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  • 昭和40年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第6節 各所管別の事項|
  • 第3 大蔵省|
  • 昭和39年度決算検査報告掲記の是正改善の処置を要求した事項に対する処置状況

普通財産の管理について


 昭和39年度決算検査報告掲記の是正改善の処置を要求した事項に対する処置状況

 普通財産の管理について

 大蔵省所管の普通財産について、不法占拠されているのに適確な処置がとられていなかったり、契約未済または貸付料の更新未済で使用料の徴収処置がとられていなかったり、契約の目的に違反した事態となっていたり、財産の実態が明らかでないのに確認の処置がとられていなかったりするなど管理が当を得ないと認められるものが多数見受けられたので、適切な処置を講ずるよう、昭和40年11月、是正改善の処置を要求したところ、大蔵省においては、不法占拠されまたは契約未済となっている財産については、一定基準による優先順位を定め重点的に処理することとしたり、貸付料の更新未済となっているものについては、その算定基準を改正して貸付事務の促進を図ったり、契約において用途を指定した財産については、違反の有無について監査を励行するとともに売払財産について買いもどし特約の登記を行なうこととしたり、実態不明財産については、経済的価値の高いものを日限を定め早急に調査することとしたりするなど逐次是正の処置を講じており、指摘した3,284件のうち是正済のものは41年9月末現在1,804件となっている。