農業改良資金の貸付けが不当と認められるもの

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（９５）　農業改良資金の貸付けが不当と認められるもの

　上記の６２名に対する５４，３５１，３００円の貸付けにおいて、２６，６８３，６１３円の貸付けが不当と認められ、ひいては国庫補助金相当額１７，６１０，４５６円が補助の目的にそわない結果になっていると認められる。
　これは、北海道ほか33県における貸付け４９，２５８事項１１，３４０，４７１，０００円（うち昭和４５年度分２１，０１９事項４，５２５，０１４，０００円）のうち５５７事項６６９，６１０，２３４円（うち４５年度分３０７事項３７０，５６６，３５０円）について調査した結果である。
　いま、これを県別に集計して掲げると別表 のとおりである。

(注) 　東北、関東、北陸、東海、近畿、中国四国、九州各農政局

(説明)

　この事業は、都道府県が、国の補助金と自己資金等によって資金を造成し、農業経営の改善を図る技術の導入に必要な資金を農業者等に対して無利子で貸し付けるものである。この資金に充てるため、４６年度には国庫補助金２，７３８，４６８，０００円が４３道府県に交付されている。
　しかして、前記の３４道県が行なった貸付けの適否および農業者等の貸付金使用の状況を本院が調査したところ、青森ほか１７県が行なった貸付けのうち５４，３５１，３００円について、次のとおり不当と認められるものがあった。

　このため、上記の貸付金２６，６８３，６１３円に対する国庫補助金相当額１７，６１０，４５６円が補助の目的にそわない結果になっていると認められた。