国庫金、国有財産および物品

---

第３　国庫金、国有財産および物品

（国庫金）

　昭和４４年３月末における日本銀行政府預金勘定残高は、前年同期に比べると、次表のとおりである。

（国有財産）

　昭和４３年度国有財産増減及び現在額総計算書における国有財産の年度末現在額は、次表のとおりである。

　４３年度末現在額を前年度末現在額に比べると、年度中に増加した額は６２１８億２４６８万余円、減少した額は２１８３億１１２２万余円で、差引き４０３５億１３４５万余円増加している。
　年度中に増加したもののうちおもなものは、出資によるもの１９４７億７２６２万余円、建物の新築によるもの８２０億３２６６万余円、工作物の新設によるもの５３９億３６５７万余円、船舶および航空機の新造によるもの３２７億３１７９万余円、土地等の購入によるもの２３４億５３１２万余円である。また、年度中に減少したもののうちおもなものは、土地等の売払によるもの２４４億７２５１万余円、立木竹の実査によるもの１０８億３７８０万余円、出資金回収によるもの７６億７８９６万余円、建物等の取りこわしによるもの５８億７８６３万余円、土地等の交換によるもの５８億０４２９万余円である。
　また、昭和４３年度国有財産無償貸付状況総計算書における無償貸付財産の年度末現在額は、次表のとおりである。

（物品）

　昭和４３年度物品増減及び現在額総計算書における物品の年度末現在額は、次表のとおりである。

　４３年度末現在額を前年度末現在額に比べると、年度中に増加した額は１７９１億１４２９万余円、減少した額は１２７５億６５２２万余円で、差引き５１５億４９０６万余円増加している。
　年度中に増加したもののうちおもなものは、防衛用航空機用機器４１９億１３１８万余円、車両及び軌条３２５億３０２９万余円、防衛用武器２４５億６９６４万余円である。また、年度中に減少したもののうちおもなものは、防衛用航空機用機器３７８億９０４１万余円、車両及び軌条２７７億３８６０万余円、土木機器１９０億３４００万余円である。