住宅管理事業では、47事業年度末の管理戸数は賃貸住宅438,224戸、分譲住宅229,514戸で、同事業年度の住宅管理及び譲渡収入は1479億1724万余円(家賃収入597億5047万余円、分譲住宅収入641億4707万余円等)となっている。しかして、住宅管理の状況についてみると、同事業年度において管理している賃貸住宅のうちには、立地条件が良好でないなどのため相当期間空き家になっているものが幸手団地ほか15団地において相当数あり、また、関係地方公共団体との調整がつかなかったなどのため住宅完成後も相当期間住宅の用に供することができなかったものが稲毛海浜ニュータウン第1ほか11団地14,702戸ある。
宅地造成事業では、336億4109万余円で造成工事等を施行し、造成用地540万余m2 を496億8508万余円で購入している。宅地造成費の債務負担済み額は、予算現額1190億0934万余円に対し885億6687万余円で、前事業年度に比べて347億8886万余円増加しているが、一方、用地買収がはかどらなかったなどのため304億4183万余円を翌事業年度に繰り越している。しかして、工事の施行状況についてみると、関係地方公共団体との調整がつかなかったなどのため長期間工事を中止したものが相当件数ある。また、造成宅地の処分状況についてみると、47事業年度で住宅用地等399万余m2 を譲渡しており、造成後、未譲渡になっている住宅用地が事業年度末現在で163万余m2 130億0335万余円となっているが、なかには当初予想したより需要が少なかったなどのため長期間譲渡できないままになっているものがある。