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  • 昭和49年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 所管別の事項|
  • 第7 通商産業省|
  • 昭和48年度決算検査報告掲記の意見を表示し又は処置を要求した事項に対する処置状況

輸出保険特別会計の保険料の徴収等の経理について


輸出保険特別会計の保険料の徴収等の経理について

 (昭和48年度決算検査報告参照)

 輸出保険特別会計において、保険引受け後相当期間を経過じているのに、保険料額の算出等保険引受けの際行うべき経理もしないままとなっているものが多数あり、また、このため、損益計算書及び貸借対照表に推計額を計上しているものが見受けられ、徴収決定を速やかに行うなど経理処理を促進するとともに、関係職員に対する指導監督、研修等を徹底するなどして経理の適正を期する要があると認められたので、昭和49年11月に是正改善の処置を要求した。
 これに対し、通商産業省では、徴収等に関する事務が遅延していた保険料61億4357万余円について、保険料額の算出、徴収決定等の経理処理を行うとともに、この結果により47、48両年度の歳入歳出決定計算書等の訂正手続をし、また、経理処理の促進を図るため、50年10月に事務処理規程を改正し、関係職員に対して研修を実施するなどの処置を講じた。

 上記の訂正手続を受けて50年4月15日付けで内閣が行った昭和47年度及び昭和48年度通商産業省所管輸出保険特別会計歳入歳出決定計算書等の一部訂正によって異動したものは次のとおりである。

(昭和47年度)

損益計算書
 次年度繰越未経過保険料 15,568,547,000円 12,354,902,000円
 異常危険準備金繰入 401,118,373円 2,787,018,136円
 保険料 9,984,867,033円 9,157,121,796円
貸借対照表
 未収保険料 6,192,497,446円 5,364,752,209円
 未経過保険料 15,568,547,000円 12,354,902,000円
 異常危険準備金 3,976,331,457円 6,362,231,220円

(昭和48年度)

歳入歳出決定計算書
 本年度利益 6,345,508,214円 7,592,830,977円
損益計算書
 次年度繰越未経過保険料 14,425,416,000円 12,350,348,000円
 異常危険準備金繰入 3,658,167,366円 2,597,519,223円
 本年度利益 6,345,508,214円 7,592,830,977円
 保険料 7,690,050,502円 9,015,202,122円
 前年度繰越未経過保険料 15,568,547,000円 12,354,902,000円
貸借対照表
 未収保険料 6,896,276,832円 7,393,683,215円
 未経過保険料 14,425,416,000円 12,350,348,000円
 異常危険準備金 7,634,598,823円 8,959,750,443円
 本年度利益 6,345,508114円 7,592,830,977円