昭和４３年度決算検査報告
昭和４３年１１月から４４年１０月までの間に物品管理職員が物品を亡失しまたは損傷した事実について所管庁から報告を受理したものは４，７７７件４４７，４６５，０８０円であり、これに繰越し分７件９，９３４，２５６円を加え、処理を要するものは４，７８４件４５７，３９９，３３６円である。そのうち上記の期間内に処理したものは４,７５２件４３４,２０２,１４０円であり、また、処理を要するものおよび処理したものの所管別内訳は次表のとおりである。
処理をしたもののうち物品管理職員に弁償責任があると検定したものは郵政省の１件４２１，０００円である。これは、郵便局の分任切手類管理官補助者が金庫に格納しないで放置していた切手類を窃取されたものである。
なお、総理府の金額が多いのは防衛庁において供用中の物品を亡失しまたは損傷したものが多いからであり、また、農林省の金額が多いのは天災等により多量の食糧を亡失しまたは損傷したからである。