東海道新幹線および在来線の交流電化区間に設置されている変電所において、電力の力率が電力会社の電気供給規程による力率85%の基準を下回っているため基本料金を割増しされている事例が見受けられ、進相コンデンサを設置して力率改善を図る要があると認められたので、昭和45年11月、是正改善の処置を要求した。
これに対し、日本国有鉄道では、46年度に、東海道新幹線羽島ほか2変電所について所要の進相コンデンサ設置工事に着手したほか、東海道新幹線新高塚ほか9変電所および在来線の盛岡ほか6変電所についても設置工事を実施すべく準備を進めている。