特別会計

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第２　特別会計

　会計検査院が特別会計歳入歳出決算の金額と日本銀行の提出した計算書の金額を対照したところ、厚生省所管厚生保険特別会計および農林省所管国有林野事業特別会計の収納済歳入額において、次表のとおり符合しないものがあった。

　厚生保険特別会計の収納済歳入額が日本銀行の提出した計算書の金額より少ないのは、社会保険事務所の歳入金で、昭和４５年度歳入金を４４年度分と誤認して日本銀行に更正整理させたものが３，５６６円あったためである。
　国有林野事業特別会計の収納済歳入額が日本銀行の提出した計算書の金額より多いのは、国有林野事業勘定において、４５年３月末に郵便局等に納付された営林局の歳入金のうち、この勘定の日本銀行における４４年度歳入金の受入期限である４５年３月３１日までに日本銀行に払い込まれなかったものが５，６４１，６８５円あり、他方、営林局の前年度の歳入金のうち、４４年度に日本銀行に払い込まれたものが３，３６５，９４１円あったためである。
　なお、郵政省所管郵政事業特別会計では、他の会計と異なり、日本銀行はこの会計の歳入金の一部を取り扱っているだけで、その他の歳入金および歳出金はすべて郵政官署が取り扱っているなどのため、同会計の歳入歳出決算の金額は日本銀行の提出した計算書の金額と符合しないものである。