既設電話の宅内装置のうち老朽化した屋外線、屋内線の取替えを主体とした保全強化工事等の予定価格の積算にあたって、単に既設の屋外線または屋内線を取り替えるだけの単純な工程の工事であるのに、自動改式または分局開始の際における屋外線、屋内線等宅内装置の取替工事に適用するための標準単価を準用しているのは適当とは認められないばかりでなく、その準用にあたっても施行部局によりまちまちになっている実情であるので、この種工事の合理的な標準工数を基とした標準単価を作成し、工事の経済的施行を図るよう、昭和42年11月改善の意見を表示したところ、日本電信電話公社においては、43年2月から9月までの間に、本件工事について、全国的に加入者密度、作業内容、作業季節別等各種作業条件下における工数の実態調査を行ない、43年度第4四半期からの実施を目途に、実態に適応する標準単価の作成を検討中である。