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  • 昭和39年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第6節 各所管別の事項|
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  • 保険

健康保険および厚生年金保険保険料の徴収不足をきたしたもの


(191)  健康保険および厚生年金保険保険料の徴収不足をきたしたもの

(厚生保険特別会計)
(健康勘定) (款)保険収入 (項)保険料収入
(年金勘定) (款)保険収入 (項)保険料収入

 健康保険および厚生年金保険事業における保険料徴収の適否について、北海道ほか31都府県の93社会保険事務所管内の255,908事業所のうち4,344事業所を選定し、保険料算定の基礎となる報酬について実地に調査したところ、保険料の徴収不足の事態が上記都道府県のすべてに見受けられ、これを是正させたものが1,870事業所(調査済被保険者183,757名の7.5%に当たる13,937名)で健康保険保険料25,189,441円、厚生年金保険保険料11,263,661円計36,453,102円あり、都道府県ごとに集計すると次表のとおりである。

 このような事態を生じているのは、報酬のは握の仕方が複雑であるなどの事情もあって事業主の届け出が適正に行なわれない傾向があり、これに対する実施機関側の指導調査も十分行き届かないことによるものと認められ、保険料の適正な徴収についてはなお一層努力の要があると認められる。

健康保険および厚生年金保険保険料の徴収不足をきたしたものの図1