都道府県名 | |||||||
工事 | 事業主体 | 工事費 | 左に対する国庫負担金 | 左のうち39年度までの交付済額 | 工事費から除外すべき額 | 左に対する国庫負担金相当額 | |
円 | 円 | 円 | 円 | 円 | |||
(一般会計の分) | |||||||
(600) | 北海道 | ||||||
天塩郡遠別町遠別海岸浸しょく対策 | 北海道 | 10,972,579 | 6,583,547 | 6,583,547 | 1,782,000 | 1,069,200 | |
護岸延長189メートルの新設にあたり、鋼矢板914枚の打込みは人力で施行することとし、1枚当り4,036円または4,491円と積算しているが、この種鋼矢板の打込みは機械を使用して施行するのが通例であり、これによれば1枚当り996円または1,075円で足り、本件工事費は1,782,000円が過大となっている。 | |||||||
(601) | 同 | ||||||
苫前郡初山別村初山別海岸38年災害復旧 | 北海道 | 17,360,000 | 13,888,000 | 13,888,000 | 2,881,000 | 2,304,800 | |
護岸延長149メートルの復旧にあたり、鋼矢板801枚の打込みは人力で施行することとし、1枚当り4,036円または4,491円と積算しているが、この種鋼矢板の打込みは機械を使用して施行するのが通例であり、これによれば1枚当り996円または1,075円で足り、本件工事費は2,881,000円が過大となっている。 | |||||||
(602) | 同 | ||||||
苫前郡初山別村初山別海岸浸しょく対策 | 北海道 | 13,250,000 | 7,950,000 | 7,950,000 | 1,147,000 | 688,200 | |
護岸延長87メートルの新設にあたり、鋼矢板350枚の打込みは人力で施行することとし、1枚当り4,036円と積算しているが、この種鋼矢板の打込みは機械を使用して施行するのが通例であり、これによれば1枚当り996円で足り、本件工事費は1,147,000円が過大となっている。 | |||||||
(603) | 同 | ||||||
留萠市留萠海岸浸しょく対策 | 北海道 | 7,780,000 | 4,668,000 | 4,668,000 | 579,000 | 347,400 | |
護岸延長113メートルの新設にあたり、鋼矢板376枚の打込みは人力で施行することとし、1枚当り2,669円と積算しているが、この種鋼矢板の打込みは機械を使用して施行するのが通例であり、これによれば1枚当り1,371円で足り、本件工事費は579,000円が過大となっている。 | |||||||
(604) | 北海道 | ||||||
磯谷郡蘭越町白井川37年災害復旧 | 蘭越町 | 39,001,000 | 38,532,988 | 38,532,988 | 1,026,000 | 1,013,688 | |
護岸延長1,776メートルの復旧にあたり、床止め1基のコンクリート291立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうちえん体79立米および左岸側壁30立米計109立米はつき固めが不十分であったためモルタルと砕石とが分離して内部に空げきを生じており、コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 88,363,579 | 71,622,535 | 71,622,535 | 7,415,000 | 5,423,288 | ||
(605) | 青森県 | ||||||
下北郡佐井村県道佐井脇野沢川内線38年災害復旧 | 青森県 | 4,163,393 | 2,826,943 | 2,826,943 | 715,000 | 485,485 | |
道路延長70メートルの復旧にあたり、土留擁壁141立米および側溝14立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち擁壁78立米、側溝3立米は粒度のこまかい不適格な砂を使用したなどのため強度が著しく低下しており、容易に破砕される状況である。 | |||||||
(606) | 東京都 | ||||||
荒川区尾久下水道幹線新設 | 東京都 | 162,198,134 | 40,549,533 | 40,549,533 | 2,098,000 | 524,500 | |
コンクリート暗きょ 396 メートルの新設にあたり、路面復旧1,151平米の路盤は切込砂利厚さ55センチメートル総量633立米を施行したことしているが、実際はうち722平米397立米は厚さ15センチメートルから41センチメートル程度で総量205立米を施行したにすぎないため路盤としての支持力が得られず強度が著しく低下し、すでに舗装の全面にき裂を生じている。 | |||||||
(607) | 静岡県 | ||||||
島田市伊久美川38年災害復旧 | 島田市 | 3,179,000 | 2,215,763 | 2,215,763 | 1,179,000 | 821,763 | |
流路延長226メートルの復旧にあたり、底張りコンクリート623平米は厚さ25センチメートル総量148立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は締切り、水替えおよび養生が不十分であったなどのため底張りとしての強度が著しく低下しており、すでにその一部は洗掘されている。 | |||||||
(608) | 京都府 | ||||||
船井郡丹波町高屋川37年災害復旧 | 京都府 | 4,651,000 | 3,102,217 | 3,102,217 | 833,000 | 555,611 | |
護岸延長95メートルの復旧にあたり、護岸基礎70立米および根固め十字ブロック100個100立米はいずれも配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は基礎およびブロック15個は締切り、水替えが不完全であったばかりでなく、コンクリートのつき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(609) | 兵庫県 | ||||||
三原郡西淡町阿那賀海岸36年災害復旧 | 兵庫県 | 12,428,000 | 8,289,476 | 8,289,476 | 2,263,000 | 1,509,421 | |
護岸延長255メートルの復旧にあたり、コンクリート擁壁1,091立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち298立米は下部140立米に土混りの不適格な骨材を使用し、つき固めも不十分であったなどのため擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(610) | 岡山県 | ||||||
倉敷市特別都市下水路八間川築造(第1工区) | 倉敷市 | 27,010,879 | 6,752,719 | 6,752,719 | 27,010,879 | 6,752,719 | |
水路延長615メートルの新設にあたり、玉石コンクリート擁壁1,723立米は配合比4:6で施行したこととしているが、実際は玉石の層と玉石コンクリートの層とに分離して打設し、コンクリートのつき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(611) | 同 | ||||||
倉敷市特別都市下水路八間川築造(第3工区) | 倉敷市 | 6,673,551 | 1,668,387 | 1,668,387 | 2,180,000 | 545,000 | |
水路延長285メートルの新設にあたり、隔壁コンクリート128立米の滑止めぐい286本は長さ1.8メートルのもので施行したこととしているが、実際は長さ80センチメートル程度のもので施行したにすぎないため、滑止めぐいとしての効果がなく、隔壁は不安定な状態となっている。 | |||||||
計 | 33,684,430 | 8,421,106 | 8,421,106 | 29,190,879 | 7,297,719 | ||
(612) | 広島県 | ||||||
三次市郷川38年災害復旧 | 広島県 | 2,370,800 | 1,581,323 | 1,581,323 | 1,077,000 | 718,359 | |
護岸延長66メートルの復旧にあたり、鉄線じゃかご129本は径15センチメートル内外の詰石総量382立米で施行したこととしているが、実際はうち78本は詰石198立米の4割程度を規格外の小径のもので施行したため容易に脱落する状況で、じゃかごとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(613) | 徳島県 | ||||||
鳴門市市道大島田線36年災害復旧 | 鳴門市 | 4,180,000 | 3,693,074 | 3,693,074 | 3,381,000 | 2,987,150 | |
道路延長208メートルの復旧にあたり、路側コンクリート擁壁241立米、基礎コンクリートブロック135立米はいずれも配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は擁壁の下部151立米および基礎ブロック135立米に玉石を混入しているばかりでなく、つき固めも不十分であったため内部に空げきを生じており、擁壁としての強度が著しく低下している。また、工事費の積算にあたって計算を誤り、擁壁のコンクリート量241立米を340立米としたため工事費331,000円相当額が過大となっている。 | |||||||
(614) | 長崎県 | ||||||
南松浦郡上五島町県道有川奈良尾線38年災害復旧 | 長崎県 | 943,000 | 754,400 | 754,400 | 725,000 | 580,000 | |
道路延長25メートルの復旧にあたり、土留コンクリート擁壁95立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は玉石を混入し、つき固めも不十分であったためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(615) | 同 | ||||||
南松浦郡富江町山手川災害関連 | 長崎県 | 8,064,000 | 4,949,700 | 4,949,700 | 1,516,000 | 930,523 | |
護岸延長413メートルの復旧にあたり、練積石垣1,459平米は控40センチメートルの雑石を使用し、胴込コンクリート平米当り0.14立米総量204立米を施行したこととしているが、実際はうち486平米は控28センチメートル程度の築石を使用し、胴込コンクリートは平米当り0.11立米程度総量189立米を施行したにすぎないため、 練積石垣としての強度が著しく低下しており、すでにき裂を生じている。 | |||||||
(616) | 長崎県 | ||||||
南松浦郡岐宿町惣津川38年災害復旧 | 岐宿町 | 3,516,000 | 3,463,260 | 3,463,260 | 283,000 | 278,755 | |
護岸延長366メートルの復旧にあたり、練積石垣539平米の胴込コンクリートは平米当り0.12立米総量64立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち399平米の47立米はつき固めが不十分であったためモルタルと砂利とが分離しており、胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 12,523,000 | 9,167,360 | 9,167,360 | 2,524,000 | 1,789,278 | ||
(617) | 熊本県 | ||||||
玉名郡長洲町行末川災害関連 | 熊本県 | 16,082,000 | 11,501,225 | 11,501,225 | 4,180,000 | 3,022,066 | |
護岸延長880メートルの復旧にあたり、法覆の植石コンクリート張り2,247平米316立米はコンクリートブロック積み1,627平米の上部に配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は配合の悪い粗悪なもので施行しているばかりでなく、つき固めも不十分であったため植石コンクリート張りとしての強度が著しく低下しており、すでに一部は崩壊し、その影響を受けてブロック積みも崩壊している。 | |||||||
(618) | 同 | ||||||
八代郡坂本村中谷川38年災害復旧 | 坂本村 | 8,659,000 | 8,477,161 | 8,477,161 | 494,000 | 483,626 | |
護岸延長202メートルの復旧にあたり、硬岩1,233立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,065円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り599円で足り、本件工事費は494,000円が過大となっている。 | |||||||
計 | 24,741,000 | 19,978,386 | 19,978,386 | 4,674,000 | 3,505,692 | ||
(619) | 大分県 | ||||||
佐伯市堅田川38年災害復旧 | 大分県 | 6,804,000 | 5,259,492 | 5,259,492 | 886,000 | 684,878 | |
護岸延長180メートルの復旧にあたり、根固捨石は1個当り80キログラムから100キログラムのもので499立米を施行したこととしているが、実際はうち449立米は1個当り30キログラムから60キログラム程度の規格外のもので施行したにずぎないため、根固めとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(620) | 大分県 | ||||||
日田郡栄村玖珠川39年災害復旧 | 大分県 | 6,094,000 | 4,424,916 | 4,424,916 | 1,210,000 | 878,592 | |
護岸延長226メートルの復旧にあたり、転石1,553立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,278円または1,391円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り616円で足り、本件工事費は1,210,000円が過大となっている。 | |||||||
計 | 12,898,000 | 9,684,408 | 9,684,408 | 2,096,000 | 1,563,470 | ||
(一般会計の分)合計 | 365,380,336 | 181,132,124 | 181,132,124 | 57,445,879 | 27,181,736 | ||
(道路整備特別会計の分) | |||||||
(621) | 北海道 | ||||||
石狩郡石狩町道道当別石狩線道路改良 | 北海道 | 10,500,000 | 7,000,000 | 7,000,000 | 1,515,000 | 1,010,000 | |
道路延長920メートルの改良にあたり、切込砂利2,199立米および砂1,785立米は31キロメートルの地点から運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱専属制運賃料金を採用し、立米当りいずれも1,380円と積算しているが、この種多量の切込砂利等を運搬する揚合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り切込砂利1,139円、砂1,146円となり、本件工事費は1,515,000円が過大となっている。 | |||||||
(622) | 同 | ||||||
釧路市道道尾幌昆布森釧路線舗装新設 | 北海道 | 32,093,671 | 24,070,253 | 24,070,253 | 18,608,000 | 13,956,000 | |
道路延長1,669メートルの舗装にあたり、基層18,301平米および表層18,318平米はいずれも厚さ5センチメートルのアスファルトコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち基層16,993平米は厚さ3.4センチメートルから6.2センチメートル、表層17,009平米は厚さ2.7センチメートルから6.5センチメートルでそれぞれ施行したため、舗装に不陸を生じており、舗装としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(623) | 同 | ||||||
千歳市道道支笏湖公園線舗装新設(第2工区) | 北海道 | 67,503,975 | 50,627,981 | 50,627,981 | 2,346,000 | 1,759,500 | |
道路延長2,280メートルの舗装にあたり、切込砂利14,543立米は28キロメートルの地点から運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱専属制運賃料金を採用し、立米当り1,173円と積算しているが、この種多量の切込砂利を運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り1,059円となり本件工事費は2,346,000円が過大となっている。 | |||||||
(624) | 北海道 | ||||||
千歳市道道支笏湖公園線舗装新設(第3工区) | 北海道 | 40,964,949 | 30,723,711 | 30,723,711 | 1,662,000 | 1,246,500 | |
道路延長1,300メートルの舗装にあたり、切込砂利8,292立米は28キロメートルの地点から運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱専属制運賃料金を採用し、立米当り1,173円と積算しているが、この種多量の切込砂利を運搬する揚合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り1,059円となり、本件工事費は1,662,000円が過大となっている。 | |||||||
(625) | 同 | ||||||
苫小牧市道道苫小牧港線道路改良 | 北海道 | 30,600,000 | 22,950,000 | 22,950,000 | 2,071,000 | 1,553,250 | |
道路延長2,260メートルの改良にあたり、切込砂利6,064立米は34キロメートルの地点から運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱重量制運賃料金を採用し、立米当り1,503円と積算しているが、この種多量の切込砂利を運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り1,230円となり、本件工事費は2,071,000円が過大となっている。 | |||||||
(626) | 同 | ||||||
苫小牧市道道苫小牧支笏湖線道路改良 | 北海道 | 10,792,880 | 7,195,253 | 7,195,253 | 813,000 | 542,000 | |
道路延長1,640メートルの改良にあたり、切込砂利2,201立米は32キロメートル、砂1,627立米は14キロメートルの地点からそれぞれ運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱専属制運賃料金を採用し、立米 当り切込砂利1,357円、砂683円と積算しているが、この種多量の切込砂利等を運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り切込砂利1,180円、砂660円となり、本件工事費は813,000円が過大となっている。 | |||||||
(627) | 北海道 | ||||||
中川郡幕別町道道幕別大樹線道路改良 | 北海道 | 40,480,015 | 30,360,011 | 30,360,011 | 2,196,000 | 1,647,000 | |
道路延長3,700メートルの改良にあたり、切込砂利11,824立米は18キロメートルの地点から運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱専属制運賃料金を採用し、立米当り836円と積算しているが、この種多量の切込砂利を運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り714円となり、本件工事費は2,196,000円が過大となっている。 | |||||||
計 | 232,935,490 | 172,927,209 | 172,927,209 | 29,211,000 | 21,714,250 | ||
(628) | 秋田県 | ||||||
秋田市川尻総社線街路新設 | 秋田県 | 15,639,489 | 10,426,326 | 10,426,326 | 4,197,000 | 2,798,000 | |
街路延長418メートルの新設にあたり、路盤8,596平米は上層を粒径50ミリメートル以下の砕石、砂、ねん土の混合材で厚さ10センチメートル総量859立米、下層を粒径45ミリメートル以下の切込砂利で厚さ15センチメートル総量1,289立米で施行したこととしているが、実際は上層路盤のうち7,638平米および下層路盤はいずれも粒径60ミリメートルから200ミリメートルのものを1割5分程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
(629) | 群馬県 | ||||||
邑楽郡明和村2級国道日光東京線舗装新設 | 群馬県 | 10,393,000 | 7,794,750 | 7,794,750 | 5,015,000 | 3,761,250 | |
道路延長920メートルの舗装にあたり、基層および表層5,988平米はいずれも厚さ5センチメートルのアスファルトコンクリートで施行したこととしているが、実際はアスファルト混合物の加熱等の施行管理が適切でなかったためアスファルトと骨材とが分離していて、すでに舗装にき裂を生じている。 | |||||||
(630) | 群馬県 | ||||||
多野郡吉井町2級国道東京小諸線道路改良 | 群馬県 | 25,245,600 | 18,934,200 | 18,934,200 | 8,880,000 | 6,660,000 | |
道路延長1,773メートルの改良にあたり、下層路盤14,144平米は粒径50ミリメートル以下の切込砂利で厚さ30センチメートル総量4,243立米を施行したこととしているが、実際は粒径60ミリメートルから250ミリメートルのものを1割5分程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
(631) | 同 | ||||||
多野郡吉井町県道高崎吉井線道路改良 | 群馬県 | 5,191,500 | 3,461,000 | 3,461,000 | 2,221,000 | 1,480,666 | |
道路延長442メートルの改良にあたり、下層路盤3,518平米は粒径50ミリメートル以下の切込砂利で厚さ30センチメートル総量1,055立米を施行したこととしているが、実際は粒径60ミリメートルから250ミリメートルのものを2割程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
計 | 40,830,100 | 30,189,950 | 30,189,950 | 16,116,000 | 11,901,916 | ||
(632) | 東京都 | ||||||
江東区南砂町砂町川橋りょうPCけた | 東京都 | 8,270,000 | 5,513,333 | 5,513,333 | 1,296,000 | 864,000 | |
橋りょう延長26メートルの新設にあたり、PCけた長さ8.4メートルもの154本および9.4メートルもの77本はこれを製作することとし、1本当り25,430円または30,269円に諸経費等相当額4,086円または4,864円を見込み29,516円または35,133円とそれぞれ積算しているが、この種規格品は一般に製造業者から購入することができるものであり、これによれば23,900円または27,600円程度で足り、本件工事費は1,296,000円が過大となっていいる。 | |||||||
(633) | 神奈川県 | ||||||
藤沢市藤沢駅川名線街路新設 | 神奈川県 | 9,073,666 | 6,049,110 | 6,049,110 | 874,000 | 582,666 | |
街路延長167メートルの新設にあたり、捨土10,923立米は2キロメートルの地点へ運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱重量制運賃料金を採用し、立米当り330円と積算しているが、この種多量の土砂を 運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り235円で足り、本件工事費は874,000円が過大となっている。 | |||||||
(634) | 新潟県 | ||||||
北蒲原郡安田町県道新発田五泉線安田橋架換 | 新潟県 | 84,741,000 | 56,494,000 | 56,494,000 | 3,911,000 | 2,607,333 | |
橘りょう延長465メートルの架換えにあたり、PCけたのシースはロス10%を見込み1メートル当り径45ミリメートルもの100円、径35ミリメートルもの80円、PC導入費は1本当り縦締め3,000円、横締め1,500円、グラウト費は径7ミリメートルもの150円、径5ミリメートルもの100円とそれぞれ積算しているが、本院で調査したところ、シースはロス2%を見込み径45ミリメートルもの70円、径35ミリメートルもの60円、PC導入費は縦締め1,920円、横締め960円、グラウト費は径7ミリメートルもの60円、径5ミリメートルもの40円で足り、主けたコンクリートの過少積算分252,265円を考慮しても、本件工事費は3,911,000円が過大となっている。 | |||||||
(635) | 静岡県 | ||||||
駿東郡裾野町県道三島裾野線舗装新設 | 静岡県 | 6,664,000 | 4,442,666 | 4,442,666 | 6,664,000 | 4,442,666 | |
道路延長438メートルの舗装にあたり、基層3,121平米および表層3,247平米はいずれも厚さ5センチメートルのアスファルトコンクリートで施行したこととしているが、実際は練合せの不十分なアスファルトコンクリートで施行しアスファルトと骨材とが分離しているなどのため、舗装としての強度が著しく低下し、すでに舗装の全面にき裂を生じている。 | |||||||
(636) | 大阪府 | ||||||
大阪市市道築港深江線舗装新設 | 大阪市 | 27,893,000 | 18,595,333 | 18,595,333 | 3,515,000 | 2,343,333 | |
街路延長493メートルの舗装にあたり、基層9,695平米は厚さ6センチメートルのアスファルトコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち3,588平米は3.7センチメートルから5.5センチメートル程度で施行したにすぎないため、舗装に不陸を生じており、舗装としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(637) | 兵庫県 | ||||||
神崎郡神崎町県道姫路豊岡線道路改良 | 兵庫県 | 11,097,000 | 7,398,000 | 7,398,000 | 361,000 | 240,666 | |
道路延長1,116メートルの改良にあたり、下層路盤8,129平米は粒径50ミリメートル以下の切込砂利で厚さ20センチメートルから45センチメートル総量2,804立米を施行したこととしているが、実際はうち843平米の切込砂利252立米は粒径60ミリメートルから250ミリメートルのものを3割程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
(638) | 同 | ||||||
高砂市2級国道荒井環状線舗装新設 | 兵庫県 | 9,331,520 | 6,221,013 | 6,221,013 | 671,000 | 447,333 | |
街路延長380メートルの新設にあたり、土砂2,677立米は人力により掘さくすることとして立米当り113円または415円と積算し、また、捨土1,671立米は2キロメートルの地点へ運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱重量制運賃料金を採用し、立米当り333円と積算しているが、この種掘さくは機械により施行するのが通例であり、これによれば立米当り85円または148円で足り、また、捨土は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り123円で足り、本件工事費は671,000円が過大となっている。 | |||||||
計 | 20,428,520 | 13,619,013 | 13,619,013 | 1,032,000 | 687,999 | ||
(639) | 島根県 | ||||||
益田市益田加計線街路新設 | 島根県 | 6,436,055 | 4,290,703 | 4,290,703 | 844,000 | 562,666 | |
街路延長674メートルの新設にあたり、下層路盤7,280平米は粒径50ミリメートル以下の切込砂利で厚さ20センチメートル総量1,456立米を施行したこととしているが、実際はうち2,200平米の切込砂利440立米は粒径60ミリメートルから200ミリメートルのものを2割程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
(640) | 徳島県 | ||||||
美馬郡脇町2級国道徳島高松線道路改良 | 徳島県 | 10,138,580 | 7,603,935 | 7,603,935 | 2,676,000 | 2,007,000 | |
道路延長1,000メートルの改良にあたり、下層路盤7,000平米は粒径50ミリメートル以下の切込砂利で厚さ30センチメートル総量2,100立米を施行したこととしているが、実際は粒径60ミリメートルから250ミリメートルのものを1割8分程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効果が著しく低下している。 | |||||||
(641) | 徳島県 | ||||||
美馬郡脇町県道鳴門池田線舗装新設 | 徳島県 | 13,538,331 | 9,025,554 | 9,025,554 | 855,000 | 570,000 | |
道路延長1,522メートルの舗装にあたり、表層8,987平米は厚さ5センチメートルのアスファルトコンクリートで施行したこととしているが、実際はうち1,542平米は木片が混入した細骨材を使用したためアスファルトと骨材とが分離しており、アスファルトコンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 23,676,911 | 16,629,489 | 16,629,489 | 3,531,000 | 2,577,000 | ||
(642) | 長崎県 | ||||||
長崎市市道II2.15号滑石線街路新設 | 長崎県 | 1,613,000 | 1,075,333 | 1,075,333 | 394,000 | 262,666 | |
街路延長78メートルの新設にあたり、中硬岩686立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,391円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り811円で足り、本件工事費は394,000円が過大となっている。 | |||||||
(643) | 熊本県 | ||||||
阿蘇郡南小国村県道竹田小国線特殊改良 | 熊本県 | 2,541,000 | 1,270,500 | 1,270,500 | 694,000 | 347,000 | |
道路延長148メートルの改良にあたり、転石511立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,732円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り599円で足り、本件工事費は694,000円が過大となっている。 | |||||||
(644) | 同 | ||||||
菊池郡七城村県道山鹿大津線道路改良 | 熊本県 | 17,768,000 | 11,845,333 | 11,845,333 | 616,000 | 410,666 | |
道路延長1,834メートルの改良にあたり、練積石垣752平米の胴込コンクリートは平米当り0.18立米総量135立米を配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際 は配合の悪い粗悪なもので3分の1程度を施行したにすぎないため胴込コンクリートとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
計 | 20,309,000 | 13,115,833 | 13,115,833 | 1,310,000 | 757,666 | ||
(645) | 大分県 | ||||||
大野郡野津町県道竹田野津線道路改良 | 大分県 | 4,872,000 | 3,248,000 | 3,248,000 | 581,000 | 387,333 | |
道路延長313メートルの改良にあたり、硬岩1,042立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,100円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り616円で足り、本件工事費は581,000円が過大となっている。 | |||||||
(646) | 同 | ||||||
大分市津留都市改造 | 大分市 | 22,358,000 | 14,905,333 | 14,905,333 | 877,000 | 584,666 | |
街路延長324メートルの新設にあたり、路盤4,685平米は砂を厚さ20センチメートル総量937立米、切込砂利を粒径80ミリメートル以下で厚さ50センチメートル総量2,342立米を施行したこととしているが、実際はうち688平米は砂を全く施行していないため支持力が低下しており、また、418平米は切込砂利に粒径90ミリメートルから200ミリメートルのものを1割7分程度混入しているため均一な支持力が得られず、路盤としての効力が著しく低下している。 | |||||||
計 | 27,230,000 | 18,153,333 | 18,153,333 | 1,458,000 | 971,999 | ||
(647) | 鹿児島県 | ||||||
西之表市県道国上安城中種子線道路改良 | 鹿児島県 | 16,565,827 | 12,424,370 | 12,424,370 | 442,000 | 331,500 | |
道路延長1,111メートルの新設にあたり、964メートルの間の路面3,917平米は砂利を厚さ20センチメートル総量783立米で施行したこととしているが、実際は2,242平米は厚さ10センチメートル程度、1,675平米は厚さ15センチメートル程度で総量475立米を施行したにすぎず、工事費442,000円相当額が出来高不足となっている。 | |||||||
(道路整備特別会計の分)合計 | 542,306,058 | 383,946,001 | 383,946,001 | 74,795,000 | 53,405,660 | ||
(治水特別会計の分) | |||||||
(648) | 東京都 | ||||||
西多摩郡日の出村幸神川通常砂防 | 東京都 | 9,670,000 | 6,446,666 | 6,446,666 | 849,000 | 566,000 | |
流路延長253メートルの新設にあたり、中硬岩779立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,850円または2,655円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り1,042円で足り、本件工事費は849,000円が過大となっている。 | |||||||
(649) | 大阪府 | ||||||
富田林市蒲川通常砂防 | 大阪府 | 5,615,000 | 3,743,333 | 3,743,333 | 3,613,000 | 2,408,666 | |
えん堤延長20メートルの新設にあたり、えん体のコンクリート384立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はうち下部182立米はつき固めが不十分であったなどのためモルタルと砂利とが分離して内部に空げきを生じており、えん堤としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(650) | 奈良県 | ||||||
桜井市大谷川通常砂防 | 奈良県 | 8,532,000 | 5,688,000 | 5,688,000 | 526,000 | 350,666 | |
流路延長169メートルの新設にあたり、転石852立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,296円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り706円で足り、本件工事費は526,000円が過大となっている。 | |||||||
(651) | 島根県 | ||||||
益田市益田川中小河川改修 | 島根県 | 14,846,115 | 7,423,057 | 7,423,057 | 1,168,000 | 584,000 | |
河川延長204メートルの改修にあたり、捨土11,195立米は500メートルの地点へ運搬することとし、その運搬費は貨物自動車運送事業運賃料金の5トン積みトラック車扱重量制運賃料金を採用し、立米当り333円と積算しているが、この種多量の土砂を運搬する場合は自家用ダンプトラックを使用することとして運搬費を積算するのが通例であり、これによれば立米当り229円で足り、本件工事費は1,168,000円が過大と なっている。 | |||||||
(652) | 徳島県 | ||||||
美馬郡一宇村明谷通常砂防 | 徳島県 | 2,850,000 | 1,900,000 | 1,900,000 | 2,850,000 | 1,900,000 | |
流路延長89メートルの新設にあたり、コンクリート擁壁255立米は配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際は不純物の混入した不適格な砂を使用したばかりでなく、冬期間の施行であるにもかかわらず養生が不十分であったため凍結し、擁壁としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(653) | 香川県 | ||||||
大川郡寒川町鴨部川中小河川改修 | 香川県 | 3,501,000 | 1,750,500 | 1,750,500 | 776,000 | 388,000 | |
河川延長238メートルの改修にあたり、鉄線じゃかご112本は径15センチメートル内外の詰石総量127立米で施行したこととしているが、実際は詰石の4割程度を規格外の小径のもので施行したため容易に脱落する状況で、じゃかごとしての強度が著しく低下している。 | |||||||
(654) | 愛媛県 | ||||||
伊予三島市不老谷川通常砂防 | 愛媛県 | 5,716,600 | 3,811,066 | 3,811,066 | 1,759,000 | 1,172,666 | |
流路延長97メートルの新設にあたり、4号、5号両床止めのえん体計220立米のコンクリートは配合比1:3:6で施行したこととしているが、実際はコンクリートのつき固めが不十分であったためモルタルと砕石とが分離して内部に空げきを生じており、えん体としての強度が著しく低下している。 | |||||||
(655) | 高知県 | ||||||
幡多郡大小町西の谷川通常砂防 | 高知県 | 3,146,860 | 2,097,906 | 2,097,906 | 446,000 | 297,333 | |
えん堤延長23メートルの新設にあたり、水たたき52立米および垂直壁56立米は配合比1:3:6のコンクリートで施行したこととしているが、実際は水たたきのコンクリートは多量の水を使用し、つき固めも不十分であったため、内部に空げきを生じており、水たたきとしての強度が著しく低下している。 また、垂直壁の水通し部分12立米は水替えが不十分であったためモルタルと砂利とが分離している。 | |||||||
(656) | 熊本県 | ||||||
阿蘇郡南小国村中原川小規模河川改修 | 熊本県 | 5,618,000 | 2,247,200 | 2,247,200 | 699,000 | 279,600 | |
河川延長193メートルの改修にあたり、転石1,033立米、硬岩367立米の掘さくは人力によりせん孔することとし、立米当り1,065円と積算しているが、この種多量の岩石を掘さくする場合は機械を使用してせん孔するのが通例であり、これによれば立米当り599円で足り、本件工事費は699,000円が過大となっている。 | |||||||
(治水特別会計の分)合計 | 59,495,575 | 35,107,728 | 35 ,107,728 | 12,686,000 | 7,946,931 | ||
総合計 | 967,181,969 | 600,185,853 | 600,185,853 | 144,926,879 | 88,534,327 |