高速道路等工事において、敷砂層等の材料選定及び施工管理に当たって、材料の透水性についての試験方法等が適切でなかったため不経済な結果になっていたり、工事が所期の目的を達していなかったりしている事例が見受けられ、設計要領、施工管理試験要領等を整備する要があると認められたので、昭和49年12月に是正改善の処置を要求した。
これに対し、日本道路公団では、敷砂層等に使用する材料の品質基準及び品質確認の方法を明確にするため、50年7月及び9月に設計要領、施工管理試験要領及び土木工事試験方法の改定、追加を行って、工事施行の適正を期する処置を講じた。