旧にあたり、底張りコンクリートは配合比1:3:6で厚さ30センチメートル総量131立米を施行したこととしているが、実際は水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、厚さ20センチメートル程度総量87立米を施行したにすぎないばかりでなく、下部10センチメートル程度は全く硬化しておらず、底張りコンクリートとしての強度が著しく低下している。また、護岸練積石垣44平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリートは裏型わくを使用して平米当り0.18立米総量7立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは裏型わくを上部1石程度に使用しただけで下部には全く使用することなく、水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して3分の1程度の2立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(476) 熊本県 | |||||||
玉名郡天水町鯨油川水路38年災害復旧 | 天水町 | 1,192,000 | 1,161,008 | 1,153,216 | 247,292 | 240,862(7,792) | |
水路延長35メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣203平米の胴込コンクリートは裏型わくを使用して平米当り0.18立米総量36立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は裏型わくは上部1石程度に使用しただけで下部には全く使用していないばかりでなく、胴込コンクリートは水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の18立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(477) 同 | |||||||
玉名郡三加和村上河原頭首工37年災害復旧 | 三加和村 | 937,000 | 735,545 | 730,835 | 401,071 | 314,840(4,710) | |
井ぜき延長13メートルの復旧にあたり、付帯護岸練積石垣113平米は控35センチメートルの雑割石を使用し、胴込コンクリートは裏型わくを使用して平米当り0.18立米総量20立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は石積みの施行が粗雑となっているばかりでなく、胴込コンクリートは裏型わくを上部2石程度に使用しただけで下部には全く使用することなく、水を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の12立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(478) 同 | |||||||
飽託郡河内芳野村亀の甲水路38年災害復旧 | 河内芳野村 | 1,548,000 | 1524,780 | 1,006,200 | 361,000 | 355,585(355,585) | |
水路延長121メートルの復旧にあたり、延長47メートルの護岸練積石垣146平米の胴込コンクリートは平米当り0.22立米総量32立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して3分の1程度の10立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。また、延長74メートルの三面張りコンクリートの底張りは厚さ30センチメートルで27立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は下部23センチメートル程度を配合の悪いきわめて粗悪なコンクリートで施行し、その表面7センチメートル程度を配合比1:3:6のコンクリートで上張りしたにすぎず、底張りコンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(479) 熊本県 | |||||||
飽託郡河内芳野村笹原水路38年災害復旧 | 河内芳野村 | 2,108,000 | 2,076,380 | 2,076,380 | 351,298 | 346,028 | |
水路延長93メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣227平米の胴込コンクリートは平米当り0.22立米総量122立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して3分の1程度の15立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(480) 同 | |||||||
飽託郡河内芳野村白浜水路38年災害復旧 | 河内芳野村 | 5,138,000 | 5,060,930 | 5,060,930 | 335,000 | 329,975 | |
水路延長238メートルの復旧にあたり、護岸練積石垣557平米の胴込コンクリートは平米当り0.22立米総量50立米を施行したこととしているが、実際は胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の61立米を施行したにすぎず、工事費335,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 67,346,200 | 44,768,043 | 41,101,269 | 17,113,006 | 11,535,939 (1,940,810) |
||
(481) 大分県 | |||||||
南海部郡弥生村須平地内渓流崩壊防止 | 大分県 | 1,580,000 | 1,053,333 | 1,053,333 | 1,580,000 | 1,053,333 | |
えん堤2箇所の施工にあたり、3号、4号えん堤のえん体計282立米は配合比5:5の玉石コンクリート計230立米を配合比1:3:6のコンクリート計52立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートはいずれも玉石を多量に使用し、その配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートのつき固めが不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、いずれもえん堤としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(482) 大分県 | |||||||
臼杵市荒田頭首工38年災害復旧 | 臼杵市 | 3,150,000 | 2,620,800 | 2,620,800 | 946,981 | 787,888 | |
井ぜき延長81メートルの復旧にあたり、止水壁73立米および付帯護岸基礎27立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は軟弱なぐり石を多量に混入しているばかりでなく、水洗いおよびふるい分けの不十分な砂利を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったため内部に多くの空げきを生じており、すでに通水している。また、えん体の練石張り427平米の胴込コンクリートは平米当り0.225立米総量96立米を施行したこととしているが、実際は配合の悪いもので胴込部分にぐり石をそう入して3分の2程度の64立米を施行したにすぎないなどのため工事費265,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(483) 同 | |||||||
臼杵市深江漁港東護岸38年災害復旧 | 臼杵市 | 1,102,000 | 735,000 | 735,000 | 332,966 | 222,088 | |
護岸延長84メートルの復旧にあたり、練積石垣134平米は控45センチメートルの野づら石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.15立米総量20立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は大小不ぞろいな築石を使用しているばかりでなく、その一部は控を面に使用しており、胴込コンクリートは配合の悪い粗悪なもので胴込部分にぐり石をそう入して半量程度の10立米を施行したにすぎず、築石が容易に抜き取られる状況である。 | |||||||
(484) 同 | |||||||
臼杵市深江漁港南護岸38年災害復旧 | 臼杵市 | 1,423,000 | 949,100 | 949,100 | 358,808 | 239,324 | |
護岸延長84メートルの復旧にあたり、練積石垣205平米の胴込コンクリートは平米当り0.23立米総量47立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち延長61メートル145平米の胴込コンクリート33立米は水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪いきわめて粗悪なもので、胴込部分にぐり石をそう入して平米当り0.13立米総量18立米を施行したにすぎず、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。また、水たたきは基礎ぐり石厚さ20センチメートル総量21立米の上部に厚さ15センチメートル総量20立米を配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は基礎ぐり石は厚さ10センチメートル程度総量10立米、コンクリートは厚さ7.5センチメートル程度総量10立米を施行したにすぎず、水たたきとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(485) 大分県 | |||||||
東国東郡国見町種田漁港海岸保全 | 国見町 | 7,500,000 | 3,750,000 | 3,750,000 | 1,457,000 | 728,500 | |
堤防延長62メートルの施行にあたり、擁壁909立米および取付護岸84立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は現場付近で採取したかき込み砂利を混入した配合の悪いもので施行し、そのつき固めも不十分であったため、工事費1,457,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(486) 同 | |||||||
日田郡中津江村林道黒谷線第2工区38年災害復旧 | 中津江村 | 554,000 | 472,562 | 472,562 | 377,958 | 322,398 | |
橋りょう1箇所の復旧にあたり、橋台53立米は配合比4:6の玉石コンクリート46立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量7立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートはいずれも砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離しており、橋台としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(487) 同 | |||||||
日田郡中津江村林道黒谷線第4工区38年災害復旧 | 中津江村 | 610,000 | 520,330 | 375,838 | 421,962 | 359,933(144,492) | |
橋りょう1箇所の復旧にあたり、橋台61立米は配合比4:6の玉石コンクリート51立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量9立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは砂を多量に使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離しており、橋台としての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 15,919,000 | 10,101,125 | 9,956,633 | 5,475,675 | 3,713,464(144,492) | ||
(488) 宮崎県 | |||||||
東臼杵郡門川町門川漁港38年災害復旧 | 宮崎県 | 1,350,000 | 931,000 | 931,000 | 599,975 | 413,982 | |
防波堤延長60メートルの復旧にあたり、根固めコンクリート109立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は配合の悪いきわめて粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったなどのためモルタルと砂利とが分離して砂利だけの層を生じており、根固めコンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(489) 同 | |||||||
西臼杵郡高千穂町林道秋元線開設 | 高千穂町 | 12,130,000 | 6,065,000 | 6,065,000 | 737,306 | 368,653 | |
林道延長383メートルの開設にあたり、法留擁壁延長159メートルのうち延長35メートル110立米は配合比6:4の玉石コンクリート86立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量24立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは水洗いの不十分な骨材を使用した配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して砂利だけの層を生じており、玉石コンクリート擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(490) 同 | |||||||
西臼杵郡日之影町林道大瀬線開設 | 日之影町森林組合 | 14,670,000 | 7,335,000 | 7,335,000 | 756,677 | 378,338 | |
林道延長301メートルの開設にあたり、路側擁壁延長150メートルのうち延長29メートル133立米は配合比6:4の玉石コンクリート108立米を配合比1:3:6のコンクリート厚さ10センチメートル総量25立米で被覆したこととしているが、実際は玉石コンクリートは玉石の配列が粗雑となっているばかりでなく、コンクリートは配合の悪い粗悪なもので施行し、そのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して砂利だけの層を生じており、玉石コンクリート擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(491) 宮崎県 | |||||||
南那珂郡南郷町林道波平瀬線開設 | 南郷町森林組合 | 5,000,000 | 1,500,000 | 1,500,000 | 707,000 | 212,100 | |
林道延長1,659メートルの開設にあたり、うち延長1,095メートルの敷砂利は厚さ25センチメートルで総量821立米を施行したこととしているが、実際は厚さ8センチメートル程度で総量280立米を施行したにすぎず、工事費707,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
計 | 33,150,000 | 15,831,000 | 15,831,000 | 2,800,958 | 1,373,073 | ||
合計 | 1,131,147,413 | 783,842,316 | 763,598,719 | 197,578,471 | 136,961,031 (9,245,854) |