労働者災害補償保険保険料等の徴収不足をきたしたもの

（５８８）　労働者災害補償保険保険料等の徴収不足をきたしたもの

　労働者災害補償保険事業における保険料の徴収の適否について、北海道ほか２８労働基準局管内の５２３，６４２事業場のうち２．９％に当たる１５，０７５事業場を調査したところ、事業主の申告した保険料算定の基礎となる賃金総額が事実と相違しているのに調査が不十分であったため、保険料および追徴金の徴収不足をきたしているものが前記労働基準局のうち北海道ほか２５労働基準局において見受けられ、これを是正させたものが、前記１５，０７５事業場の３．７％に当たる５６３事業場で１１，４０８，１１４円あり、これを労働基準局ごとに集計すると次表のとおりである。
　また、以上のほか、有期事業（事業の期間が予定される事業）にかかる保険料の徴収に関し、北海道ほか１９労働基準局につき、国および地方公共団体等が昭和３８年度中に発注した５，５４１工事について調査したところ、北海道ほか１７労働基準局において、１１５工事はすでに工事が終了しているものであるのに徴収処置をとっていなかったので注意したところ、保険料および追徴金４，２７２，００３円の徴収決定を了した。