租税の徴収不足をきたしたもの

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（６）−（１８５） 　租税の徴収不足をきたしたもの

（一般会計）　国税収納金整理資金

　租税の徴収不足をきたしていたものについて会計検査の結果是正させたものが、税額１事項１０万円以上のもので集計すると横浜税関および麹町ほか２１３税務署において８６０事項４４７，４１８，３７５円あるが、これを税目別に示すと次のとおり

であり、うち税額１事項５０万円以上のものをあげると別表第１のとおり１８０件２７４，７１２，３３０円である。
　これらの過誤のおもなものは、源泉所得税においては配当、賞与の性質を有する給与、申告所得税においては譲渡所得、雑所得、不動産所得、法人税においては減価償却、退職給与引当金、同族会社の留保金額に関するもので、とくに申告所得税において譲渡所得に関するものが１７０事項の多数に上っている。これらは主として法令の適用を誤ったこと、取引関係等の調査が十分でなかったこと、課税資料についての通報連絡または活用が適確でなかったことによるものである。